「モンタナの目撃者」森林火災と雷という自然災害の恐ろしさを良く描いていました。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「モンタナの目撃者」を観てきました。

 

ストーリーは、

過去に悲惨な事件を目撃したことで心に大きなトラウマを抱える森林消防隊員ハンナは、ある日の勤務中、目の前で父親を暗殺者に殺された少年コナーと出会う。コナーは父親が命懸けで守り抜いた秘密を握る唯一の生存者であるため、暗殺者に追われる身となっていた。コナーを守り抜くことを決意するハンナだったが、2人の行く手に大規模な山林火災が立ちはだかる。

というお話です。

 

 

過去に消火現場で壮絶な事件を目撃したことから、大きなトラウマを抱える森林消防隊員のハンナは、ある日の勤務中、暗殺者による父の死を間近で目撃し暗殺者に追われる少年コナーに出会う。彼の父親は会計士で政府系の汚職の調査を頼まれていたらしい。秘密がバレるのを恐れた政府関係者は暗殺者を送り、汚職の証拠データを知る関係者を次々と殺していたのだった。コナーは、父親が命をかけて守り抜いた秘密を握るたった一人の生存者だった。

 

ハンナは、自分と同じく、目撃者となり傷ついたコナーを暗殺者から守るため戦うと心に決める。しかし、暗殺者たちは自分たちの痕跡を消す為に、森に火を放つ。火は瞬く間に森に広がり、大きな森林火災となってしまう。

 

 

秘密を知るコナーの命を執拗に狙う暗殺者たちが刻一刻と迫る中、目前に広がるモンタナの大自然で未曾有の山火事が立ちはだかる。2つの脅威に行く手を阻まれる極限状態で、ハンナはコナーを守り戦い抜くことが出来るのか。(公式HPより) 後は、映画を観てくださいね。

 

久しぶりのアンジェリーナ・ジョリーさんの主演でした。相変わらず痩せていましたが、美しいのは変わりません。今回は、あまりアクションは無いのですが、楽しめました。

 

 

森林火災などを主に担当する消防隊員のハンナは、ある森林火災の消火活動時に風を読み間違え、被害を出してしまうんです。それは、決してハンナが悪いのではなく、運が悪かっただけなのですが、ハンナは自分のせいだと思って、ずっと気に病んでいるんです。その事故から、火に立ち向かうのが怖くなって、監視塔の担当になるんです。

 

目の前でショックな事が起こるとトラウマになってしまい、心では大丈夫と思っていても身体が動かないとかってありますよね。そんな状態のハンナの前に、やっぱり同じように目の前でショックな事が起こって、パニックになっているコナーが現れます。ハンナは、助けなければと思いながらも、自分には無理かもしれないという思いが少しあるように見えました。それでも、コナーを必死で助けながら逃げ回ります。

 

 

暗殺者は執拗に追ってきて、逃げるのが大変そうでした。でも、ハンナたちの所へ来る前に警察官と戦ってきていて、1人が怪我をしていたので、まだ戦いやすかったのかな。だって、今回のハンナは、一般人なので、強くないんです。いつものアンジーだと、「トゥームレイダー」の感じで強そうだけど、そうじゃないからね。

 

そんな戦いもあるのですが、人間との戦いだけじゃなく、山火事の怖さや、山での落雷の怖さも描かれていました。森林の中に平原があるのですが、雷が起きると、高いモノが無いのでそこら中にバンバン落ちるんです。そんな平原を逃げる為に走らなければならないので、走ると、人間が一番高いモノになってしまいます。そうすると、人間に落雷するのよね。驚きました。あんな風に落ちるんだなって初めて知りました。雷って怖いです。

 

 

森林火災ですが、風によって、凄い勢いで火が回ってくるんですよね。それに、火の強さで温度が上昇して、竜巻のようになったり、吹き出したりするような感じになったりと、火災の怖さも描かれていました。よく、アメリカの森林火災の映像をニュースで見ますが、いつも何で消せないんだろうと思っていたんです。でも、映画で観たら、あの勢いをちょっとの水で消そうと思っても、全く歯が立たないんだろうなと感じました。この映画は、火の怖さを良く描いていたと思います。

 

内容に関しては、ハリソン・フォードの「刑事ジョン・ブック 目撃者」にそっくりなのですが、森林火災の怖さとか、落雷の怖さなど、自然災害の恐ろしさを良く描いていたので、その部分が良いと思いました。でも、凄く面白い娯楽作品とは言えないかしら。暗殺者に追われることになった汚職問題に関しては、一切描かれていないので、重要では無いと言われればそうですが、それも描いたら、もう少し、重くなったのかなと思います。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。自然災害の恐怖を感じるには、良い映画だと思いました。内容に関しては、ちょっと物足りない感が否めません。もう少し、私は肉厚にして欲しかったかなと思いました。火災の映像と、落雷の映像は良かったですよ。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「モンタナの目撃者」