「テリファー 聖夜の悪夢」相変わらず全く筋が通らない内容ですがどこか笑ってしまうホラーです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「テリファー 聖夜の悪夢」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

ハロウィンの大虐殺を生き延びたシエナとジョナサンは、トラウマに苦しみながらも人生を立て直そうと日々奮闘していた。しかし、町がクリスマスシーズンを迎えたある日、アート・ザ・クラウンが再び姿を現し、聖夜を祝おうとする住民たちを絶望のどん底に陥れる。

というお話です。

 

 

シエナに首を落とされたアートの身体は精神病院へと向かう。そこではあの事件の生存者ビクトリア・ヘイズがアートの頭を出産していた。アートの身体は首を取り付け、2人は廃屋に入り込み静かに眠りについていた。

5年後、解体作業者が廃屋の調査に入り、アートとビクトリアを見つけ、2人は目覚める。作業員を殺し、バーでサンタクロースの仮装の男を殺して衣装を盗み、ショッピングモールでも惨殺を開始する。シエナはショッピングモールでアートらしき姿を見るが、また幻覚かもしれないと思い、誰にも告げることが出来ない。



 

ジョナサンと再会したシエナはアートはまだ生きているだろうと告げ、大学から逃げるように警告し、アートを倒すことのできる剣をお化け屋敷から取り戻そうと思っていると話します。しかしアートはすぐそこまで迫っていました。

叔母の家に帰ったシエナはTVでショッピングモールの映像を観てアートの仕業だと確信し、パニックになり、直ぐにジョナサンを迎えに行って欲しいと騒ぎます。叔母はシエナに鎮静剤を討ち、一応、叔父がジョナサンを迎えに行くのですが…。後は、映画を観てくださいね。


 

相変わらず、支離滅裂な展開で笑ってしまうような内容なのですが、まぁ、3度目ともなるとそろそろ気になりません。もう既にアートの存在自体がめちゃくちゃなんですから。ただ、スプラッター映画なんだなーって感じで観てきました。

 

最初の頃のアートは、まだ少し人間なのかなという感じがありましたが、既に2作目でただの化け物だと解りまして、通常の人間では倒せないのだということが解りました。悪魔というか、化け物ですよね。首を落としても死なないで、仲間が頭を出産するという摩訶不思議な展開になりまして、アートの身体は首を探してウロウロと精神病院まで旅をするというのですから笑ってしまいます。

 

 

生き残りが仲間になっちゃって、アートの首を出産するというのは考えられなかったなぁ。予想外でした。いくら何でも出産されちゃったら、何度首を切り落としても倒せないじゃないですか。父親が描いたアニメの戦士っぽい衣装と剣で倒せるのかと思ったけど、切ることは出来ても倒せないんじゃ困っちゃうよね。

 

今回はアートにほとんど反撃が出来ず、遣られっぱなしで家族全員殺されちゃったということで、これは次回作を作るつもりのストーリーだなと思いました。だって、今回は色々な事が起きたけど、何も謎が回収されていないんです。たくさん殺されて、遣りたい放題されて、シエナは悔しがって終わっちゃうんですもん。

 

 

せめて次回作では、アートの正体くらいは明かして欲しいなぁ。化け物だってだけなら、これをすれば殺せるという指針が欲しいです。聖書や十字架は全く効かないんでしょ。天使のヒーローのコスプレに何か意味があると思うんだけど、全く解らないですからね。あの剣はなんなのか知りたいです。

 

それにしても、あのビクトリアは気持ち悪かったなぁ。アートは、見た目はそれほど酷くないけど、ビクトリアは本当に怖かった。あんなのスプラッター映画がダメな人はポスターも怖くて見れないんじゃないの?顔の皮がはがれているし、骸骨っぽくなっていて本当に嫌でした。

 

今回も嘔吐や失神者が続出と書いてあったけど、確かに今回もグロかったです。まぁ、作り物だとすぐ分かるような出来なので、耐性があれば”偽物だね”と納得して観れますが、怖がって観ていると、やっぱり気持ち悪くなるかもしれません。今回の殺し方も酷かったです。

 

 

あーあ、次回こそ少しは解決すべく謎解きをしてくれないと、今回のように殺して楽しいなーで終わってしまったら、次は観なくなりますよ。だって内容はずーっと同じなんだもん。アートが惨殺して、シエナが対抗するけど歯が立たなくて終わりって、全部同じだよね。それとも、新しいヒーローが出てきてやっつけてくれるっていうなら、それはそれでもいいんだけどね。

 

いや、今回観ていて、首を切ってもまたくっつけるとかなると、伊藤潤二先生の「富江」を思い出しちゃって、もしかしたら切ったら頭の方から身体が生えてきて、身体の方から首が生えてきて、2人になっちゃったりするのかもと思ったらゾッとしてしまった。系統としては似てますよね。

 

 

この映画、私はお薦めしたいと思います。気持ち悪くてスプラッターで、話が終わらないんだけど、どこか恐怖が笑える部分があって、映画好きの方には好まれるかなぁという感じがしました。でも、スプラッターがダメな方は絶対に観ないでください。酷いです。でもホラー映画で笑える方は、もしかして楽しめるんじゃないかな。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「テリファー 聖夜の悪夢」