今日は急遽”ひとりごと”を書きます。インティマシー・コーディネーターの必要性について。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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今日は急遽ひとりごとを書かせていただきます。映画の感想も溜まっているんだけど、どうしても一言書かせてほしいと思い、独り言にしました。

 

「先生の白い嘘」という5日公開の映画の三木監督がインタビューでインティマシー・コーディネーターを俳優側から入れて欲しいとの申し出があったが断ったと言い、「間に人をいれたくなかった。」と言ったそうで、あまりにも驚き、このインティマシー・コーディネーターという職業の重要性が理解されていないんだなと感じました。

 

インティマシー・コーディネーターは、監督と俳優の間に入って邪魔をする人間ではありません。意思の疎通が上手く行くように入って貰う人間です。はっきり言って、今も映画界では男女差別が大きいと思っています。私のいる建築業界もそうですが、どうしても”女に出来るのか?”という、女性を下に見た思想が男性の根底にあるんです。

 

映画界では、随分と努力した女性が頑張ってくださっていますが、まだまだ女性監督、女性カメラマンなどなど、男性に比べれば少ないですよね。俳優部門でも、何故か女優と言いますが、男優とはあまり言わないでしょ。俳優と言いますよね。それだけ女なんだから、女のくせに、という考えが根底にあるんです。

 

そんな状態の現在、SEX描写がキツいとされるこの映画に関して、インティマシー・コーディネーターを入れて欲しいと言っているのに、入れないことにしたと平然と言い放つのはどういうことですか。偉そうな監督に物申したいと思っても、俳優は言えないですよね。嫌なことがあったら言って欲しいと言っていたけど、言える訳が無いでしょ。アホなのか。

 

完全に男性優位だと考えている典型的な考え方です。嫌なことがあれば直接言えばいいだろう、言わないならやっていいんだろう、嫌だと言わなかったんだから同意の上だよね。そんな声が聞こえてきそうです。腹が立って、本当にムカつきました。

 

この事を聞いて、配給会社や制作会社は何も言わなかったんだろうか。資金を集めてきて映画を撮らせるのは会社でしょ。インティマシー・コーディネーターを付けるのは当たり前で、入れないなら金は出さないと真っ先に言うべきでしょ。そういう部分をしっかり抑えて資金を出して、良い映画を作るというのが会社じゃないの?監督は、そういう会社の考えを受けて、その上で良い映画を作るべきでしょ。

 

原作者の鳥飼先生は、性被害者を失くしたくてこの漫画を描いたとおっしゃっています。そういう原作を映画化するのに、俳優さんが性に関して嫌な思いをするような事があってはいけないでしょ。日本は性被害に関して甘すぎるんです。シンガポールみたいにレイプは懲役17年くらいで鞭打ちの刑もあるというようにして欲しい。化学的に去勢すればいいんですよ。

 

あ、ごめんなさい。今回はレイプ事件じゃなくて、インティマシー・コーディネーターでしたね。この映画、私は5日の初日に観る予定にしています。だって、チケットを買った後にこのニュースを知ったんですよ。先に知っていれば、ちょっと様子を見てから観に行きたかった。だって、俳優さんが嫌だと言えなかったんじゃないかと思ったら怖くて観れないですよね。

 

まぁ、映画を観てから再度感想を書きますが、主演の俳優さんは決して悪いことは言えないだろうし、配給会社やコメンテーターたちはそろって良いことしか言わないでしょ。これは、しっかりと観てこなくちゃ。私はどこからもお金は貰っていないし、自分のお金で映画を観ますので、言いたい放題書かせていただきます。

 

あ、そうそう、インティマシー・コーディネーターって、女優さんだけつけるみたいに思われているけど、男優さんだってつけるべきなんですよ。誰だって嫌なこともあるし、同性愛の作品も増えてきているんだから、言いにくいことはプロに判断して貰い、尊厳に関しての考えを教えて貰うことが必要だと思います。

 

そのためには、このインティマシー・コーディネーターという職業の育成をすべきだと思います。日本では1人とか言っているけど、沢山必要でしょ。俳優さんは沢山いるんだし、日本だって作っている映画は沢山あるんだから。これからは育成に力を入れるべきですよ。監督が男性だろうが女性だろうが、映像内に性描写がある場合は現場に必ず入って貰うような体制を考えるべきなんです。

 

もちろん、その分の予算はかかりますが、それだけ気を使って作るのは当たり前の時代です。男性優位でいいようにする時代は終わっているんです。確か海外の記者の方が言っていたと思いますが、今現在は男女平等にして欲しいんじゃなくて、今まで女性を排除してきた男性が、女性を排除してきた分だけ今は女性を優遇して受けいれるべきなのだと言っていました。確かにそうですよね。今までチャンスが無かったんだから、その分、女性にチャンスを与えるべきなんです。

 

話を戻して、インティマシー・コーディネーターという専門家を早く育成して、どんな現場にも入れるべきです。海外からの移民受け入れに予算なんて使ってる場合じゃないんですよ。日本人が日本で能力を身に着けて、新しい職業を身に着けて独り立ちしていくべきなんです。簡単な仕事は機械化で対処出来るでしょ。もうちょっと頭使えよ、政治家さんたち。

 

はぁ~、吐き出してごめんなさい。でも、我慢出来なかった。ムカついた。なんでいつまでも女性が我慢しなきゃいけないんだよ。私のようなオバサンは今まで凄い我慢してきたのよ。嫌な思いをしてきたのよ。そんな思いを若い人たちに引き継ぎたくないんです。

 

私がもう少し若かったら、すぐにでもインティマシー・コーディネーターの勉強をしてやるのになぁ。本を読めば良いのかしら。講座とかがあるのかしら。もういくらでも協力してあげるんだけどなぁ。

 

とりあえず、明日、映画を観てきたら、また感想を書きますね。

私は原作をまだ読んでいないので楽しみです。観た後で原作も呼んでみたいなぁ。

しばらくお待ちください。

では、また明日。カメ

 

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