「屋敷女」ノーカット完全版
を試写で観せていただきました。
ストーリーは、
クリスマスイブの真夜中、出産を目前にした妊婦サラの家に黒い服を着た不審な女が訪れる。女が家に押し入ろうとしたためサラが警察を呼ぶと、女は姿を消す。ひと安心して床に就くサラだったが、なんと女はすでに家の中に侵入しており、大きなハサミを手に恐ろしい形相でサラに襲い掛かる。
というお話です。
ある交差点でサラは自動車事故に遭ってしまう。目を覚ますと、隣の夫・マチューは瀕死状態。妊婦のサラは、お腹を気にしながらも、自分も気を失ってしまう。
四ヶ月後、サラは、出産を間近に控えていた。クリスマス・イヴだが、事故のショックを引きずっており、一人で過ごしたいと思っている。母親や上司が心配してくれるが、楽しむ気分にはなれなかった。
サラは、産婦人科から一人で自宅に戻り、静かに過ごしていると、ドアを叩く音がする。玄関の外に、黒ずくめの女が電話を貸してほしいと訪ねて来たのだ。こんな遅くに、それもクリスマスイブに、何かおかしいと感じ、断ると、何故か、サラの名前や、夫マチューの名前を知っている。恐くなったサラは警察に通報をし、来てもらうことに。
警察が到着し、家の外部、内部を捜索してくれたが、怪しい影は見当たらない。立ち去ったようだが、戸締りをして気を付けるようにと言われ、巡回しに来ますからと言ってくれる。
安心したサラは、ベッドに入り眠りに就きます。すると、どこからか影が現れ、ドレスの女がサラにまたがり、お腹に大きなハサミを突き立て、おへその部分を刺します。驚いたサラは目覚め、叫びながら逃げ出します。女を振り切ってバスルームに籠りますが、女は執拗にサラを襲ってきます。一体、この女は誰なのか。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。
話題のホラーなのですが、今回、初めて観ました。ケーブルTVか、何かで、この「屋敷女」のアメリカリメイク版「インサイド」という作品は観たのですが、そんなに騒ぐほどではなく、ふーんって感じだったんです。そして、今回、本当の「屋敷女」ノーカット完全版を観せていただき、あまりの衝撃に喉が詰まりそうになりました。いやぁ、これは怖かった。恐いというより、恐ろしいという方が合っているかしら。これは、昔ならカットされたでしょうね。衝撃だもん。超スプラッターと言うような感じですよ。夢に出てきそうだもん。
これがホラー好きに有名な「屋敷女」だったんですね。話題になるの、理解出来ました。うーん、良く出来ているし、この恐怖は、他では味わえないかも。ちょっと他のホラーと感覚が違いました。痛かったもん。
あのね、殺人鬼?に襲われて、痛い思いをするのは、よくホラー映画であるんだけど、この痛さは違うのよ。手をハサミで刺されたりするんだけど、結構、大丈夫なんだよね。あの大きなハサミを手にぶっ刺されたら、骨も砕けるでしょ。とんでもない痛さだと思うんだけど、ちょっと怪我したくらいの治療して、直ぐに動いているんですよ。ええー、それ、無理じゃないの?まして、妊婦でしょ。出血が酷くて、貧血で倒れますよ。うーん、結構、そういう通常の事を無視して、バンバン戦うっていう、恐ろしい内容でした。
ネタバレは出来ないけど、まぁ、残酷でした。こんなん、やっぱり通常の上映では無理ですよ。映倫がダメっていうのも理解出来ました。そりゃ、色々、出ちゃってるもん、無理ですね。でも、今回は見せてくれました。うーん、ちょっとあまりにも途中から凄いので、脳の感覚がマヒしちゃって、残酷な映像でも、最後は平気になっちゃいました。
それにしても、侵入してくる女、強かったな。警察官を3人くらい、平気で殺しちゃうの。自分は無傷ですよ。あり得ないでしょ。警察官、弱すぎると思いました。ちょっと、油断しすぎよね。殺人鬼の女ですが、ベアトリス・ダルさんという女優さんが演じていまして、この方、「ベティーブルー」の主演が有名だそうです。強い顔をされていて、口を開けると歯茎が出るので、凄く怖いんです。特に横顔で歯茎が出ている顔は、私、恐怖におののきました。泣きそうになったよ。
内容は、そんなに難しく無くて、クリスマス・イブに、妊婦が一人寂しく、一軒家で過ごしていると、変な女が訪ねてきて、警察を呼ぶんだけど、家に侵入されちゃうというお話なんです。その女が、何故、主人公のサラを襲ってくるのかは、最初の場面で交通事故のシーンがあるのですが、それが鍵になってくるんです。
女は、執拗にサラを追い回し、直ぐに殺そうとするのではなく、何かをしたいらしいんです。とにかく、捕まえて何かしたいらしいんだけど、サラは浴室に籠ってしまい、そこでワチャワチャしていると、色々な人が訪ねてきちゃうって感じかな。で、女は、どんどん来る人を殺して、サラも、何とか浴室を抜けようとしてっていう事を、ずーっと続けて行くんです。これ、密室劇なので、舞台でも出来るじゃんって一瞬思ったけど、いやいや、こんなもん、舞台化は出来んわ!と思った次第です。
これは、ノーカット完全版を観ると、トラウマになります。玄関ドアを開けるのが怖いもん。大きなハサミは隠しておかなくちゃとか、色々と考えてしまいました。
でも、今回、たまたま、Twitterで「ザ・ディープ・ハウス」の試写会を募集していて、同時上映で「屋敷女」を観せて頂けるという事だったので、本当にラッキーでした。当たって良かった。嬉しかったです。こんなに面白くて、話題の映画を、やっと観ることが出来ました。幸せな時間??を過ごせて良かったです。ま、映画ではしあわせにはなれなかったけどね。(笑)だって、恐かったもん。
映画上映の前に、この映画を日本に持ってきた方と、ホラーの解説をしてくださっている方が、トークショーをしてくださいまして、この映画以外にも、「変態村」とか、色々と怖い映画を教えてくださいました。「変態村」は、まだレンタルビデオの時に観たけど、変態だったね。
私は、この映画、超!超!超!お薦めしたいと思います。これ、ホラー映画好き&スプラッター大丈夫な方には、本当に最高の映画だと思います。こんなに残酷なのに、最高の映画なんて書いて良いのだろうか。でも、面白かったんだもん。恐いけど。一度観たら、絶対に忘れない映画だと思いました。これは凄いです。うーん、このノーカット完全版を観たい方は、AmazonでセルBlu-rayで購入するしかないようです。配信では、カットされているみたい。もし、観たい方がいらしたら、セルを購入してください。そうでなくても良いようでしたら、配信でどうぞ。ぜひ、観てみてください。
ぜひ、楽しんでくださいね。(マジで楽しめるかは解りません。(笑))
「屋敷女」(公式がもう無いのでヴィキです。)
(屋敷女のアメリカリメイク版です。)