「フリーガイ」ストーリー展開が上手いなぁと思いました。この夏、誰もが楽しめる映画だと思います。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「フリーガイ」を観てきました。

 

ストーリーは、

ルール無用のオンライン参加型アクションゲーム「フリー・シティ」。銀行の窓口係として強盗に襲われる毎日を繰り返していたガイは、謎の女性モロトフ・ガールとの出会いをきっかけに、退屈な日常に疑問を抱きはじめる。ついに強盗に反撃した彼は、この世界はビデオゲームの中で、自分はそのモブキャラだと気づく。新しい自分に生まれ変わることを決意したガイは、ゲーム内のプログラムや設定を無視して勝手に平和を守り始める。

というお話です。

 

 

ルール無用・何でもありのオンライン・ゲーム<フリー・シティ>のモブ(背景)キャラのガイ。銀行の窓口係として強盗に襲われる毎日を繰り返している。朝起きると、金魚に餌をやり、同じ服に着替え、同じコーヒーを頼み、オフィスへ向かう。それが普通だと思っていた。

ある日の朝、彼はコーヒーを受け取り、ふと考える。今日はカプチーノが飲みたいと。銀行の警備員で友人のバディに、決まった毎日と違うことがしたいと相談するが、バディは決まったことをしている方が良いとガイを諭す。しかし、我慢しきれなくなったガイは、とうとうサングラスをかけたヒーローに立ち向かい、そのサングラスを奪い取ってしまう。



 

サングラスをかけたガイは、今まで自分が見ていた世界とは全く違う世界を目にし、自分の意志で色々な行動を取るようになる。まずは、今まで気になっていた女性を追いかけることが最優先。勝手な行動をどんどんし始める。

そんなゲーム内部の異変に気が付いたプログラマーのキーズと、既に会社を辞めて、外部でゲームをプレイしていたミリーは、この異変が、ある事件のカギになるのではと考え始め・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

この映画、面白かったなぁ。スーサイド・スクワッドと同日に観たんだけど、甲乙つけがたいほどで、こんなに面白いとは、驚きました。マジで、よく出来ているストーリーだし、この展開はうまいなぁと思いました。

 

 

主人公のガイは、普通にゲームの中で生活をしているんです。朝起きて、仕事に行ってという毎日を過ごしていて、途中で死んじゃっても、また、朝起きるところから始まるという、まぁ、ゲームのキャラクターですからね。でも、そこでふと思うのですが、あれ、モブキャラなのに、何で金魚を飼っていたり、友達と会話をしたり、意志があるのかしらと思いますよね。ゲームのモブキャラは、同じセリフしか話さないし、歩く場所、止まる場所もいつも同じ、自分で考えることなんて無いでしょ。でも、このガイは、自分で考えているんです。不思議ですよね。

 

観ていると、モロトフ・ガールという女性キャラが気になり、彼女を追いかけ始めます。おいおい、モブキャラでしょって思うんだけど、まったく止まりません。そして、とうとう、ヒーローたちだけがつけているサングラスを奪ってしまうところから、その世界がゲームの世界で、ガイはモブキャラだけど、何か違うってことが確実になってくるんです。観ているこちらも、その世界の設定を理解出来てくるんです。

 

 

ガイの行動と時を同じくして、現実の世界では、モロトフ・ガールを操作しているミリーというプログラマーや、キーズというプログラマーなどが出てきて、そのゲームの世界が、どんな状況で動かされていて、プログラマーたちがどういう立場なのかも解ってきます。プログラマーたちは、もちろんゲームを管理しているから、何か、このゲームの中でおかしなことが起こっていることに気が付き、ガイというキャラクターを操作している人間を探し始めます。ゲームのキャラですから、動くなら、誰かが操作しているはずですからね。

 

でも、キーズがどんなに探しても、プレイヤーが見つからないんです。そして、騒ぎが大きくなっていきって感じなの。ミリーは、既にゲーム会社を退社していて、何故彼女がハズれているのかも、重要になってきます。あまりネタバレは出来ないので書けませんが、結構、上手くストーリーが作ってあって、色々な情報が出てきて、後から、あー、それはそういうことなのねとかって事が判る部分が多いんです。

 

 

最後まで観て、色々考えさせられたのですが、例えばバイハザとかで、プレイをするじゃないですか。で、もちろんゾンビを殺し続けるんだけど、ある時、そのゾンビが自分に向かってこないで、カフェでお茶し始めるとか、そんな感じなんです。そうなったら、ゲームをプレイするよりも、そのゾンビを観ていた方が面白いですよね。ゾンビを殺し続けるのは、いつまでたっても同じ行動だけど、ゾンビが意志を持ち始めて、自分たちで動き始めたら、そんなゲームの世界を見てみたいなぁ。

 

そんなことを考えさせる映画でした。でも、もちろん、今の技術では、そこまでは無理だと思いますけどね。凄いデータ量が必要になるから、簡単なゲームプログラムだけでは、出来ないとは思いますけどね。でも、ガイみたいなキャラクターが出てきちゃったら、驚くだろうなぁ。こんな面白い世界、覗いてみたい。

 

 

私は、この映画、超!超!超!お薦めしたいと思います。私は気に入りました。もし、こんなプログラムが組めたらと思ったら、もう、ワクワクしちゃいます。観てみたいなぁ。映画を楽しむのはもちろんですが、観た後も、何か考えて、期待しちゃうような内容の映画でした。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「フリーガイ」