「ブルー きみは大丈夫」お話は良いんだけどキャラクターが可愛くないのよ。もっと可愛ければなぁ。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ブルー きみは大丈夫」

 

を観てきました。TOHOシネマズさんの試写会が当たりまして観せていただきました。公開前に観たのに、こんなに時間が経っちゃった。ごめんなさい。

 

ストーリーは、

母親を亡くし心に深い傷を抱える少女ビーは、謎の生き物ブルーに出会う。ブルーと仲間たちは、かつて子どもによって生み出された“空想の友だち”だが、子どもが成長し彼らを忘れるとその存在が消滅する。消えてしまうブルーを救うため、何故かブルーのことが見える隣人の助けを借り、ブルーの新たなパートナーを見つけるべく奔走するビーだったが。

というお話です。

 

 

幼い頃に母親を亡くした13歳の少女ビーは、ある日、おばあちゃんの家で、子供にしか見えない不思議な“もふもふ”ブルーと出会う。ブルーが友達だった子供は、今は大人になり彼の事を忘れてしまい、居場所が無くなったらしい。

 

友達に忘れられたブルーは、もうすぐ消えてしまう運命にあった。ビーは、大人だけど何故かブルーが見える隣人の男・カルの力を借り、ブルーの新しいパートナーになってくれる子供を探そうと動き出すのだった。

 

 

しかしそう簡単には友達は見つからない。昔の子供とは違い、想像の世界を持つ子供が減ったようなのだ。それならと、元の友達を探して思い出して貰おうと考えたビーだったが、そう簡単にはいかない。カルが協力してくれてブルーの元の友達を見つけるのですが、既に大人の世界で生きている友達に思い出させようとしても難しいのだ。ブルーが何となく友達にくっついて思いを伝えようとするのだが…。後は、映画を観てくださいね。

 

随分前に観たのに、こんなに遅くなってしまった。実は、あんまり感動も無く、何となく他でも観たことがあるような内容だったので、ふーんという感じだったんです。一応、夢のある作品で、大人になっても、子供の頃の純粋だった時代の事を忘れないでっていう作品で、良い作品だとは思うのですが、捻りすぎかなぁ。

 

 

まず、想像の友達であるマスコットたちが、あまり可愛くないのよ。私、アメリカの可愛いという基準がよく解らないのですが、機関車トーマスも大人気だけど気持ち悪いでしょ。私にはあのシリーズはホラーですもん。顔が怖いんです。同じように沢山のマスコットたちが出てくるのですが、可愛くないんです。

 

必死で可愛くしようと、目を大きくしたり、キラキラさせたりしているけど、バランスが悪いのよ。目の間隔とか、鼻の位置、口の大きさを考えて欲しいんです。日本の可愛いキャラクターたちは、デザイナーがミリ単位でバランスを変えていき、一番安定するところで決めているんです。日本のキャラクターを舐めんなよ。キティちゃん可愛さは日本だから生まれたんですからね。

 

 

なので、大人になって社会で色々な苦労をして成功したかもしれないけど、それと引き換えに穏やかな心や優しさ、思いやりを捨ててきてしまった人に潤いを与えるため、昔の友達が逢いに来て僕たちを忘れないでっていう感動を与えるハズだったんだけど、怖いのよ。

 

子供が考えたキャラクターだからグロテスクだというのかもしれないけど、子供の描く絵って形がいびつでも可愛いんですよ。世界がまだ全部見えていない分、子供は自分で調節しているからそれなりに可愛く描いているんです。でも、この映画に出てくる子供の友達は、きっと大人が考えているんだろうから、気持ち悪い感じになっちゃうんです。子供に絵を描いてもらって、それをそのままキャラクターにしてくれた方が、よっぽど可愛かったと思いますよ。

 

 

主人公のビーを助けてくれる隣人のカルをライアン・レイノルズが演じているんですけど、つい何かやってくれるんじゃないかって期待しちゃうのよね。今回は秘密を持った隣人で、最後に実はっていう事が解ってくるので、これまでのヒーローみたいな調子の良いことは無いんです。でも、まぁ、ビーにとっては、彼はヒーローよね。助けてくれるんだから。

 

私も子供の頃は本を読んだりアニメを観たりして、独りで過ごしていたので、想像の友達は沢山いたと思うんだけど、忘れちゃったなぁ。父は海外に行っていて、母は大学に行き始めちゃったので、医者だった祖父の家に預けられていたんです。みんな忙しそうだったから、欲しいモノは買って貰えたけど、誰も遊んでくれなかったのよ。だから自分だけの友達と遊んでいたと思うのよね。

 

 

実は今でも、時々、考えなきゃいけない時とか決断を迫られた時には友達というかもう一人の自分に話しかけながら判断しています。誰かに問いかけることで冷静になれるのよね。皆さんもそうじゃないですか。という事は、大人になっても友達はいますよね。自分に共感してくれる、とても優しい友達。誰にも見えなくてもいいのよ。自分だけの世界の話なんだから。それを恥ずかしがったり、大人なのにと思ったりしなくていいんです。他人は関係ない。自分を助けてくれる友達は必要なんです。

 

この映画、その辺のお話は素晴らしいと思ったんだけど、キャラクターたちがなぁ~。日本で人気が出なかったのはそれだと思いますよ。もうハリウッドもそろそろ理解した方が良いです。キャラクターデザインは日本に頼むこと。可愛い感覚は日本はピカイチですからね。適材適所と思って、日本のデザイナーに頼んでください。

 

 

私はこの映画、お薦めしたいと思います。お話は良いんです。まぁ、他の作品でも同じような内容はあるけど、子供の頃の気持ちを思い出そうという良いお話なんだけど、キャラクターがちょっとキモいので人気が出なかったようです。ぬいぐるみたちは可愛くないなぁ~と思いながら観にいけば、そんなにキモッと思わなくて済むかも。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「ブルー きみは大丈夫」