ドイツで発祥したといわれるクリスマス・マーケット(ドイツ語ではWeihnachtsmarkt)。
イエス・キリストの降臨を待ち望むアドヴェント(クリスマスの4回前の日曜日から当日まで)の期間に各地で催され、その数は大都市だけで2,500を超えるといいます。
そして、ドイツで最古のクリスマス・マーケットはここフランクフルトにて1393年に開催されたそう。
会場では名物グリューワイン(ホット・ワイン)を飲みながらゆっくりまわるのがお約束。
ラム酒入りのグリューワインを選んだら一口でホッカホカ!スパイスと甘さで、体の芯から温まります。
カップはデポジット制。お店に戻せばカップ代が戻ってくる仕組みです。
会場によってデザインが異なり、毎年リニューアルされるので、持ち帰って記念にコレクションするのも素敵ですよね。

屋台はそれぞれ趣向を凝らした装飾で、見るだけでも楽しい!

こちらのお店はRot(赤)がテーマカラー。同じく赤いニット帽がキュートなおばあちゃまが、サンタクロースの人形や木製の飾り物を売っています。

Lebkuchen(レープクーヘン)と呼ばれるケーキを売る店。
香辛料と柑橘の皮、ナッツ、蜂蜜を用いて作られていて、独特のお味。
”Ich Liebe dich(I love you)”などメッセージが描かれたものもありますよ♡

こちらはポップコーンやチョコレートなども扱っています。
派手な看板の装飾に目を奪われます。

栗をその場で焼いてくれる店を発見。
このプレゼンテーションに惹かれてか、行列ができるほどの人気ぶり。

そして、広場の奥で一番賑わっていたのは、、、
光り輝く大きなメリーゴーラウンド!

この時期ばかりは大人も童心に返ってはしゃいでいます。
木組みの建物をバックに輝く大きなクリスマスツリーが美しい。

初めて訪れた本場のクリスマスマーケットは、想像していた以上に華やかで、大掛かりなものでした。
14世紀に発祥した当初は、年末に向けて日用品を買うためだけのささやかであったマーケット。
それがここまで商業的に大きく発展し、今では世界から観光客が押し寄せるほどの規模になりました。
この先も、伝統を守りつつ、永く受け継がれてほしいものです。