「シェルビー・オークス」
を観ました。Fan’s Voiceさんの独占最速試写会が当たり観せていただきました。(@fansvoicejp)
ストーリーは、
オハイオ州の廃墟の町シェルビー・オークスでホラーチャンネル「パラノーマル・パラノイド」のメンバーのライリー・ブレナンが失踪する。未解決のまま12年が過ぎ、ライリーの行方を捜し続ける姉ミアのもとに1本のビデオテープが届く。映像を手がかりに事件と町の過去にまつわる恐ろしい事実を探っていく。
というお話です。
オハイオ州の廃墟と化した町シェルビー・オークス。人気ホラー実況チャンネル「パラノーマル・パラノイド」が訪れ、撮影を行っていた。まず近くの刑務所跡地を周り、その後、シェルビー・オークスに取材に入るが忽然と姿を消してしまう。
警察も介入しライリー、ローラ、デイビット、ピーターの捜索をするが、彼らが持っていた2台のカメラのうち1台と車だけが見つかった。そしてカメラにはライリーの怯える姿だけが映っていた。
事件は未解決のまま12年が過ぎ、妹の行方を追う姉ミアが取材を受けていると見知らぬ男が訪ねてきて、玄関で「やっと解放された」と言い自らの頭を撃ち抜く。男は”シェルビー・オークス”と書かれたビデオを持っており、ミアはそのビデオを警察が来る前に隠してしまう。警察よりも先に観ようと思ったのだ。
映像を手掛かりに事件の真相を探るミア。元刑務所や廃墟の遊園地が映っており、ビデオを持っていた男マイルズは元服役囚で悪魔信仰をしていたようだ。ミアは映っていた場所とシェルビー・オークスを訪ね、導かれるように森の中の一軒家にたどり着くのだが。後は、映画を観てくださいね。
この映画、導入部はブレアウィッチ・プロジェクトとほとんど変わりません。動画配信で人気が出て、もっともっととやっているうちにどんどんヤバい過激な場所での撮影をするようになって、マジでヤバくなって引き返せずに失踪してしまうというお話から始まります。
それまでの動画でもヤバい映像があったりして、彼らは有名になりつつあったようでした。そんななかでの失踪事件です。結構な騒ぎになったようですが、警察が随分と探しても手掛かりも見つからず、失踪から12年経ってもライリーの行方は解りませんでした。姉のミアだけはずっと探していたんです。
そしてある日突然に、玄関に男が現れ自分の頭を撃ち抜くという恐ろしい事件が起こります。その男こそがライリー失踪に繋がる人物でしたが死んでしまったので、彼が持っていたビデオを再生すると、そこには驚くような光景が映っていました。
通常ならここでビデオを警察に観て貰い大勢での捜索をすべきなんだろうけど、相変わらずのホラー映画の定番で、ミアが一人で調査を始めるんです。なんでホラー映画ってやってはダメだよーっていう動きをするんでしょうね。1人で行ったら相手の思うツボでしょ。でもやっちゃうんですよねぇ。
で、ミアは一人で突っ込んでいって、予想通りに相手の罠に引っかかります。いやいや、どう考えてもそこで一人で入って行くのは間違ってます。でもミアがそういう性格だということを知っていたのでしょう。というかミアの行動は全て読まれていたような気がしました。完全に手のひらの上で踊らされてるんです。
ネタバレは出来ませんが、今回も悪魔系が出てきます。どうしてもキリスト教圏だと、この悪魔という存在を具象化してしまう傾向があって、ボンヤリで怖いと言う感覚は無いんですよね。今回も悪魔が出てきていて(もちろんCGです。)、あー、やっぱりその姿なんだーって思っちゃいました。ベルセルクなどで出てくる、ヤギの顔をした筋肉質の悪魔なのよね。
で、地獄の番犬ケルベロスではなく、黒犬が悪魔の手先として出てきます。ここまで来て、”オーメン”を思い出しました。黒犬といい、悪魔といい、うーん、恐ろしい存在がいくつもでてくるんだけど、対処方がありません。
残酷な場面ば幾つもあり、音や映像飛び出しの驚かせを併用しているので、何度もびくびくしてしまいました。でも悪魔の姿が見めてからは、ちょっと興ざめがあったかな。悪魔の身体の形が見えてしまうと、どうしても私には”ハリボテ”という言葉がよぎってしまい、上手く楽しめないんです。今回もそんな感じでした。
私はこの映画、お薦めしたいと思います。私は怖い映画だと思いまる。ちゃんと悪魔に対して人間が戦っているように見えているんだけど、実は悪魔に遊ばれているだけなんだろうなという映画で、何とも言えない怖さが残りました。但し、悪魔が具象化されているので、キリスト教圏でない日本では怪獣程度に見られてしまうような気もしました。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。![]()
「シェルビー・オークス」









