「デスパレート・ラン」学校での銃乱射事件に巻き込まれた息子を救うためには…。必死で走ります。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「デスパレート・ラン」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

夫に先立たれたエイミーは、癒えぬ寂しさを抱えながらも平穏な生活を取り戻そうと懸命に働いていた。ある朝、いつものように子どもたちを学校へと送り出し、ランニングに出かけたエイミーだったが、遠く離れた森の中で、息子が通う高校で立てこもり事件が発生したことを知る。町は混乱に陥り、助けも移動手段もない中、エイミーは1台のスマホを頼りに、愛する息子を救出すべく動き出す。

というお話です。

 

 

愛する夫を交通事故で亡くしたエイミー・カーは、高校生の息子・ノアと小学生の娘・エミリーのために、自然あふれる小さな町レイクウッドで、平穏な生活を取り戻そうと懸命に働き、自身の悲しみとも向き合いながら日々を過ごしている。

夫の一周忌を目前に控えたある朝、エイミーはスクールバスに乗り込むエミリーを見送り、学校へ「行かない」とベッドに横たわるノアにコーヒーを届けると、スマホ1台を携えてランニングに出発するのだった。



 

ひとり森の奥深くを走り続けていると、勢いよく走行する数台のパトカーとすれ違う。一抹の不安を感じたのも束の間、地域のすべての学校が封鎖されたという緊急速報を受信する。ニュース動画や、911、娘の通う小学校、知人等への電話で必死に情報収集をする中で、なんと息子の通う高校で立てこもり事件が発生し、自宅にいたはずの息子が巻き込まれている可能性があることを知るのだった。

エイミーは愛する息子を救うため、たったひとつのスマホを片手に考え得るあらゆる機能を駆使しながら走り続け、町から何マイルも離れた場所で必死に時間との闘いに挑む。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、ちょっと設定に無理無理がありますが、面白かったです。ナオミ・ワッツ演じる母親エイミーが、息子を学校に送り出そうと起こしに行くと、「今日は休む」というので、仕方なくそのままにし、自分はランニングに出かけます。

 

ここでおかしいのが、普通、”帰ってきたら一緒に食事をしましょう”みたいなことを言ってランニングに出かけたのに、凄い遠くまでランニングに行っちゃっていて、朝食を一緒にというレベルでは無かった事です。学校の事件を知って連絡をすると、親御さんたちは学校近くの公民館に来てくださいと言われるんです。エイミーは、今の場所から公民館まで、走ったら1時間ほどかかると言うんですね。それなら家の帰って車で行けばいいじゃんと思うのですが、家も遠いらしいんです。え?直ぐに帰ると言っていたのに、どれだけランニングしているの?と思いました。

 

 

確か家から40分と言っていたような気がするのですが、家から40分の位置となると、往復1時間半でしょ。直ぐに帰ってくる距離じゃないよね。あまりの状況に驚きました。それにランニングしている場所は、山の中なんです。車道は通っているけど、本当に森の中を走っているような道路なの。いや、あの、アメリカはそういう場所が沢山あるけど、でもね、息子を待たせている訳だし、ましてランニング中に、エイミーの息子が学校で虐めを受けているかもという話を友人から聞くんです。そしたら、心配になって、家に向かうんじゃないの?
 

とにかく、距離がハンパないので、仕方なくタクシーを呼ぶんだけど、呼んだくせに自分も走っているから、タクシーと逢えないのよ。その上、自分が走っている位置が解らなくなるという、とんでもない状態。あんな森の中で、何とかスマホが仕えたから良いけど、まず、電波が通じなくなるだろうなぁ。

 

 

何とかタクシーと逢えたエイミーは学校に向かうんだけど、モンペアと言って良いような事をします。まず、タクシーに乗る前に、走りながら学校近くの車修理工場に電話をして、学校の中に息子の車があるか調べてと頼み、その駐車場の車のナンバーを全部調べて持ち主を教えろと言ったり、どう考えても個人情報を手に入れるなんて違法なのに頼むんですよ。

 

その上、タクシーに乗ってから、自分の職場が役所の税務処理課らしく、そこに電話して、個人の名前を言って、税務状況を知らせろと言うんです。おいおい、マジで個人情報漏洩で、犯罪なんですけどと思ったけど、それを平然とやってのけるんですよ。いやぁ、いくら息子を助けたいからって、そこまでやっちゃったら、普通は職場はクビよねぇ。

 

学校に向かいながら色々な事をするんだけど、ネタバレになるから、あまり書けないけど、まぁ、酷いことをするんです。警察の邪魔になるって言うのに、勝手に色々な事をしちゃうんですよ。通常ならあり得ないんだけど、酷かったなぁ。モンスターペアレンツって、こういう事を言うんだと、よく解りました。恐ろしいと思いました。これ、実際の事件だったら、人質が殺されていてもおかしくない状況だと思います。酷い母親だと思いました。

 

 

映画だから、とりあえずは母親のおかげとか何とかにまとまるんだけど、こんなこと、絶対にしないで欲しいと思います。自分の子供だけが犠牲になるならまだしも、他の子供たちもいるのに、酷いですよ。私が他の子の親だったら、絶対に許さないけど。人の子供を危険に晒しといて、子供の為にやっているというような顔をしないで欲しいです。観ていて恐ろしかったですもん。犯人がじゃなくて、この母親がです。

 

アメリカは銃社会で、銃での大量虐殺などが起こっていて、本当に恐ろしいです。どうして銃の規制が出来ないのでしょう。みんな持っていなければ、銃で自分を守る必要も無いんだから、必要無いのにね。銃を製造販売している業界の力が強いから、どうしても規制に踏み込めないのかな。日本は、絶対に銃の自由化なんてして欲しくないです。ただでさえ、色々な問題が起きてきているのに、これ以上、犯罪が増えたら、美しい日本では無くなってしまいます。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。おかしな部分は多いですが、テンポが良いので、気持ち良く観れてしまいます。何も考えなければ、設定のおかしな部分はそんなに気にならないので、ドキドキハラハラ感を楽しむだけで十分なんじゃないかな。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「デスパレート・ラン」