「シークレット・メロディ」
を観ました。Fan’s Voiceさんの独占オンライン試写会が当たり観せていただきました。(@fansvoicejp)
ストーリーは、
ドイツで将来を嘱望されていたユジュンは、コンクールで原因不明の発作を起こし韓国に帰国する。音楽大学に編入した彼はある日、練習室でピアノを弾いていたジョンアと出会う。ふたりはお互いにかけがえのない存在となるが、ある事情からすれ違いが続いてしまう。
というお話です。
ドイツで将来を嘱望されたピアニスト・ユジュンはコンクールの舞台で突然ピアノが弾けなくなり、発作により倒れてしまう。実家のある韓国へ静養のため帰国し音楽大学に編入した彼は、大学の敷地内で美しいピアノの旋律に導かれ、取り壊しの決まっている旧校舎の練習室に入って行く。
そこで古いピアノを弾いていたのは、同じ3年生のジョンアだった。初対面にもかかわらず、目が合った瞬間、運命の音に導かれるように惹かれ合う二人。かけがえのない存在だと感じ、その日からお互いを探し一緒に過ごしていた。
息のあった連弾、お散歩からのデート、CDショップで好きな曲を聴かせ合ったり、自転車を二人乗りしたり、おうちデートで食事したりと楽しい日々を過ごすが、何故か毎日会える訳では無い。何故か会えない日もあるのだ。ジョンアが欲しがっていたピアノ曲のスコアがピアノバトルで優勝すれば手に入ると知り、ユジュンは敬遠していた人前でのピアノにも挑戦した。
しかし、ある日を堺に、二人は突然逢えなくなってしまう。あらゆる手を尽くしても、なんとかしてまた逢いたい二人。ふとジョンアがさりげなく放った言葉「出会った時の曲は、練習室の古いピアノでは弾かないで」を思い出すユジュン。練習室へ走り出すユジュン、そしてジョンアもまた、彼の元へと向かっていた。後は、映画を観てくださいね。
純愛ラブストーリーです。この作品、台湾映画、邦画「言えない秘密」のリメイク作品です。但し、内容は原案とされていて少しづつ内容が違っています。台湾版は2007年に公開され大人気となり、日本版は昨年2024年に公開されました。日本版は京本大我さんと古川琴音さんが主演で制作されました。邦画版もとても評価が高かったです。
そして韓国版、良かったです。台湾版、日本版とはちょっと変えて在り、最後にはええっ!という終わり方になっていました。感動作になっています。まぁ、切なさは一緒なんだけどね。でもお国柄も出ているような気がしました。それぞれに違いますから。韓国版では、既に主人公はピアニストとして活躍している人物です。
ストレスからなのか、人前での演奏が出来なくなり、静養しに韓国へ戻ってくるところから始まります。ユジュンの父親は音楽大学の教師をしており、その大学へ編入して音楽を一から学び始めるんです。地元の幼馴染もその大学へ通っており、直ぐに馴染んでいくんです。
そんなある日、旧校舎の練習室でピアノを弾いているジョンアに出会います。純愛ラブストーリーなので解ると思いますが、もうこの瞬間から目一杯二人の感情は盛り上がってしまい、他は目に入らないぞーって感じになります。いやぁ、こんな風に人を好きになるって凄いなぁ。私もこんな恋をしてみたかった。
二人はずっと一緒にいたいと思っているのですが、何故か一緒にいられないんです。どうしてもすれ違ってしまうという状況になってしまうんです。何故そうなるのかは映画で確認して欲しいのですが、このすれ違いはキツいよなぁ。好きになったらいつも一緒にいたいでしょ。でもそれが出来ないから思いは募るばかり。
そして時間が経てば経つほど、そのすれ違いの状況は酷くなっていくんです。何とか問題を解決しようと思うんだけど、それが出来ないんですよ。周りに相談したくても理解して貰えず、ユジュンはすれ違ってしまう謎を解明しようと動き始めます。
このお互いを思い合って何とかしようともがく二人の姿が良かったなぁ。本当に好きなんだなと伝わってくるんです。ユジュンもカッコ良かったけど、ジョンアがかわいかったなぁ。なんとかユジュンに会いに行こうとしているのに、どうしても会えないという姿がかわいそうで泣けました。
この映画のもう一つの魅力は音楽かな。ピアノで出会うので、ピアノを弾くことも多くて、特にピアノバトルの場面がカッコよかったです。クラシック曲をアレンジしていって他の曲にしていくとか、相手が弾いていた曲を受けて、もう一人が違う曲に変えて続けていくというのが楽しかったなぁ。
音楽の使い方がとても上手いと思いました。クラシックを使いながらも現代曲も使っていき、二人を繋ぐものは音楽なのだということと、その音楽が二人の愛なんだということが良く伝わってくる演出でした。
ユジュンをK-POPのド・ギョンスさん、ジョンアをウォン・ジナが演じています。ド・ギョンスさんってアイドルグループ「EXO」のメンバーなんでしょ。ごめんなさい、私、全くK=POPを知らなくてこの映画で初めて知りました。ちょっと昭和っぽい顔の方なんですね。そうそう、ユジュンのお父さんをペ・ソンウさんが演じていました。韓国映画には欠かせない俳優さんですよね。
私はこの映画、超!お薦めしたいと思います。私それほど恋愛映画が好きな方ではないのですが良い作品でした。この作品、元々のストーリーがよいんですよね。私は日本版の方がちょっと好きかなぁ。ラストの展開が作品によって違うので観る人の好みで変わってくるのよ。でも最後にたどり着くまではやっぱり良かった。きっと、誰が観ても、この作品は感動すると思いました。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「シークレット・メロディ」