「ライオン・キング ムファサ」
を観てきました。
ストーリーは、
息子シンバを命がけで守ったムファサ王。かつて孤児だったムファサの運命を変えたのは、後に彼の命を奪うスカーとの出会いだった。迷子になった幼き日のムファサは、王家の血を引くタカ(後のスカー)に救われる。血のつながりを超えて兄弟の絆で結ばれたムファサとタカは、冷酷な敵ライオンから群れを守るため、新天地を目指してアフリカ横断の旅に出る。
というお話です。
動物たちの森の王となったシンバ。妻のナラが子供を産む時期にきたので、1匹目の娘キアラをティモンとプンバァに預け、妻の元へと旅に出ます。寂しがるキアラの物語を聞かせようとするティモンとプンバァですが、面白くないからなのかキアラは落ち着きません。そんな彼らの前にラフィキが現れ、キアラに祖父ムファサの話をし始めます。
若き日のムファサは両親と一緒に神話上の土地ミレーレを目指して旅をしていました。途中で雨にあい水場で遊んでいると洪水が起こり、ムファサは濁流に飲まれて流されてしまいます。両親と離れて野良ライオンとなってしまったムファサ。彼の目の前に子ライオンのタカが現れます。水からムファサを助け出し、母親のところに連れて行きます。
タカの父親はオバシ王であり、ムファサを見て野良は出て行けと言いますが、タカの母親・エシェは自分が面倒を見ると言って、ムファサをタカと兄弟のように育てます。ある日、白いライオンの群れがオバシの縄張りに入り込み戦いになります。白いライオン・キロスは沢山の仲間を連れており、オバシの群れはかないません。
オバシとエシェはタカとムファサを逃がし自分たちは戦いますが、あっという間にやられてしまいます。キロスは自分の息子を殺したムファサを狙い、どこまでも追ってきます。逃げた2匹はたどり着いた土地でキロスと対峙するしかなくなりますが…。後は、映画を観てくださいね。
ライオン・キングの新作は、シンバの父親ムファサのお話でした。シンバは森の王となり2匹目の子供が生まれるという時、最初の子のキアラを預けて妻ナラのところへ出かけます。キアラは初めてのお留守番となり、不安な上に子守りがティモンとプンバァなので何だかおもしろくありません。退屈していると、ラフィキが現れたので、彼にお話をねだります。そして祖父ムファサの話を聞くんです。
ムファサがまだ子供の頃、住んでいた森から楽園と呼ばれているミレーレという土地を目指して旅をしていたんです。両親とムファサで旅をしているのですが、ムファサ一人がはぐれて迷子になってしまいます。動物だから洪水とかに巻き込まれてしまうとどうしようもないんですよね。そして流された先でタカに助けられるんです。
新しい土地で1匹、野良ライオンとなってしまったムファサは、通常ならライオンの群れの王に殺されるのだろうと思うけど、タカとタカの母親により助けて貰えます。オスの群れには入れて貰えないけど、タカの母親エシェが面倒を見てくれるんです。メスライオンの群れの中で育てて貰い、獲物の狩りの仕方も覚えて、匂いや気配も感じられるようになっていきます。
観ていたら、オスで匂いや気配を感じて狩りが出来るライオンは少ないようですね。ムファサの能力は珍しかったようでした。タカやほかの子たちにはそういう能力がなかったみたい。そんな狩りをするための能力を持っていたことが、後の王であるムファサの能力として役に立ったのかなと思います。
タカはとても良い子で優しいんだけど、ちょっと弱いんですよ。王の息子で後継ぎと言われているから頑張らなきゃとは思っているんだけど、怖がりだし勇気が無いんです。だから驚くことがあれば逃げるし、後ろで隠れて見ているような子なんです。
ムファサとタカは本当に仲が良くて、兄弟として育っていたので信頼もあったんです。でもキロスとの出会いで、その友情にヒビが入っていくんです。このキロス、大きくて強そうなライオンでした。白いというかベージュ色で、統率力もあり頭もよさそうでした。
タカの父親のオバシはあまり頭は良さそうじゃなかったな。強かったんだろうと思うけど、キロスと比べるとボケボケしているように見えて、それは負けるよなぁと思えるようなタイプでした。キロスは悪役だけどカッコ良かったです。あれほど強くオーラがあるようなライオンなら大きなプライド(群れ)が作れたと思います。仲間が多かったですもん。
そんなキロスに追われることになっちゃったムファサは、まだ子供なのにどうやって戦って勝てたのか、それは映画で観てくださいね。もちろん子ども一人では勝てる訳が無いですから。この戦いによって、ムファサが色々と学び、王としての能力に繋がっていったのだと思います。ムファサは立派な王でしたからね。
私、ライオン・キングを観る度にどうしても手塚先生のパクリのくせに偉そうにするなという思いが出てしまうんです。最初にライオン・キングが作られたとき、パクリですよねって言ったらディズニーが、手塚先生のジャングル大帝を読んでいたかもしれないですって言ったんです。
はぁ?それパクったって事じゃんって一瞬騒ぎになったけど、手塚先生が「別にいいじゃん。世界の人に話を知って貰えたんだから。」とおっしゃったらしいんです。通常なら訴訟とかになるだろうけど、天才って太っ腹!全く怒らなかったらしくて驚きました。さすが大御所、大先生です。下々のワラワラなんて我関せずで、新しい作品を考えれば良いと思っていたのかな。日本の漫画の神は素晴らしいですよね。
なので、私にはムファサとシンバではなく、パンジャとレオなんですよ。最初のライオン・キングはほとんど同じ話でしたからね。でも、今回のムファサのお話は違ったかな。私もジャングル大帝を全巻読んでいないので偉そうなことは言えませんが、アニメではこういう話はなかったと思います。
ムファサのお話、面白かったですよ。王の子が王様になると思い込んでいたけど、ムファサは野良ライオンだったというのが面白いと思いました。子どものころのムファサとタカは可愛かったな。ふさふさしていて、ぐりぐりしたくなるほどかわいい子供でした。
そうそうキロスの声をマッツ様が演じていて、それもカッコ良かったんです。やっぱり声って重要ですよね。吹替版だと渡辺謙さんが演じるらしく、吹替版も観てみたくなりました。私は字幕版で観たんです。
私はこの映画、超!超!お薦めしたいと思います。誰が観ても楽しめる作品ですし、年末年始には家族で観ても、友達と観ても楽しめると思いますよ。子どもも大喜びしそう。可愛いしね。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「ライオン・キング ムファサ」
https://www.disney.co.jp/movie/lionking-mufasa