「グリーンバレット」ミニシアター系の映画だけど楽しめました。最強殺し屋伝説国岡も観てみたいな。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「グリーンバレット」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

プロの殺し屋を目指す山田ふみか、今井美香 、神里はるか 、東雲唯、鹿目梨紗、沖田響の6人は、京都最強の殺し屋・国岡がインストラクターを務める殺しの訓練合宿に参加することに。しかし、女子6人の個性がさく裂する合宿は破綻をきたし、その結果起こったある事故により、「フォックスハンター」という凶暴かつ最悪な殺し屋集団が国岡と6人の命を狙って合宿所に向ってくることになる。
というお話です。

 

 

それぞれの諸事情で、プロの殺し屋を目指すことにした、山田ふみか、今井美香 、神里はるか 、東雲唯、鹿目梨紗、沖田響の6人は、京都最強の殺し屋・国岡がインストラクターを務める殺しの訓練合宿に参加することに。

子供の頃から親に殺し屋として訓練されても芽の出なかった女子、芸能事務所の社長に洗脳されている女子、スマホ依存、など、個性豊かな6人の女子の為に、国岡は訓練に苦労するが、思っていたよりも使える奴もいるようだ。

銃器訓練、格闘訓練、ナイフ捌きなど、様々な訓練をし、それぞれの個性にあった戦いを教えていく。しかし、そう簡単に上手くは行かない。結局、合宿は破綻をきたし、6人は殺し屋として不合格とされてしまうことに。



 

その結果起こったある事故により、「フォックスハンター」という凶暴かつ最悪な殺し屋集団が国岡と6人の命を狙って合宿所に向ってくることになる。後は、映画を観てくださいね。

 

この映画、”キノシネマみなとみらい”で上映となっていたので、内容を全く調べずに観に行ったんです。最初、あまりの演技の酷さに、これ何なのかな?と思ったのですが、下手な演技に慣れた頃に、楽しくなってきました。これ、ワザと下手な女の子を集めて作ったのかな?と思えてくるんです。不思議ですよね。

 

 

内容としては、他の仕事や勉強が上手く行かない人々が、手っ取り早く働くことが出来るかもしれない”殺し屋”という職業になる為の訓練学校に入学するというところから始まります。話では、「殺し屋組合」という組織があるようなのですが、そこに所属しないで訓練学校を始めた人物が、有名な殺し屋”田岡”を講師として招いて、講義を始めます。適当な感じだけど殺しを教えて、それから実践として、人を殺す訓練とか、戦いの対処の仕方とかを学んでいきます。

 

この映画、殺し屋たちの日常を描いたモキュメンタリー「最強殺し屋伝説国岡 完全版」という映画の続編らしいのですが、その映画を全く知らずに観に行ったので、この田岡さんっていう殺し屋が、ちょっと胡散臭いと思ってしまったのですが、この田岡さんは、最強の殺し屋のようでした。

 

 

うーん、何と言って良いのか、面白いんだけど、ちょっとミニシアター向けの作品かなという感じで、あまり一般受けはしなさそうだけど、映画マニアには楽しめる作品なのかなと思いました。殺し屋見習いの女子たちが、あまりにも素人で、もう、観ていてイライラするほど下手なのですが、田岡役の伊能さんは動きが凄くカッコいいし、板尾さんも出演されていて、いい具合にイライラを解消してくれるので、最後まで楽しめました。

 

ミスマガジンに選ばれた女性を起用したようで、全く演技は素人だったんじゃないかな。それでも、血みどろになって殺し合いを演じていて、段々と応援したくなりました。最初、映画に出てきた時は、セリフはたどたどしいし、言っているセリフがモゴモゴしていてよく解らないし、何やってんのかなって思うほどだったのに、段々とサマになってきて、変わるもんだなって思いました。

 

 

人殺しを職業として描いているので、とっても簡単に人を殺していき、途中からは、もう、楽しんで殺しているようになっていくところが面白かったです。その世界では、人を殺しても、隠してしまえば問題無いんだよって感じで、ここまでやってくれたら、自分の世界の話じゃないと思えてしまうので、殺すという事に抵抗が無くなっていきました。それに、あまりCGや特殊効果を使っていないので、作り物って感じが解って、それがリアル感を削いでくれるので、人殺しという事に抵抗感が無くなったのかなと思います。こういうのって、あまりリアルじゃない方が、逆に良いのかもしれませんね。

 

この阪元裕吾監督の作品は、「ある用務員」を観ました。「ベイビーわるきゅーれ」という映画が話題になっていたので、そちらも観たいなと思っていたけど、結局、観ることが出来なかったんです。その内、どこかで観れるかな。結構、クセのある雰囲気の映画監督かなと思うけど、ちょっと他にはない、何か惹かれるモノがある作品です。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。但し、王道の映画しか観ていない方には、ちょっと違和感があるかもしれません。ミニシアター系の映画に慣れている方にお薦めの作品かな。笑える人殺し映画と言ったら怒られるかもしれませんが、楽しめる映画だと思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「グリーンバレット」