「ブラックアダム」ヒーローだけどやりたい放題。警察だけどヤ〇ザと紙一重みたいな感じかしら。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ブラックアダム」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

5000年の眠りから目覚めた破壊神ブラックアダム。かつて彼の息子は自らの命を犠牲にして父を守り、その力を父に託した。そのことに苦悩と悔恨を抱えるブラックアダムは、息子を奪われたことに対する復讐のため、その強大な力を使って暴れまわり、破壊の限りを尽くす。そんなブラックアダムの前に、彼を人類の脅威とみなしたスーパーヒーローチーム「JSA(ジャスティス・ソサイエティ・オブ・アメリカ)」が立ちはだかる。

というお話です。

 

 

紀元前2600年、カーンダックは平和な国でしたが、独裁者のアクトンが侵略し、王となって、住民を奴隷として働かせ始めます。カーンダックではある鉱石が採掘され、その石で”サバックの王冠”を作ろうとしていたんです。そしてとうとう王冠が出来上がった時、若い奴隷の少年は、反乱を起こし、魔法使いによって力を与えられヒーローとなります。

そんな少年を倒そうとアクトン王は少年の家族を皆殺しにしますが、彼の父親だけ瀕死の重傷で生きていました。少年は父親を助ける為に自分の力を与え、自分はアクトン王の部下に殺されてしまいます。父親は復讐のためにアクトンを殺しますが、魔法使いによって、封印されてしまいます。



 

現代、考古学者でレジスタンスのアドリアンナは、カーンダックを支配している傭兵組織を倒そうと動いています。そして、自国に伝わるサバックの王冠がある場所を見つけ、探していました。しかし傭兵部隊に見つかってしまい危機に陥ります。その時、遺跡に書いてあったヒーローを目覚めさせる呪文を読み、テス・アダムを蘇らせます。

現代に蘇ったアダムは、傭兵部隊を倒しますが、敵にアドリアンナの息子であるアモンを人質に取られてしまいます。傭兵部隊を指揮するイシュマエルは、サバックの王冠と交換でアモンを返すといいます。



 

一方、アダムを危険と判断した「JSA」は、アダムを倒すべくホークマン、ドクターフェイト、サイクロン、アトムスマッシャーを差し向けます。2つの敵を相手に戦うアダムですが、アドリアンナや住民は、今まで助けに来ないで、今頃、何で来るんだとJSAを非難します。まず、アモンを助けることが先決だとして、協力をしようとするのですが…。後は、映画を観てくださいね。

 

この映画、ちょっと飛び抜けたアクションが観れる、ヒーロー映画です。もう、ブラックアダムの動きが凄すぎて笑っちゃいます。ヒーローではあるんだけど、人は殺すし、気に入らなければヒーロー相手でも戦うという、何だか、めちゃなヒーローでした。でも、とってもおちゃめなので、かわいいです。

 

 

最初に、紀元前のお話で、なんでヒーローが誕生したのかという事が描かれます。結構、可哀想なお話で、ドウェイン・ジョンソン演じるアダムは、最初は普通のおじさんなのですが、子供から力を託されて、ムッキムキのヒーローとなります。もちろん、父親に託す前は、息子がムッキムキだったのよ。結構、息子もカッコいいです。でも、魔法の力が無ければ普通の人ですから、簡単に殺されちゃうんです。可哀想でした。そして、家族を失ったアダムは悲しみ、相手を倒します。

 

でも、あまりにも大きな力だったので、彼に力を与えた魔法使い評議会が彼を封印するんです。この魔法使い評議会って、シャザムの時も出てきたでしょ。同じ人達です。同じ人達が、同じような力を今回も与えたので、力を使う時は「シャザム」と唱えるんですよ。じゃ、ブラックアダムじゃなくてシャザムじゃんって思うでしょ。私も思ったんだけど、そこは違うらしいのよ。この人は、ブラックアダムなんだって。

 

 

アダムは、自分をヒーローとして定義をしていないので、人殺しをしないとか、出来るだけ周りに迷惑をかけないとか、そういう心構えが一切ありません。なので、やりたい放題で、おーい!って言いたくなるほど、めちゃくちゃに相手を殺します。アクションが凄いので、何人殺したって、数えられないけど、凄い数だったと思うよ。敵の傭兵は、ほとんど殺してたもん。

 

そんなアダムを危ないと感じたJSAが、彼を倒しにやってきます。それまで、カーンダックの人々は、酷い目に遭っていたのに、一切、助けに来なくて、いきなりヒーローが現れたらやってくるって、どういう事よってアドリアンナが怒るんですけど、もっともですよね。人々が助けを求めている所に来るべきなのに。どうも、JSAは政治関係でのゴタゴタには関わってくれないようでした。ほっんと役に立たないわよね。

 

 

ホークマンやドクターフェイト、サイクロン、アトムスマッシャーは、アダムにはキツい攻撃をするけど、傭兵たちには殺さないように手加減をしていました。もちろん、アダムはどんどん殺していたけどね。で、ドクターフェイトが、殺しちゃったら話が聞けないじゃんって教えると、少し理解して、生かしておくことも覚えたようでした。この辺りで、ちゃんと教育すれば、十分に使えるヒーローじゃんって解るんです。面白いでしょ。

 

そうそう、ドクターフェイトは、とても良い役でした。他のヒーローは、ちょっとどうなのかな?って感じもあったけど、ドクターフェイトは良かったなぁ。彼のおかげで、この映画は、レベルが上がったような気がします。アダムだけだったら、子供の喧嘩ですもん。(笑)
 

設定としては、難しい事がいくつもあるんですよ。サバックの王冠は、地獄の6人の悪魔の力を宿すもので、魔法使い評議会の力を宿したアダムとは、対極にあるものです。そして、同じ名前を持つシャザムとの関係です。この映画では描かれていませんが、今後、シャザムと関わっていくと思います。

 

 

今回は、ホークマン含め4人しかヒーローが出てこなかったけど、バットマンやスーパーマン、ワンダーウーマン、アクアマン、シャザム、等々、アベンジャーズ的になるようですよ。エンディングの後で、ある人が出てきますから、途中で立たないでくださいね。うーん、パワフル同士で今後どうなっていくのか、楽しみです。

 

お話としては、そんなに難しいモノではないので、頭を使わずに楽しめる作品だと思います。特に、アクションは見応えがありますし、ドウェイン・ジョンソンが笑わせてくれる場面が多いので、ヒーローアクション映画と言いながらも、コメディ感が満載です。カッコイイのは、ピアース・ブロスナンのドクターフェイトかな。さすがというほど、彼によって、内容が締まって良くなっています。

 

 

私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。面白いです。頭を使わずに楽しめて、ワクワクすることが出来ます。ブラックアダム以外のヒーローも、これから活躍してくれるのではないかなと思うような、そんな魅力的なキャラクターに作られていました。DCの新しい世界が開かれたって感じです。これからが楽しみです。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「ブラックアダム」