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ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ファイナル・デッドブラッド」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

大学生のステファニーは、祖母が死ぬ悪夢を繰り返し見て苦しんでいた。それがただの夢ではないと確信した彼女は、祖母を捜すため故郷へ向かう。やがて、50年以上語られてこなかった「死の連鎖」の原点にたどり着き、「運命には逆らえない」という不条理な法則がいまなお続いていることを知る。

というお話です。

 

 

1969年、アイリスとポールは新しく出来た高層タワーレストラン・スカイビューのグランドオープンに行く。レストランには入れずに屋上でポールはアイリスにプロポーズをするのだが、その直後にタワーは崩れ始め中にいた全員が死亡する。という未来をタワーの屋上で見てしまったアイリスは、その起点となる出来事をその手で止めてしまう。

2024年、アイリスの孫であるステファニーは高層タワーレストランで祖父母が無くなるという夢を毎日のように見るようになる。これはおかしいと思い、祖母アイリスに会おうとするが、叔父ハワードは祖母には会わない方が良いと言うが、何とか祖母の家を聞いて尋ねることにする。



 

祖母の家は厳重に管理され要塞のようになっていた。ステファニーが訪ねるとアイリスは既に末期ガンに侵されていたが、それでも家族を守るために生きていた。アイリスの話では、スカイビューの崩壊を阻止したために、その時に死ぬはずだった人間とその子孫を死ぬべき順序で死神が殺しているらしい。信じられないステファニーだが、アイリスは自分の身をもってそれが現実であることを教える。

目の前でアイリスが死亡し、アイリスの主張を信じたステファニーは、アイリスが長年記録したデータをもとに死神の連鎖を止めようと、家族一同と姿を消していた母親と共に死神の動きを監視することにする。しかしどこから罠をかけるか解らずに苦戦を強いられる。そして…。後は、映画を観てくださいね。

 

 

相変わらず、このシリーズは面白いなぁ。ファイナルデッドシリーズは、

第1作 ファイナル・デスティネーション(2000年)
第2作 『デッドコースター』(2003年)
第3作 『ファイナル・デッドコースター』(2006年)
第4作 『ファイナル・デッドサーキット 3D』(2009年)
第5作 『ファイナル・デッドブリッジ』(2011年)

ときて、今回の6作 『ファイナル・デッドブラッド』となりました。

 

どれも面白かったけど、やはり最初の飛行機が爆発するのが面白かったなぁ。あの後、生き残った人々が次々と殺されて、一度回避すると最後に回されてまた殺されそうになるという法則が決まっていることに、これよく考えたなと感心したものです。

 

今作は、このループの現況となった事件が描かれます。1969年に起きるハズだった高層タワー崩壊事件です。1つのコインによってそのタワーは崩壊するハズでした。なんたって工期が5か月も短縮出来たと話題になっているんだけど、工期を5ヵ月も短縮したら手抜き工事でしょ~!アイリスも映画の中で大丈夫なの?と聞いていますから。

 

 

ですが、タワー崩壊を予知したアイリスのおかげで死人はほとんど出ずに終わります。ここで死神は怒りますよね。沢山の命を持って行くつもりだったのにダメになったんですから。そしてタワー崩壊で死ぬはずだった人々を殺し始めるんです。その死ぬ順番の中に、あの飛行機事故があったり、高速道路での事故やジェットコースターの事故も関係するようでした。

 

アイリスは自分や自分の家族の身が危ないと思って、自分の子どもたちを家の中に閉じ込めて暮らさせていたらしく、今は子どもたちがアイリスに近づかなくなってしまったんです。でもこの理屈から行くと、アイリスは子供たちと離れて、自分が死なないように気をつけていれば、家族の死は阻止出来ていたんですよね。アイリスが死ななければ、次の順番に行きませんから。

 

でも1作目の論理だと、死にそうになって回避しがら、次の人に順番が回ってしまうので、ちょっとおかしいなと思いました。それと、誰かを殺せばその人の寿命分は自分の命が伸びるというルールがあったみたいなんだけど、私は忘れていました。そんな事もありましたかねぇ。まぁ、そんなこんなで、アイリスが死んでしまったことで、順番が回り家族が危険に陥って行きます。

 

 

これ死神の立場になったら、すっごく面倒臭いことしてくれたなぁと思っていますよね。一気に沢山殺すはずだったのに、1人づつ殺さなきゃいけなくなり、それもピタゴラスイッチ的な技を駆使しないと殺せないという面倒な事になっちゃって、私はそろそろ死神の苦労の方に共感してしまいました。

 

最初にアイリスが予感していなければ色々な事件は起こらず、その事件によって全く関係ない人たちの運命も変えちゃっている訳でしょ。とばっちりで死んでいる人もいるだろうし、それなら最初に殺しておけば、その人たちだけで済んだんですよね。人間の強欲さがよく出ていると思いました。まぁ、でも死にたくないですもんねぇ。うーん、困ったもんだ。

 

なんか既に7作目の制作も決まっているらしく、今度はどうするのかなと思いますが、そろそろ死神や天使も出てきそうなのかな。コンスタンティンの時の天使と悪魔みたいな感じだったら良いなぁ。大きな鎌を振りかざしたりしてくれたら雰囲気いいんだけどなぁ。というか、今度は死神側からのファイナル・デスティネーションしてくれたら面白いかも。阻止した人のところに行って「何してくれてんねん!」って怒ってたら面白いな。

 

 

これ最初にステファニーが夢を見始めて、アイリスに会いに行かなければ起こらなかったんですよね。睡眠薬とかで眠れるようにしていれば、アイリスに会いに行かずアイリスが死ぬことも無かったので、事件は起こらず、家族は死ななかったんです。

 

ただ、アイリスが癌で死んだ場合は次に順番が回るのかな。アイリスが病気で死んだ場合は、死神から逃げきったことになるので死神が負けたことになるんじゃないの?病気は死神が用意したことでは無いし、もし病気を患わせる死神がいるとしたら、事故で死なせる死神とは違うだろうから、同じ死神同士で命の取り合いになるような気がします。

 

この映画、考えれば考えるほど面白いなぁ。想像もどんどん膨らんじゃいます。あと、人が死ぬときの描写が酷く残酷ですよね。マジでスプラッターってヤツなんですけど、流行りなのかな。ここ最近の映画って、どーもスプラッター的な場面を入れ込んでいることが多いような気がします。デリファーもそうですもんね。

 

 

私はこの映画、超!超!お薦めしたいと思います。本当に面白い映画です。一応ホラースプラッター系ですが、アクションサスペンス色も強いと思います。よく考えられているストーリーだと思いました。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「ファイナル・デッドブラッド」