「ハウス・オブ・ダイナマイト」
を観てきました。
ストーリーは、
ある日、出所不明の一発のミサイルが突然アメリカに向けて発射。アメリカに向かっているその大陸間弾道ミサイルは誰がどこから放ったのか。ホワイトハウスをはじめとした米国政府は混乱に陥り、タイムリミットが迫る中、どう対処すべきか議論が巻き起こる。
というお話です。
アラスカ州フォートグリーリーで、ダニエル・ゴンザレス少佐と彼のチームは、突如、未確認の大陸間弾道ミサイルが現れたことに気が付く。そのミサイルがどこから発射されたのかは確認出来ず、当初は実験だと信じていた彼らは、それが本当の脅威であり、米国に向かっていることに慌ててしまう。
オリビア・ウォーカー大尉は、大陸間弾道ミサイルの発射を知らされ、そのミサイルがシカゴに向かっていることを知る。そのミサイルにより数百万人が死亡するまで約18分。突然の出来事だがとにかく大統領や他の高官と連絡を取り、国としての対応に追われる。
ロシアからの連絡に対応し、ロシアはミサイルを撃ったのは自分たちではないと言うが、それを信じてよいのか解らない。北朝鮮や中国の情報を知る職員が休暇だったが連絡をし、彼らが撃つ可能性について意見を求める。しかしどの国もそれが自殺行為だという事は解っているハズだ。
アラスカのゴンザレスのチームによって弾道ミサイルが発射されるが、撃ち落とすことに失敗する。当たる確率は60%ほどしかなかったのだ。シカゴが壊滅する前に報復攻撃を行う決断を大統領はしなければならない。やらない場合、敵からの全面攻撃を受けることになる。しかし核のボタンを押してしまったら後戻りは出来ない。要人がシェルターに入る中、わずかな時間でどんな決断を下すのか。後は、映画を観てくださいね。
この映画、「ハート・ロッカー」などで知られるアカデミー賞受賞監督キャスリン・ピグローの作品です。ベネチア国際映画祭にも出品されました。NETFLIXで配信される映画を映画館で先行上映していたので観に行ってきました。家で観ればよいんだけど、つい大画面でと思ってしまった。でも、これ大画面で観て良かったような気がしました。
凄く恐ろしい映画でした。アメリカにどこかから大陸間弾道ミサイルが撃ち込まれるというお話なんです。最初はアラスカの基地で、ある隊員があれ??とミサイルらしきモノがレーダーに引っかかったという事に気が付くんです。通常なら発射された時点で気が付くんだけど、何故かそのミサイルは捕捉されずに打ち上げられて、軌道に乗ったところで捕捉されたんです。
映像を見ると、中国か北朝鮮かロシアか、その辺りから来たと推測されるんだけど、日本のレーダーにも捕捉されず、全く気が付かずに軌道に乗ってしまったんです。慌てた軍は、直ぐにペンタゴンとホワイトハウスに連絡し、判断を待ちながら迎撃ミサイルの用意をします。でも、この迎撃ミサイルはヒット率が60%くらいしかないので国務長官が”ギャンブルだ”と言ったほどでした。
もちろん他の国もミサイルを捕捉して、ロシアは直ぐに連絡をしてきて、自分たちじゃないと言うんですけどアメリカは信じられませんよね。信じる根拠を示せと言って、行方不明になっている核ミサイル搭載の潜水艦を浮上させろとかいうんです。どちらも必死ですよ。だって核戦争になるんですから。
一方、北朝鮮や中国の情報通の政府職員に連絡をします。彼女はCIAか何かの情報官なんじゃないかな。そしてミサイルのことを話して、北朝鮮や中国が撃つ確率はあるのかと聞きますが、どう考えても自殺行為なので大陸間弾道ミサイルを持っていても撃つことは無いと思うと言うんです。まぁ、そうですよね。でも現実に撃たれているんです。どこかの国が撃ったんですよ。
大統領はイベントに参加していたのですが、急遽”エアフォースワン”に乗り込みます。今回はヘリコプターが”エアフォースワン”になりました。そして上空から指示をするのですが、核のボタンを押すかどうかという決断になるんです。そのミサイルはあと数分でアメリカのシカゴに墜ちます。今報復のボタンを押さないとアメリカは撃ってこないと敵に知らせることになり、全面攻撃を受けることになります。
でも核のボタンを押してしまえば敵も撃つことになり、戦争となってしまいますがどうしようもありません。他に手が無いんです。そのギリギリの攻防を描いていて、凄く面白い映画でした。でも、今こんなに世界が緊張していて、色々なところで戦争が起きているので在り得なくはないんですよね。どこかの国がミサイルを撃ってしまうこともあり得るんです。
理性があれば、もし撃ってしまえば世界が終わるという事が理解出来ると思うんだけど、独裁国家だと1人が判断しているので、その人が狂っていたらどうしようもないですよね。自殺行為をするかもしれないんです。今の中〇だって北〇鮮だってロ〇アだって独裁政権ですよね。もしトップが狂っていたらおしまいなんです。まして潜水艦から撃たれたとしたら、この映画のように捕捉出来ないこともあるかもしれない。
凄く面白い映画でした。これ、ネトフリで観れるから待とうかなとも思ったのですが、観に行って良かった。大画面で観れたのは良かったです。これこそ、もしかして起こるかもしれない未来だし、こんなことがあってはいけないから、世界の情勢をよく見て防衛もしっかりしなきゃいけないと考えるべきだと思いました。
なんか、パトリオットミサイルの的中率が60%無いと言っていて、ちょっと驚いて笑ってしまった。だって官房長官だってコイントスだって言っているんですよ。連続して何発も撃てないのかしら。戦闘機も出撃していたけど、捕捉するだけで何も出来ないんですかね。いやぁ、本当に怖かったです。
この映画、10月にNETFLIXで配信されるので、ぜひ観て欲しい。これは観るべき映画です。面白いしドキドキハラハラでサスペンススリラーとしてもよく出来ている映画です。これアメリカだから作れるけど、日本では作れないだろうなぁ。直ぐにヘイトだとか言われてドキドキしちゃうもんね。
私はこの映画、超!超!お薦めしたいと思います。これは沢山の人に観て欲しい映画です。上映している映画館は少ないけど、来月にはNETFLIXで配信されるので、そちらで観ていただければよいんじゃないかな。私は配信されたらまた観ると思います。よく出来ているので、ぜひ、観てみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「ハウス・オブ・ダイナマイト」