ストロベリームーン 余命半年の恋 素敵なラブストーリーです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ストロベリームーン 余命半年の恋」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

病弱のため、学校に通えず家の中で過ごしてきた桜井萌。彼女の密かな夢は、好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれるという、6月の満月 「ストロベリームーン」を見ることだった。15歳の冬、医師から余命半年と宣告された萌は、夢をかなえるために「運命の相手」を見つけようと心に決め、高校に通うことを決意する。

というお話です。

 

 

小学校の入学式で倒れた桜井萌。大きな病気が見つかり学校に通えず家の中だけで過ごしてきた。両親はそんな萌の為に彼女の夢を全て叶えようとしてくれていた。

15歳の冬、余命半年と医師から宣告される。家族が悲しみに暮れるなか、高校に通うことを決意した萌。どんな夢も両親が叶えてくれていたが、誕生日に“好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれる”という満月「ストロベリームーン」を見に行くという夢だけは自分で叶えなければならない。



 

入学式の日、街中で見つけた優しくてカッコいい男子を同じクラスで見つける。佐藤日向という名前で、出会っていきなり萌は”付き合って欲しい。”と告白してしまう。日向は驚くが一生懸命な萌の言葉に惹かれ付き合うことにする。

恋人同士となって少しずつ距離を縮めていく2人は、萌の誕生日に「ストロベリームーン」を見に行く夢を叶える。しかしその日を境に、萌は音信不通となってしまう。萌が消えた理由とは。そして13年後に明かされる、萌の思いとは。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、芥川なお先生の純愛小説を映画化したものです。純愛小説というので、またベタベタでゲポッとするかと思ったのですが、思ったよりもベタベタではなく、かわいくて悲しくて、でもちょっとほっこりするような映画でした。”余命半年の恋”と題名にあるように、主人公は余命宣告された少女で、彼女が恋をするお話しです。

 

小学校の入学式で突然倒れた萌は大きな病気が発覚し、それからは学校にも通えず家で過ごす日々なんです。そんな萌が可愛そうで両親は学校と同じ机を家に置いたり、給食と同じ昼ご飯にしたり、萌が望むことを全て叶えようとしていたんです。家は裕福なので、お金で解決出来る事はもちろん、友達が欲しいとかいう願いも作戦を立ててやり切るんです。この両親、凄いなと思いました。

 

 

でも”恋がしたい”という願いは両親がやれることじゃないでしょ。で、高校に入学することにするんです。余命宣告されて、親も止めることは出来ずに高校に頼み込んだんじゃないかな。その高校で日向と再会するんです。調子良すぎるんだけど、まぁ、純愛小説ですからね。調子いいのはお決まりってことで良しとしましょう。

 

普通なら、これベタベタな少女漫画なハズなんだけど、何故かそんなに嫌な気がしないのはキャストが良いからでしょうね。當間あみさんと斎藤潤さんが透き通っていて美しいのよ。こんなに綺麗だと大人の都合でこうなってるとか言えなくなっちゃうのよね。うんうんそうだねって、つい信じちゃうのよ。大人って嫌よねぇって感じになっちゃうんです。

 

 

そして大人になってからを杉野遥亮さんが演じていて、そのお友達が中条あやみさんでこちらもなんだかスッとしていて、あの高校生が大きくなったんだねーって素直に受け入れられてしまってよかったんです。ストーリーのベタさとよくある感はキャスティングでカバー出来ていて、全く嫌な感じがしませんでした。

 

通常なら、またも余命宣告されていて、美男美女で、初恋を実らせてから悲しい別れがあるんだねって話だと、またかぁ~ってウザいと思ってしまうんだけど、それがキャスティングの上手さで言えなくなってしまい、さすがだなって思ってしまった。ラブストーリーを何本も撮ってきた酒井監督だからこそなのかな。

 

 

映像も美しかったです。撮影地は解らないけど、凄く美しい風景が多くて楽しめました。日向の自宅の醤油屋さんも素敵でした。醤油屋さんの家屋ってあんな感じなのかしら。醤油の樽をかき回している日向の姿も良かったな。

 

日向が教師の仕事も醤油屋の仕事もやっているという内容もいいなって思いました。やりたい事を諦める必要なんて無いよね。出来るならやってみればいい。もし、どうしても辛くなったら考えればいいんだから。こういう考え方って良いと思うし、それを主人公がやっているのもいいなって思いました。

 

 

萌はずっと家の中で育ってきたけど、ご両親が家でも学校と同じように育てる努力をしてくれていたから、突然に高校に通うようになってもそんなに違和感はありませんでした。普通なら学校に行ったことが無いと、どうしたらよいのかわからないですよね。親友の麗も助けてくれていたのも良かったのかな。普通に学校生活が出来ていました。

 

日向は萌と短いけど深い恋をして、彼女のことをずっと思っているんだろうけど、回りも見まわして欲しいなぁと思いました。麗の気持ちも解ってあげて欲しいし、そろそろ卒業するべきなんです。先日観た「秒速5センチメートル」でもそうだけど、結構、男性の方が思いが強く残ってしまうのかな。女性はスパッと割り切れる人が多いような気がします。

 

 

私はこの映画、超!お薦めしたいと思います。素敵なラブストーリーだと思いました。内容は確かによくある話だし、ベタベタしそうな気がするんだけど、観てみるととても感動してしまうと思いました。キャスティングが成功しているので、嫌みが無くてスッと観れます。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「ストロベリームーン 余命半年の恋」