フランクフルト近郊の温泉療養地Wiesbaden(ヴィースバーデン)。
車で30分足らずの好アクセスに、治安の良さ、美しい街並みと公園、そしてカジノが楽しめるとあって、敢えてこちらに居を構えて市内まで通勤するドイツ人も少なくないそうです。
なんと15もの温泉源に恵まれ、その鉱泉はかつてのローマ時代から知られていたとか。周囲を山地で守られた穏やかな気候に、大戦前からの由緒ある建造物も多く残り、観光地としても定着、外国人の居住率も高いようです。
今回の目的はクリスマス・マーケット。
愛称である❝Sternschnoppenmarkt❞『流れ星マルクト』の電飾が輝くエントランスを抜けると別世界!

整然と立ち並ぶ店の間を、大切なひとと一緒にゆっくりと歩いて楽しむひととき。皆幸せそう。

雨上がりの紺碧の空に映える教会の厳かなこと。
いつの時代もこの街の変遷をずっと見つめてきたのでしょう。

ワインを出す店はどこのマルクトでも必ず大盛況。
こちらでは白のグリューワインがいただけます。

カップも可愛らしいですね。

手作りの提灯、キャンドルを売る店。
ほんのり温かい灯り。

スパイスの効いたクリスマスクッキーが所狭しと並びます。シュトーレンもありましたよ。

愛らしい絵柄が彫られた木製のカッティングボードや吊りオーナメントを売る店。
生産者の話を聞きながら直接購入できることもマルクトの醍醐味ですね。

マルクト名物のくるみ割り人形!

こちらの飲食店の屋根の装飾は巨大クリスマスピラミッド!!!思わず皆立ち止まって見入っていました。
クリスマスピラミッドはエルツ地方の民芸木工品で、古くはツリーの代わりに飾られていたそうですよ。

子供たちには実際に乗れるミニ・トレインが用意されていて、大人気。

もちろんメリー・ゴーラウンドも外せません。

ステージではクリスマスソングを演奏するプログラムが次々と繰り広げられていました。

なにやら美味しそうな香ばしい匂いが、、、
その正体はピッツア!
嬉しいことに、窯ごと設置されていて、焼き立てを売っています。

ほくほくのジャガイモとベーコンの塩気で、グリューワインが止まりません。

店の数ではフランクフルトより小規模なものの、とてもよくオーガナイズされていて、美しい装飾に、多様な業態の店に、見応え充分なヴィースバーデンのマルクトでした。