「戦慄のリンク」中国発で日本人監督のホラーが公開されましたが、ちょっと私はダメだったかな。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

 

「戦慄のリンク」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

大学生のシャオノアは自殺と断定された従姉の死に疑問を抱き、自ら真相を解明することに。犯罪心理学に詳しい従姉の同級生マーに協力してもらい調査を進めていく。やがて、従姉のパソコンに残されていたチャットのやり取りと、「残星楼」というネット小説のリンクを発見。それを読んだシャオノアに、悪夢のような出来事が襲いかかる。
というお話です。

 

 

大学3年生のジョウ・シャオノアは、深夜に、従姉のタン・ジンから電話を受ける。小説家志望のタン・ジンは、あるネット小説を読んで怖くなり、シャオノアに電話したのだった。タン・ジンは、あるネットサークルでリレー小説を書いており、その内容はホラーだった。

 

皆で盛り上がり、書き進めていたのだが、途中で飽きて、結末は書かず仕舞いになってしまっていた。しかし、突然にメールが来て、小説を完結させたと言って、リンクが貼られてきたのだ。誰が書いたのか解らないが、既に本編は何年も前に消去していた。不思議に思ったが、読み始めたタン・ジンは、その時から何かが自分を見ていると感じ始めた。恐くなり、シャオノアに電話をしたのだ。

 

 

翌日にタン・ジンが通う大学のトン教授の心理学の授業で会う約束をした二人だったが、時間になってもタン・ジンは現れない。昨晩のこともあり、シャオノアはタン・ジンの家に向かうと、そこで血まみれで死んでいた彼女を発見する。


公安警察のリー隊長は、検視では自殺の可能性が高いと言われたシャオノアだったが、前日の会話から、自殺をするような雰囲気ではなかったと主張する。そして、タン・ジンの大学の先輩で犯罪心理学に詳しい記者志望のマー・ミンに相談する。

 

 

タン・ジンのパソコンを調べることにしたシャオノアは、ショウ・ナという女性とのチャットのやりとりと、貼られたリンクからネット小説「残星楼」の存在を知る。シャオノアはそのネット小説を読むが、突然、謎の声が聞こえ、得体のしれない恐怖に襲われる。

 

マー・ミンとともにネット小説の謎を探るシャオノアだったが、「残星楼」に関わっていたメンバーが次々に死んでいることを知る。そして…。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、日本人の監督が台湾でホラー映画を作成したようです。でも、映画の内容としては、“リング“に似た感じで、ビデオが小説に変わっただけというものでした。でも、ネット小説を読んだら、呪いがかかるってどうなんだろう。最初は、小説を読んだら呪いにかかっちゃって、殺されるって話だったのに、話が進んでいくと、サイトを開けただけで呪われていたようなんですよね。大して読んでいないのに頭がぐるぐるしちゃって、呪われた状態になるということだったので、とても不思議でした。“青い鯨事件“を元に考えたらしいけど、内容はちょっと違うよねぇ。

 

ネタバレしないように感想を書くのは難しいけど、ホラーでネタバレしちゃうほど酷いことは出来ないので書きませんが、うーん、私としては、この展開は納得が出来なかったかな。内容を書けないのが残念だけど、稲垣吾郎さん主演で作られた「催眠」という映画がありまして、それを“リング“のホラーに繋げたような感じなんです。

 

 

でもね、リングはリングでしっかりと話が出来上がっているし、“催眠“は、詳しく検証された内容の小説で、それをしっかりと映画化しているので、とても盛り上がったんですよ。それを、今頃、使われているというのが、どーも、私は納得出来なくて、どうして今更、これを使うんだろうと思ってしまいました。“催眠“という映画は、私は、またリメイクしたとしても、面白いホラーになると思うし、リングはリングで今も続く人気作品でしょ。それを使い回したような内容は、ちょっと受け入れがたかったです。

 

それに、ホラーなら、徹底的に残酷にするか、怖さを強調して描くべきなんですけど、それが甘いんです。綺麗なままで怖くしようとしていて、綺麗にするのであっても、どこかで残酷にしないと“ミッドサマー“みたいに盛り上がりません。あの極端な描き方が、インパクトを与えて、目を釘付けにするんです。もう少し、考えて欲しかったです。

 

 

ホラーをやるなら、科学的にするか心霊的にするか、融合しても良いけど、どちらかをしっかりと設定しておかないと、最後にはぁ?となるんです。この映画も、その辺りをしっかりと設定して、科学的に謎解きをしていれば、もっと面白かったと思いますが、謎の解明が適当なんですよ。しっかりと誰かが謎解きをしてくれれば、納得が出来たのにね。

 

キャストは良かったんじゃないかな。あまり台湾の俳優さんを知らないので何とも言えませんが、綺麗な女優さんも多かったし、良かったと思いました。

 

 

私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかなぁと思います。心からお薦めとは言えないけど、まぁ、最初はドキドキするので、ちょっと怖いモノを体験したい場合には、良いかなと思いました。気になったら、ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「戦慄のリンク」