「アナログ」王道純愛ストーリーでちょっとベタベタでしたが感動作でした。ぜひ観て、泣いてください。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

 

「アナログ」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

手書きにこだわるデザイナーの水島悟は、自身が内装を手がけた喫茶店「ピアノ」で、小さな商社に勤める女性・美春みゆきと出会う。自分と似た価値観のみゆきにひかれた悟は、連絡先を聞くが、彼女は携帯電話を持っていないという。そこで2人は、毎週木曜日に「ピアノ」で会う約束を交わす。丁寧に関係を紡いでいく悟とみゆき。しかし悟がプロポーズを決意した矢先、みゆきは突然姿を消してしまう。

というお話です。

 

 

手作り模型や手描きのイラストにこだわるデザイナーの悟。あまり向上心があるタイプではなく、上司にアイディアを取られても、別にいいよという性格だ。デザインへの強いこだわりはあり、細かいファサードまで考えてデザインした喫茶店「ピアノ」は、竣工後も気に入って通っている。

ある日、悟は”ピアノ”へ行くと、自分がデザインした店が出ている雑誌が置いてあることに気が付く。つい、手に取って読んでいると、席の女性が戻ってきて、”その雑誌どうぞ。”と言われてしまう。スミマセンと謝り、自分のデザインが出ている事を告げると、マスターが”この店も彼なんだ。”と言う。



 

2人は店内のデザインについて話し出すと盛り上がり、お互いに趣味が合うことに気が付く。その出会いから、お互いに気になり始め、「毎週木曜日にこの店で逢いましょう」と約束をする。連絡先を彼女に聞くと、携帯を持っていないというのだ。

二人で積み重ねるかけがえのない時間。悟はみゆきの素性を何も知らぬまま、どんどん惹かれていき、プロポーズすることを決意する。しかし当日、彼女は現れなかった。その翌週も、翌月も。



 

なぜみゆきは突然姿を消したのか。彼女が隠していた過去、そして秘められた想いとは。後は、映画を観てくださいね。

 

うん、とっても良い映画でしたが、凄くベタな内容でしたね。ちょっと、調子が良すぎると思ったけど、原作がこうなのかな。王道純愛ストーリーなので、ちょっとひねくれた私には、あまりにも眩しくて、ちょっとキツい感じもありましたが、これは万人受けするでしょうね。日本人が好きなお話だと思います。

 

 

キャストはピッタリだと思いました。二ノ宮さんは、ちょっと大人しめのデザインオタクって感じかしら。エレベーターや階段のデザインもしていたから、一応、建築士なのかな。構造が重要だから、建築士以外がエレベーターや階段を移動は出来ないしね。みゆき役の波瑠さんは、とても透明感があって、素敵でした。”ピアノ”のマスター役のリリーさんが良かったなぁ。画面の後ろの方に、ソッと立っていたりして、安定感がありました。友人役の桐谷さんと浜野さんも良かったです。こんな友達なら、ずっと付き合っていけるんだろうなぁ。

 

喫茶店で出会った二人は、直ぐに惹かれ合い、近づきそうになりますが、何故か彼女が携帯電話を持っていないというところで、アナログとなります。ま、それ以外にも、レトロな付き合い方をしていくので、アナログといえばアナログなのですが、それが、何とも愛おしいというか、何でもすぐにスマホで済ます時代に、時間をかけて2人で進んでいくというところが、良いなと思いました。

 

 

でも、考えてみると、昔は携帯なんて無かったんだから、どうやって待ち合わせをしていたんだろう。電話連絡だと自宅で親と一緒だったので、親が出て、代わってくれていたのかな。とても不思議な気持ちがしますが、それが当たり前だったんですよね。それに、グーグルマップなんて無いから、知らない場所での待ち合わせとかだと、駅とかの地図を見て、知っている人が説明をしてくれたんだろうな。今思うと、本当にアナログって凄かったんだな。その頃は頭を使っていたんだろうけど、今は、何でもスマホで出来ちゃうから、考え無い人が増えて、頭が悪くなっているんでしょうね。

 

話を戻して、悟とみゆきは、デートを重ねるんだけど、何故か、どちらもお互いの事を聞かないんですよ。普通なら、何処に住んでいるの?とか、家族構成は?とか、学校はどこ卒ですか?とか聞くでしょ。この二人、何の仕事をしているということは、確かお互いに話していたけど、それ以外の情報は、全く聞かないんです。結婚までしようと思うなら、もう少し聞かないとなぁと思ったんだけど、相手がどんな人でも良いというほど好きになったんでしょうね。それも素敵です。

 

 

付き合っている時は、ほとんど何も知らない2人なんですが、ある日から、会う事が出来なくなり、そこから悟は、みゆきの事を知って行きます。お友だちが大活躍してくれて、悟を応援してくれるんです。こういう友情ってイイよなぁ。友達だからこそ、お節介と思われようと、どうしてもやってあげたいという気持ちが溢れていて良かったです。桐谷さんと浜野さんが演じているんだけど、やっぱり、2人とも上手いですねぇ。

 

悟の母親は病気で入院しているのですが、とても息子想いで、優しいお母さんでした。息子も、こんなに頻繁に病院に通うなんて、本当に良い息子だよなぁと思いました。だって、母親の電話にも出ないような人もいるでしょ。まぁ、あまり関係が良くないなら仕方ないけど、普通なら、やっぱり家族とは仲良くしていたいよね。大体、順番からいって、親が先に死ぬのだから、最後の方は、一緒にいてあげたいよね。

 

 

みゆきは、後から色々な事が解ってくるのですが、若い頃に悲しい経験をしているんです。なので、あまり人付き合いもしていなかったし、友達とワイワイ騒ぐような遊びもしたことが無かったようで、悟と付き合いだして、とても楽しそうでした。後から彼女の事を知ると、ちょっと世界が違う人だったんだなという事が解ります。でも、クラシックコンサートなどに行ったら、誰か知っている人がいそうだけど、誰も気がつきませんでした。ちょっと不思議ですね。

 

後半は、何年後なんて、バンバンと時間が飛ぶので、少しテンポが良く無かったかな。まぁ、最後でドーンと感動をさせる映画なので、こうなってしまうのは仕方がないのですが、無理無理という感じが見えてしまって、少し、その部分が嫌でした。

 

 

私は、この映画、超お薦めしたいと思います。きっと、この映画は誰が観ても、受け入れられる映画だと思います。私のような、ちょっとひねくれ屋には、ベタな恋愛映画なので観ていて辛い部分もありました。まるで、おとぎ話のような話なので、観て、感動して、うーん良かったと気持ち良く映画館を出てくるには、最適の映画です。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

P.S:スミマセン。コメントで嵐がどーのと書いてきた方がいて、嵐って何だろうと思って消してしまったら、二宮さんって嵐だったんですよね。まだ、嵐は解散していないのでしょうか。大野さんが辞めた時に解散したものと思っていました。この嵐はジャニーズのグループでしたね。今回のエンドロールにはジャニーズの文字が無かったので、全く、忘れていました。ジャニーズの文字が無いだけで、気持ち良く観れます。あると気分が悪いのですが、これからは無くなるのかな。良かった。元嵐の方々も、早くジャニーズから離れれば良いのにね。それぞれに力を持っているのだから、縛られるのは勿体ないです。

 

 

「アナログ」