「ブリックレイヤー」レンガ職人の技術はCIAエージェントの仕事に役にはたってないと思うけど。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ブリックレイヤー」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

ヨーロッパでアメリカの諜報活動への抗議デモが広がる中、ギリシャのテッサロニキで米政府に批判的な女性記者の遺体が発見された。やがて事件の容疑者として、1年半前に死亡したはずのCIA諜報員ヴィクター・ラデックの存在が浮上。CIAはかつてラデックの同僚だった元エージェントのスティーヴ・ヴェイルに協力を要請。レンガ職人として静かに暮らしていたヴェイルはかつての友を追うこととなるが。

というお話です。

 

 

ここ一ヶ月以内に三人の国際ジャーナリストが殺害された。彼らはアメリカの諜報活動に批判的な内容の記事を書いており、世間はCIAが殺害に関与しているのではないかと騒ぎ始め、ヨーロッパでは抗議活動も広がってくる。

 

このままでは濡れ衣を着せられたままになってしまうと考えたCIAは捜査を開始し、元CIAエージェントのビクター・ラデックが関与していることを突き止め、その相棒だった元捜査官のベイルが適任だと判断し、フィラデルフィアでレンガ職人として働いているヴェイルに解決を頼むが断られてしまう。ヴェイルはラデックが潜入捜査中に正体がバレて家族を殺されたため、CIA内の裏切り者に復讐をしようとしていることを知っていた。

 

 

レンガ職人として働いているヴェイルの元に殺し屋が現れ、狙われてしまう。ラデックが送った殺し屋と考えたヴェイルは、仕方なくCIAの仕事を引き受け、捜査官のケイトと共にラデックを追い始める。

 

ギリシャに着いたヴェイルとケイトは、次に狙われるジャーナリストを守ろうとするが殺されてしまい、ラデックは次の標的を殺されたくなければ金を払えと莫大な仮想通貨を要求し、CIAは仕方なく払う方向に動き始める。ヴェイルは何かがおかしいと感じ始め、独自でラデックと関係者を捜査し始めるのだが。後は、映画を観てくださいね。

 

 

アーロン・エッカート主演のサスペンスアクション映画です。あまり宣伝をしていなかったので、期待しないで観に行ったら、まぁまぁ、楽しめました。
 

元CIAエージェントのヴェイルは、何故か退職してレンガ職人をしています。この職業が何か謎に関わってくるのかと思ったけど、一切関係ありませんでした。ただ、好きだからこの仕事をしているらしい。彼の元にCIAが訪ねてきて、昔の同僚がCIAを陥れようとしているので助けて欲しいと言ってくるんです。そりゃ、断りますよね。友達なんだから。でも、何故かヴェイルまで襲ってくるので、仕方なくCIAの依頼を引き受けます。

 

 

お決まりのようにヴェイルは敏腕エージェントであり、ラデックを追い詰めていきますが、何かおかしいんです。復讐をしたいならお金の要求なんてしないだろうし、何故か友人のヴェイルまで狙い、その関係者までも殺そうとするんです。家族の恨みを晴らしたいなら、CIAを徹底的に攻撃すれば良いだけなのに、何かおかしいんです。

 

ヴェイルは最初は乗る気じゃなかったのですが、殺されそうになり、その内友人まで殺されてしまい、本気になります。でも、何かがズレていることに気が付いて、関係者の中に裏切り者がいるはずと思い、調べ始めるんです。ジャーナリスト以外は、全部身内しか狙っていないので、必ず情報を知っている関係者が犯人ですよね。

 

 

CIAがヴェイルのお目付け役としてケイトという新人の捜査官を付けるのですが、このケイトが新人だからなのかモタモタしていて使えないんです。いまどき仕事に女も男も無いんだから、守られるだけじゃ意味が無いのよっ!足手まといでした。途中から、やっと戦うようになってくるんだけど、最初の方はヴェイルもケイトを置いてけぼりにしてましたね。

 

このストーリーは、元FBIだったという小説家が書いた作品なのですが、何故レンガ職人なのか全く意味が解りませんでした。これ、とび職でもペンキ屋でもコックでも良いと思うんだけど、なんでレンガ職人だったんだろう。だってこの職業、事件に何の意味も無かったんですよ。例えば、イソップ物語の「3人のレンガ職人」からきているのかしら。レンガを積むことに、ヴェイルは何か喜びがあるのかもしれません。どうなのかな。

 

 

それにしてもCIAは、こんな事件も外部の人間に頼まなきゃいけないのかしら。というか、これヴェイルに頼んでなかったら誰が解決したんだろう。だって事件に関係している人たちは全てヴェイルの関係者なんです。よく考えるとヴェイルが人々を繋いでしまい、だから事件が起きたと言っても過言ではないくらいなんですよ。展開に無理があったような気がするけどな。ツッコミどころが多すぎました。

 

CIAも何か作戦があったなら、ちゃんと後始末も何もかも解決して終わりにしないとダメじゃないの?ラデックの仕事がしっかりと終わらせられなかったからこんなことになったんでしょ。家族が殺されたなら、最後までラデックの面倒を見なきゃいけなかったのに、始末するようにしたのが間違いですよね。ヴェイルもちゃんと上司に相談すべきでしょ。うやむやにするからこんな事件が起きて、何人も死ぬことになっちゃったんですよ。まったく。

 

 

私はこの映画、お薦めしたいと思います。あまり期待しなかったからなのか楽しめました。アーロン・エッカートがカッコよかったし、ちょっとB級映画っぽい感も笑える要素だった気がします。ほとんど頭を使わなくてよいので、疲れている時でもアクションで楽しめますよ。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「ブリックレイヤー」