「一秒先の彼」台湾映画のリメイクだけど、とってもよく出来ていました。楽しかったです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

 

「一秒先の彼」

を観てきました。

 

ストーリーは、

郵便局の窓口で働くハジメは、何をするにも人よりワンテンポ早い。ある日、彼は路上ミュージシャンの桜子に出会い、恋に落ちる。どうにか花火大会デートの約束を取りつけたものの、目覚めるとなぜか翌日になっていた。やがてハジメは、郵便局に毎日やって来るワンテンポ遅いレイカが“消えた1日”の鍵を握っていることを知る。

というお話です。

 

 

ハジメは京都の生まれ。いつも人よりワンテンポ早く、50m走ではフライング。記念写真を撮るといつもシャッターチャンスを逃してしまい、小学校、中学校、高校の卒業アルバムの写真はことごとく目を閉じている。現在、ハジメは長屋で妹の舞とその彼氏のミツルと3人で暮らしている。

ハジメの職場は京都市内にある中賀茂郵便局。彼は高校を卒業して12年間、郵便の配達員だった。ついたあだ名が、『ワイルド・スピード』。度重なる信号無視とスピード違反で免許停止を食らい、それからは窓口業務だ。ハジメと同じ窓口に座るのは新人局員のエミリと小沢。いつもふたりに「見た目は100点なのに中身が残念」と言われ、ふてくされる日々。



 

レイカも京都の生まれ。日本海に面した漁師町の伊根町で育った。いつも人よりワンテンポ遅く、50m走では笛が鳴ってもなかなか走りださない。現在、彼女は大学7回生の25歳。アルバイトをいくつも掛け持ちし、学費を払いながらの貧乏生活だ。写真部の部室に住み込み、ひとりぼっちで夜食をとりながら、ラジオを聴いている。

ある日、急停車したバスに追突した高校生を看護するハジメの姿をみて、既視感をおぼえたレイカ。郵便局でハジメの窓口にいき、胸の名札『皇』の文字を見つめる。



 

街中で路上ミュージシャン・桜子の歌声に惹かれて恋に落ちるハジメ。早速、花火大会デートの約束をするも、目覚めるとなぜか翌日になっていた。“大切な1日”が消えてしまった!? 秘密を握るのは、毎日郵便局にやってくるレイカらしい。ハジメは街中の写真店で、目を見開いている見覚えのない自分の写真を偶然見つけるのだが。(公式HPより。)後は、映画を観てくださいね。

 

台湾映画のリメイク作品なのですが、私は、こちらの日本版の方が解りやすかったかなと思いました。台湾版は、確かに面白かったんだけど、父親の事とか説明が少なくて、サラッと流されてしまうので、ん?という感じだったんです。今回は、結構、妹や母親が絡んでいて、解りやすかったし、ハジメのダメさ加減がよく出ていたかな。

 

 

台湾版は、男女逆転で、せわしないのが女性でおっとりが男性だったのですが、今回は、ハジメがわさわさして一秒早く、レイカがおっとりしていて、1テンポ遅いんです。偏見かもしれませんが、女性がせかせかしていると、ちょっとうるさいなと思ってしまうのですが、男性がせかせかする分には、それほど気にならず、まぁ、こういう奴いるよね~って感じで受け入れられました。

 

ハジメちゃんは、イケメンなんだけど性格に難ありなので、彼女にフラれ続け、今はひとりです。ある日、川べりでライブを行っている”桜子”という女性に出会い、彼女に一目惚れします。ライブに通い、彼女と知り合いになったハジメは、とうとう付き合い始めて有頂天状態です。もう、周りが見えなくなっており、彼女の怪しい言動も信じてしまいます。

 

 

レイカは、ハジメの事を昔から知っていて(何故知っているかは、ネタバレなので書きません。)、こそこそと彼を探っています。どう考えても、ハジメが詐欺にあっているとしか思えないような状態になっても、ハジメは気がつかず、レイカは心配で、いつもハジメを見張るようになっていました。でも、この時点で、なんでレイカがそんなにハジメに固執するのか、全く解らないんです。それが段々と解ってくるんですよねぇ。

 

ある日、桜子とデートの約束をして、待ち合わせ場所に向かっていたと思ったのに、ふと気が付くと、デートの日は終わっており、次の日の朝になっていた。ハジメは、あまりに驚き、警察に駆け込んで、1日を失くしたって言ってみるんだけど、もちろん”はぁ?”となりますよね。警察も誰も取り合ってくれず、デートの記憶は無い。桜子もいなくなっている。

 

 

慌てて、昨日を探し回ると、自分の写真が写真館に飾られているのに気が付くんです。天橋立で撮影されたらしく、その撮影者は、レイカという名前の、ちょっとゆっくりした女性らしいと聞き、あれ?と窓口に来ている女性を思い出して、その郵便物を調べに行くと、なんと、天橋立近くの郵便局の司書箱宛てなんです。

 

うーん、でも、この時点では、1日が消えた理由は解らないですよね。そして、謎解きというか、解説が始まるんです。きっとハジメちゃんは、全く解ってないと思うんだけどね。(笑)ま、でも、なんやかやして、二人はやっと知り合うことになるという感じかしら。ま、知っているんだけどね。


 

なんとなく、すごく温かいお話になっていて、天然のせっかちなハジメちゃんと、天然のゆっくりなレイカちゃんは、一緒にいれば、ちょうど良いスピードになるんじゃないかなと思えるようなお話でした。

 

今回は、バスの運転手が仕事ではないので、二人とは別に、バスの運転手さんが出てきて、荒川良々さんでした。うーん、慌てっぷりが嬉しかったです。本当にいそうな運転手さんに見えて、笑っちゃうんですよね。さすが荒川さんです。うん、好きでした。

 

 

私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。台湾映画を知らない方が、結構、素直に楽しめるんじゃないかな。私は、知っていても楽しめましたが、知らないと、どうして??というのが楽しめて、良いと思いました。ぜひ、観に行ってみてくださいください。

ぜひ、楽しんで来てくださいね。カメ

 

 

「一秒先の彼」