【イタリア映画祭2025】
「動物誌、植物誌、鉱物誌」
を観てきました。
ストーリーは、
ユニークな視点で自然界を探求し、神秘と詩的な映像美に満ちあふれた珠玉のドキュメンタリー大作。動物、植物、鉱物に焦点を当てた3部構成で描かれ、自然と人間、それらの関係について見つめ直す。第1部では、アーカイブや個人のフッテージを通じて、映画における動物の描かれ方を探る。第2部は、世界最古のパドヴァ植物園内を観察する。第3部は、石がどのように人間の歴史や文化に結びついてきたのかを追究する。
という映画です。
この映画、古い映像を集めたドキュメンタリー映画です。3時間半ありまして、ずーっと研究経過や実験記録などなど、はっきり言って面白いというものではありませんが、その昔はこんな研究の仕方をしていたんだなという事が映像で残っていました。この映画は、ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映され、アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭で最優秀監督賞を受賞しています。
もちろん今はやっていないと思いますが、動物を使っての実験など残酷だなと思うような場面もありました。あれは観たくなかったけど、そういう歴史の上に現代が成り立っているのだから仕方ないんですけどね。悪い歴史を封印するのではなく、ちゃんと受け止めて改善していく必要があるのだろうと思いました。
植物の植え替えとか、うーん、何も面白くないんだけど仕方ないですよね。面白くないんだから寝ればよいのにと思うんだけど、何故かこういう時に眠くならず、延々と意味が無さそうな映像を観てしまいました。
最後の鉱物の章ですが、ここがよく解りませんでした。鉱物というから石や金属関係の歴史かと思ったら、石の採掘現場を見せて、その後にコンクリートを作って、コンクリート強度やワーカビリチーを測っているんですよ。え?建築をするなら鉱物の歴史じゃないよと思ったら、戦争で建物が壊された後に建物の下敷きになった人々を運び出したりしていて、これは鉱物、石関係で人間がどんな歴史を歩んだかという事なのかなと思いました。
で、最後にコンクリートを使って、亡くなった人の石碑を作って記録に残していくという映像がありました。うーん、最後まで観ても、よく理解が出来ませんでした。
何ていうか、不思議な映画でしたが、まぁ、イタリア映画祭の最後だからイタリアの歴史として面白かったのかなと思いました。あまり感想はありません。ごめんなさい。
私はこの映画、お薦めしたいと思います。面白くないと言いながらおかしいけど、これイタリアの歴史なんですよ。こうやって今のイタリアが成り立ってきているという事なので、面白い面白くないではなく、事実として観るべき映像なのだと思いました。
こんな感じで、今年のイタリア映画祭は終わりました。面白い映画が多かったと思います。特にラブコメは面白かったかな。イタリア映画の大人のラブコメは軽く観れるので、もっと日本で上映して欲しいなと思っています。これからいくつかは公開されると思いますので、ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんでくださいね。
【イタリア映画祭2025】