「ブラック・デーモン 絶対絶命」
を観てきました。
ストーリーは、
海底油田の視察とバカンスを兼ね、家族とメキシコを訪れたポール。しかし、町はかつての活気を失い、存在感を放っているのは、悪魔から守ってくれると言われるアステカの彫刻だけ。油田にも人気はなく、見知らぬ男が怯えた顔で海を見つめている。そこには、アステカに語り継がれる伝説の巨大ザメ「ブラック・デーモン」が出現。崩壊寸前の油田に取り残され、油田の下には何者かが仕掛けた爆弾が見つかり、爆発までのタイムリミットは残り59分となっていた。
というお話です。
海底油田の視察とバカンスを兼ねて家族とメキシコを訪れたポール。だが、油田によって活気があった街はすたれ、「悪魔」から守ってくれると言われる”アステカの彫刻”だけが至る所に祀られている。ポールは視察に行き、家族はレストランで待つように言われるが、そこで危険な男達に目を付けられてしまう。
ポールは視察の為に油田に向かうが、会社が用意したという舟は途中までで、一人で行ってくれとボートを渡される。何とか油田にたどり着くが、人気は無く、見知らぬ男がただ一人、怯えた顔で海を見つめている。何があったのか話を聞こうとする
すると、突然油田が突き動かされ、大きく揺れる。海面に現れたのは、大きく黒々としたヒレ。その怪物は、アステカに語り継がれる伝説の超巨大ザメ「BLACK DEMON」だった。
そして何故かポールの家族が油田に向かってくる。街で怖い思いをして、逃げて来たらしい。しかし、この油田にも逃げ場はない。通信手段はなく、ボートは損壊。さらに海底には何者かが仕掛けた大型爆弾が見つかる。爆発までのタイムリミットは59分。海には執拗に襲ってくる超巨大ザメ、メガロドンがいる。ポールたちは逃げ出すことが出来るのか。後は、映画を観てくださいね。
2~3週間前に観たような気がするんだけど、感想を忘れていたので書きますね。うーん、これは、B級映画いやD級映画と言っちゃおうかな。笑っちゃうようなシチュエーションで、メキシコの海の真ん中にある油田に家族で取り残されるんです。さすがに、この展開は笑ってしまいました。
メキシコのリゾート地へ、油田を経営している会社に勤めている父親・ポールと、その家族たちがやってきます。以前、来た時は油田で景気が良くなっていたし、観光地としても栄えていたのに、今は人影が無いんです。話を聞くと、油田で何かがあって、今は休止しているらしいんです。ポールは、バカンスのついでに油田の調査をするようにと会社から依頼されており、とりあえず、街に家族を残して、ちょっと油田に船で出かけるんです。ちょっとと言うくらいなので、船で20分くらいなんじゃないかな。
街で家族が待っていると、街の男が強引に誘って来て、逃げるしかないという状態になります。普通、街なんだから、誰かが止めるとか、直ぐに警察を呼ぶよねぇ。まるで無法地帯なんです。そして、追われて、家族は船で油田に向かうんです。なんか変でしょ。メキシコって、そんなに治安が悪いんですかね。
油田に家族が集まってしまい、そこに来ていた男性2人と合流し、どうしようかって話になるんです。どうしようかって言うのは、油田の周りに巨大サメが巣くっているということと、油田に時限爆弾が仕掛けられているということ。
なんで時限爆弾かって言うのは、段々と謎が解けてきて判るのですが、それはネタバレになるので書けません。でも、この謎は、良く出来ていたと思います。石油会社が利益優先で、その石油プラットフォームを建てたのだろうから、そりゃ、不具合は出てきますよね。ま、この場合は、ちょっと伝説やら何やらが絡んできて、面倒なのですが、技術的な事だけを言えば、最初に調査をした時に、作っちゃダメな地域だったのに、無理矢理に作ったんでしょうね。
そこに残されたポール一家と2人の男性は、爆弾が爆発する前までにここから逃げ出さなきゃいけません。でも、船はサメに壊されてしまったし、救命ボートみたいなものを使ったとしても、直ぐにサメに襲われてしまいます。そのサメも、嫌に巨大なんですよ。ジェイソン・ステイサムが出ている「MEG」という映画のサメと同じくらいかな。この映画でも、古代サメのメグだからって言ってましたけど、時々、映像によって、普通の大きさのサメかなと思うような大きさの時もあり、不思議でした。
何ていうか、うーんと唸ってしまうような展開で、どうせなら、もっと面白い展開にして、コメディっぽくしちゃえば良かったのに。サメと爆弾ということで、どう考えてもB級なんだけど、必死で、凄い映画なんですってアピールしている感がプンプンしてくるんですよ。そこが、鼻につくというか、イラッとしたかな。もっと振り切って、笑わせてくれるなら、楽しめたんだろうけどね。
それに、最近の映画にありがちですが、子供なら何でも許されると思っているのか、本当にイラッとする子供が多いんですよ。そういう台本なんだと思うけど、子供に”やるな”って事をさせて、展開を動かして行くのはズルいです。子供でも、悪いことをすればサメに食われるんだと描いて行かないと、何をやっても許されると思っちゃうでしょ。子供だけは助けるとか、ありきたりなストーリーは飽きられます。考えて欲しいと思いました。
私は、この映画、まぁ、お薦めしておきましょうかね。ポールのアホさ加減にビックリしちゃいますが、ま、頭が悪いからこういうことになったんだろうと笑ってあげてください。私も石油会社の立場だったら、このアホなポールに、全部責任をおっ被させるなぁ。頭が悪くて、察しも悪いんですもん。ま、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「ブラック・デーモン 絶対絶命」