「オオカミ狩り」始まりからは想像もつかない展開をしてサスペンスバイオレンスアクションと楽しめます | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「オオカミ狩り」

 

を観てきました。Fan’s Voiceさんの、独占最速オンライン試写会が当たり、観せていただきました。(@fansvoicejp)

 

ストーリーは、

2022年。フィリピンで逮捕された犯罪者たちを乗せた貨物船が釜山港へ向けて出航した。船内には凶悪犯罪担当のベテラン刑事約20人を配置、釜山では海上交通管制センターで海洋監視システムを設置するという万全な体制の中、プロジェクト名「オオカミ狩り」と呼ばれる韓比共同護送計画が展開される。しかしその夜、密かに脱走を企んでいた凶悪犯ジョンドゥが、刑事として紛れ込んだ仲間とともに反乱を起こし、船内は武器を手にした犯罪者たちで溢れかえる事態に。さらに眠っていた「怪人」が目を覚まし、想像を絶する戦いが幕を開ける。

というお話です。

 

 

2022年、フィリピン マニラ。現地で逮捕された犯罪者たちを乗せた貨物船“フロンティア・タイタン号”が釜山港に向けて出航した。長年、凶悪犯罪を担当してきたベテラン刑事の約20人が護送官として乗船。その他、医者と看護婦などが乗り込んだ。

釜山では、海上交通管制センターで監視をしていた警察をどかし、海洋特殊救助団が計画を管理することとなり、オ・デウンチーム長と部下たちが管制センターに入り、海洋監視システムを設置する。万全な体制により、韓比共同護送計画(プロジェクト名:オオカミ狩り)が進められた。



 

監獄化した貨物船には、13名に対する殺人および殺人教唆、強姦罪に問われ第一級殺人犯として国際手配されたジョンドゥ、特殊暴行17件で赤手配者のドイルなど極悪非道な犯罪者たちが収容されていた。表向きは犯罪者だけだが、秘密裏に、船の最下層に、ある人物が収容されていた。医者は、この人物に定期的に睡眠薬を打つために乗船させられたのだ。

その夜、密かに脱走を企てていたジョンドゥと刑事として紛れ込んでいたジョンドゥの一味により暴動が勃発。船上は武器を手にした犯罪者たちで溢れかえる。仲間以外は誰であろうと容赦なく殺める犯罪者たちと彼らに立ち向かう警察。



 

混迷の中、最下層に眠っていた“怪人”が目を覚まし、熾烈な戦いが幕を開ける。この怪人は何者なのか。何のために、この船で運ぼうとしたのか。そしてこいつは、警察側か、犯罪者側か、それとも…。後は、映画を観てくださいね。

 

この映画、とんでもないお話でした。よく、こんな展開を考えつきましたね。映画の出だしで想像出来る展開とはまるで違い、驚くような話になっていきました。まるで、連載漫画を始めたら、こんな風にしてみたら面白いんじゃないかと、どんどん新しいアイデアが出て来てしまって、それを目一杯詰め込んで面白くしたって感じで、これは凄かったです。面白いですよ。

 

 

フィリピンで逮捕された犯罪者たちを、韓国に護送するというんです。犯罪者引渡条約を結んでいる国同士での事だと思いますが、前回は飛行機で運んで失敗したので、船で運ぶことになったようです。でもね、ここで笑っちゃうのが、船での拘束の仕方。手錠を鎖と繋いで、そこら辺の鉄棒みたいな所に繋ぐだけなんですよ。おいおい、レクター教授の運び方見たことある?身体ごと拘束しないと。凶悪犯罪者と言いながら、そんな適当な拘束の仕方じゃ、逃げてくださいって言っているようなもんですよね。

 

で、もちろん逃げられちゃうんだけど、警察として入り込んだ人間の中にも仲間がいるんです。実は、乗船前に警察官を殺して入れ替わっていたらしいんです。でもね、これだって、顔とIDを確認すれば良いだけなのに、何故かスルーなんです。酷く適当でしょ。韓国の警察、甘すぎます。そんな訳で、仲間が武器を持ち込んでいて、船を乗っ取られていくんです。

 

 

ここまでは、どう考えても韓国警察の手抜きとしか言いようのない事なので、まぁ、仕方ないんじゃないの?と思ったんだけど、ここら辺からが面白いんです。まぁ、逃げられちゃうのは誰もが予想することでしょ。でも、ここで、犯罪者の中から、ちょっと良い人っぽいドイルが出てくるんです。何故、韓国に向かわないんだと言い始めて、警察とは敵対するけど、犯罪者集団のリーダー的なジョンドゥには従いたくないという態度に出るんです。

 

おや、もしかしたら犯罪者だけど、ドイルがヒーローになるのかなと思わせるんだけど、ここで、また刑事班長とダヨンという女性刑事が活躍し始め、あ、違ったんだねという展開になっていきます。こんな風に、誰が活躍するか解らない状態で、入れ替わり立ち代わり、戦っていきます。そんな彼らの前に、”怪物”が現れるんです。

 

 

この”怪物”ですが、アルファと呼ばれていたかな。目も口も針金みたいなモノで縫われているのに、人間を認識し、凄い怪力で殺して行くんです。最初は、最下層で、それこそレクター博士のように拘束されて、酸素マスクで固定されていたんだけど、どうして起きてしまったのか解らないんです。医者は、ちゃんと睡眠薬を注射していたし、問題は無さそうに見えたんだけど、何故か、起きたらしいんです。

 

そして、上に上がってきて、犯罪者でも警察でも、自分の前に現れて殺意を見せると、殺しにやってくるんです。力が強くて、手や足で人間を圧し潰せるくらいで、コイツが出て来てからは、完璧にスプラッターでした。その前も、銃で撃ち合ったりして、血だらけではあったけど、残酷さは、この怪物が一番でした。怪力以外にも素早くて、戦闘能力が高くなっている、戦闘用人造人間のように見えましたが、これ、人造人間ではないみたい。実は…、という事があるのですが、それは、映画で確認してください。ショッカーみたいでした。

 

 

そんな”怪物”が動き出し、船の異常を察知した海洋特殊救助団が動き出します。救助団のチーム長をソン・ドンイルさんが演じていて、とうとう親分が動き出したなという感じでした。でもね、良い人じゃなくて、悪い人っぽいんです。この人が、ある富豪に頼まれて、”怪物”を船に乗せたようで、国の機関の癖に何をやっているのかしら。お金の為だとは思うけど、どーもそれだけでは無さそうで、ここら辺も、この映画の大切な部分でした。よく観てくださいね。

 

ジョンドゥという犯罪者を、ソ・イングクさんが演じていて、イ・ドイルをチャン・ドンユンさんが演じています。この二人が人気のようですね。イケメンでしたもん。ソ・イングクさんは、わざわざ16kg増量して、悪役に挑んだそうです。マジで極悪非道な犯罪者でした。でも、カッコいいのよ。ドイルの方は、大人しそうで、一見、犯罪者には見えないんだけど、彼も極悪な暴行犯のようでした。寂しそうな顔をすることがあり、何か謎があるようで、良かったですよ。素敵でした。

 

 

私は、この映画、超!超!お薦めしたいと思います。これは面白いですよ。でも、とても残酷なシーンが幾つもあるので、スプラッター映画が苦手な方には、ちょっと辛いかな。でも、この展開は、予想を上回るので、誰が観ても、ドキドキワクワクで、次にどうなるんだろうと楽しめると思います。バイオレンス・サバイバル・アクション映画って書いてあったけど、確かに、全てを網羅した映画だと思いました。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「オオカミ狩り」