「アンティル・ドーン」
を観てきました。
ストーリーは、
1年前に失踪した姉メラニーを捜すため、友人たちとともに山荘を訪れたクローバー。着いた途端に突然現れた覆面の殺人鬼に殺されてしまう。しかしなぜか目を覚ますと、殺される前の時刻に戻っていた。何度も繰り返し惨殺され、時間が逆戻りして生き返る。やがて彼らは、このタイムループから抜け出す唯一の方法は、夜明けまで生き残ることだと気づくが。
というお話です。
クローバーと友人たちは、1年前に失踪したクローバーの姉のメラニーを探すために彼女が連絡を取ったガソリンスタンドを訪ねる。するとグロアバレーと呼ばれる鉱山の街の近くで沢山の人が行方不明になっているという。クローバーと友人たちは、その街へ向かうが、途中で大雨のために途中にあった山荘を訪ねる。
一行は訪れた山荘で行方不明者の写真が貼られた壁を見つけ、そこにメラニーの写真がある事に気が付く。驚いている彼らは、突然現れた覆面の殺人鬼によって惨殺されることに。一度は死んだはずの彼らだったが、目が覚めると驚くべきことに殺される前の時刻に戻っている。そして再び命を狙われ、残酷に殺され、また時間が逆戻りして生き返る。
何度も同じ時刻に戻り、その度に異なる殺人鬼が現れ、殺され方も変わり、惨劇が倍増加速していく。やがて彼らは、この「恐怖のタイムループ」から抜け出す唯一の方法は、死を繰り返しながら謎を解き、夜明けまで生き残ることだと気づいていく。後は、映画を観てくださいね。
プレステのゲームだったものを実写映画化したようです。私はこのゲームを全く知りませんでしたが、人気だったのかな?敵を倒していっても間違えていたら終われないってことだから、シュミレーションゲームってことよね。うーん、苦手だなぁ。何度も同じことを繰り返すの辛い…。
映画では、謎を解いて朝まで生き延びたらタイムループから抜けられるという話で、回数が13回まで出来るようでした。13回も生き返れるんだと思うけど、これが何度も惨殺されるから辛いのよ。それも相手がどんどん強くなっていくようで、前回はこうだったからと対処していると、次は新しいやり方で向かってくるから勝てないという、何とも面倒な敵でした。
敵はゾンビ的なバケモノでした。最初はマスクをかぶった殺人鬼として出てきたのに、段々と変わって行ってゾンビのようになっていくのよ。”死霊のはらわた”に出てくるようなゲロゲロなゾンビで早いし力も強いしでした。頭は良くないみたいだけど、その街のドクター・ヒルというのが指示しているみたいで、次々と増えて襲ってくるんです。
でも、何で姉が失踪して1年後に妹が捜しに来るのか、その始まりが何だかよく分からなかったんですよね。映画の中でメラニーは、この街から出て行きたいと言って一人で出て行くんだけど、唐突なんですよ。それで人気の無い炭鉱に向かうっておかしいでしょ。
そして探しに来たら殺人ゲームに巻き込まれて、13回で抜けてくださいねみたいなことを言われて、砂時計が回転するっていう不思議な世界なんです。どーも異世界スポットに入り込んだような設定になっているんだけど、まぁ、よくある設定ですよね。あの「サイレント・ヒル」とかもそんな感じだったでしょ。「バイオハザード」とはちょっと違うかな。
「サイレント・ヒル」は結構よく出来ていたけど、この映画の話は内容が無いからそれほど面白くないんです。ゲームを実写映画化っていくつかあるけど、やっぱりストーリーがしっかりしているものでないと面白くないですよね。ゲームはプレイをすることで楽しむものだから、ストーリーがそれほど無くても売れる作品はあるんです。だからそれを映画化しちゃうと、なんだろうなぁ~って感じになっちゃうんですよね。
この映画もそうで、面白くない訳ではないけど面白くもないんです。だって、ある山荘に着いたらいきなり惨殺されて、それを繰り返して謎解きって言われるんだけど、そんな謎を解くほどの内容も無くて、まぁ、その昔鉱山で事故があって、人々が沢山死んだってことくらいで、だから??って感じなんです。
だって事故はどこででも起こるし、それで死んだからってゾンビになって人を襲う意味が解らない。ドクター・ヒルが変な実験をしているけど、それもだから?って感じなんです。その人体実験は鉱山が稼働している時の事なのか、それとも事故の後にその場所を使ってやっていたのかもわからない。と言うことは人間を使っていたのか、遺体を使っていたのか、幽霊だったのかもわからない。解らない事だらけのまま、謎を解いたってなっちゃって、モヤモヤのまま終わってしまいました。
私はこの映画、まぁ、お薦めしたいと思います。私はあまり内容が理解出来なかったけど、ホラー映画としてはゾンビが襲ってきて、それもゲロゲロに怖いゾンビだったのでそこは面白かったと思います。まぁ、ホラー映画は内容は無くても怖いのならそれでいいって部分もあるので、そう思ったらこの映画も楽しいのかなと思いました。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「アンティル・ドーン」