「シャドウズ・エッジ」
を観ました。Fan’s Voiceさんの独占最速オンライン試写会が当たり観せていただきました。(@fansvoicejp)
ストーリーは、
マカオの街でサイバー犯罪集団による巧妙な強奪事件が続発。監視システムも乗っ取られ捜査に行き詰まった警察は切り札として現役を退いた追跡のエキスパート・黄徳忠に協力を依頼する。若き精鋭たちと組んだ黄徳忠は、「影」と呼ばれる元暗殺者が率いるサイバー犯罪集団を追う。
というお話です。
ネオンに彩られたマカオの街の裏では神出鬼没のサイバー犯罪集団が暗躍していた。ある日、暗号資産を狙った巧妙な強奪事件が勃発する。警察のAI監視システムは裏をかかれ全く役に立たない。警察は犯人を目視で確認しようとするが、巧みな変装により見つけられない。まんまと暗号資産を強奪されてしまうものの、暗号が解けなければ換金することは出来ない。
警察は仕方なく一線を退いた追跡のエキスパート・黄徳忠(ホアン)に協力を依頼する。引退し犬の散歩屋を営んでいるが、その観察眼は衰えておらず誰よりも記憶力も良い。古い捜査を重んじる黄の下で、AI頼みだった警察の精鋭たちは徹底的に潜入捜査を叩き込まれ、犯罪集団を追い始める。
黄の捜査方法で「影」と呼ばれる犯罪集団のボスを見つけ、追い詰めていくのだが、シャドウはそう簡単には捕まえられない。ホワンと部下のホーは父娘を装いシャドウに近づくが、彼は心を許さずホワンたちを疑っている。犯罪集団を捕まえるには仲間についての情報も引き出さなければならない。
一方、影は自分の養子であり部下である5人と意見の食い違いで仲間割れが起きてしまう。息子たちは邪魔な影を排除するために刺客を送るが、伝説の暗殺者シャドウに一掃されてしまう。息子たちの刺客はホワンにも向けられるが、そちらもホワンを暗殺出来ずに逃亡する。事件は混迷を極め、ホワンたちはシャドウを捕まえようとするのだが。後は、映画を観てくださいね。
私には久しぶりのジャッキー映画ですが、面白かった!ジャッキーさん、おいくつ何ですか?って聞きたくなるほど激しいアクションを展開されていて驚きました。サスペンス色も強い作品ですが、アクションも多くて、ストーリーも面白かったです。
ジャッキー演じるホワンは、既に警察を退職して犬の散歩屋を営んでいるおっさんです。一見、穏やかに暮らしているように見えますが、追跡のエキスパートと呼ばれるほど、些細なことを目に留めて記憶に残しているんです。人間ドラレコと言っていいような性能で、一瞬の違和感を見逃さないんです。
この時代、警察の捜査はAI頼みで、映像の解析は全てAIがやってくれて、どこに何が何回写っている、誰がどちらへ逃走したなど何でも教えてくれるのですが、ハッキングされて映像が差し替えられてしまえば一切が役に立たないんです。その映像が差し替えられているかもという疑問は持たないので、捜査は行き詰ってしまうんです。
そしてアナログおじさんのホワンが呼び出されるんです。目で見ることを重視し、違和感があればそれを追うという何ともアナログ的な捜査なのですが、シャドウは完璧な犯罪を行ってきて、今までどこにも顔が出たことが無いという人物なので、アナログ捜査が効いてくるんです。
まぁ、ここまでなら今までにも同じような警察ドラマがあったと思うけど、ここからが珍しいかな。犯罪組織側にも色々な事情があり仲間割れに動いていきます。シャドウは伝説の暗殺者で、5人の養子を育ててきました。と言っても、孤児院にいる子供たちに援助をしていただけなんですけどね。
シャドウに教育された養子たちはシャドウが指示役で動かない分、彼らが動いて強盗を働いていくんです。シーワンとシーモンという双子のシーモンがハッカーとして一流で完璧な犯罪と続けていたんですが、今回、計画していたお金以外に15憶香港ドルの暗号資産を見つけるんです。シャドウは予定通りにしろというんだけど、シーモンはその15憶香港ドルも強奪するんです。
シーモンが何故無理に強奪したかなんですが、それはシャドウが彼らに犯罪を教えた時に、どれくらいのお金があればもう犯罪をしなくてもいいかなって話になった時に100億香港ドル(だったと思う。)あれば遊んで暮らせるよねぇなんて話していて、それをシーモンたちは憶えていて、これでお金を手に入れれば、もう犯罪なんてしなくて済むと考えていたんだと思うんです。
シャドウは、はっきり言って根本的に悪い奴で人を殺しても何かを盗んでも悪いとは一切思わないような人物なんです。昔は軍にいたようで、とんでもなく強い人でした。こんなに強いなら伝説になるよなぁ。強い人っていっぱいいるけど、この人は別格でしたね。だって何人もの人を一気に投げ飛ばすし、とにかく残虐なんです。ナイフで次々と動脈だけを切っていくなんて酷いよね。
そんなシャドウを演じていたのがレオン・カーフェイさんです。「愛人 ラマン」の人ですよね。今回は凄い恐い人で、あの昔の甘い顔は観れませんでしたが、良い年の取り方をしていてカッコ良かったですアクションも凄くて驚きました。香港のアクションスターは60~70代になっても衰え無しなんですね。驚いてしまいます。
ストーリーもアクションも見ごたえのある作品でした。ただカッコいいアクションを見せるだけでなく、しっかりしたストーリーがあるので、先はどうなるんだとワクワクしながら観れるんです。そして犯罪者たちにも警察官たちにも、それぞれに愛や妬み憎しみなどもあって、人間が描かれていると思いました。
あ、そうそう、シャドウの養子たちですが、超イケメン揃いです。どこから連れて来たぁ~!って思ったくらいイケメンです。双子を演じるツーシャーさんは二通りのイケメンを演じていて楽しめました。ツーシャーさん、金城武さんに似てますね。好きになりました。
私はこの映画、超!超!お薦めしたいと思います。本当に面白かったです。私、ちょっとジャッキー・チェンさんが苦手なのですが、今回は凄く良かったです。改めて好きになりました。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。![]()
「シャドウズ・エッジ」










