「星空のむこうの国」子供向けラブストーリーという感じの懐かしい雰囲気の映画でした。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「星空のむこうの国」を観てきました。

 

ストーリーは、

高校生の昭雄は、2カ月間ずっと同じ美少女の夢を見続けていた。そんなある日、昭雄の前にその少女・理沙が現れる。理沙はある約束を果たすため、もうひとつの世界線に生きる昭雄のことを呼び続けており、そんな彼女の純粋な思いが昭雄を呼び寄せたのだ。33年に1度のシリウス流星群の接近を前に、まっすぐに惹かれ合う昭雄と理沙だったが・・・。

というお話です。

 

 

相舞高校・天文部の森昭雄はトラックに轢かれる寸前のところを親友の尾崎誠に助けられてからもう2ヶ月ほどたつが、それ以来変な夢ばかりみるようになった。見たことのない美少女が昭雄をじっと見つめて何かを語りかけてくるような夢だった。

尾崎は夢なんかに逃げないで「リア充をめざせ!」なんて言ってくるけれど、昭雄だって別にモテないわけではない。図書委員の賀村愛弓は先輩の昭雄にぞっこんで、親友の今井圭子に後押しされ一世一代の告白をしようとしていた。



 

しかし、夢の美少女が気になってうわの空の昭雄はそんなこと意に介さず、家路へと足を向けた。すると、向かいのバスに夢の美少女を見かける。昭雄は急いでバスを降り彼女の乗るバスに向かうと、彼女もバスをおり駆け寄ってきた。そして彼女が涙をためて昭雄を抱きしめた瞬間、忽然と姿を消してしまう。

昭雄は夢か現実かわからぬまま帰宅すると、そこには自分自身の遺影があった。慌てた昭雄は外へ飛び出し尾崎に会う。昭雄の話を聞いた尾崎は、昭雄が交通事故にあって死んだ世界と、尾崎に助けられた世界は並行宇宙として存在し、助けられた世界の昭雄がこちらに空間移動したのではないかという。



 

昭雄を呼んだ少女の名前は坂口理沙、在りし日の昭雄の恋人で、重い病気に冒されている。理沙は、2ヶ月間ある約束を果たすために、死んだはずの昭雄をずっと呼び続け、その理沙の想いが、別の世界線に生きる昭雄を呼びよせたのだ。

昭雄は、約束を果たす為に理沙を病院から連れ出す決心をするのだが、理沙の病状は思った以上に深刻だった。

今日は11月11日。33年にいちどのシリウス流星群が地球に最接近する日。まっすぐに惹かれ合う昭雄と理沙は、時空を超えた約束を果たすことができるのだろうか。(公式HPより)後は、映画を観てくださいね。


 

この映画、何となく懐かしい雰囲気のする映画で、その昔に、ジュブナイル映画とか小説とかって言われていた時代の感じがしました。「狙われた学園」とか「時をかける少女」「謎の転校生」などなど、少年少女SF小説が流行った時代のお話みたいでした。
 

主人公の昭雄はちょっとぼんやりしているタイプで、イヤホンで音楽を聴きながらふらふら歩いていて交通事故に合いそうになるんです。友人の誠が助けてくれて、間一髪、助かるのですが、その日から、不思議な少女の夢を見るようになります。気になっていて、ある時、現実世界で少女の幻影を見て、近づいて触れたと思ったら、突然に時空転移してしまうんです。

 

 

時空転移というのは並行宇宙にズレたということなんです。その今までとは違う世界に行ってみると、自分が、あの交通事故で、誠に助けてもらえずに死んでいて、既に四十九日も住んでいて、墓に納骨もされているんですね。普通なら、ええ~!って驚くと思うんですが、この昭雄、あまり驚かないんです。不思議でした。

 

その世界で昭雄が付き合っていたのが、夢に出てきた少女で、理沙というんです。色々と調べていくと、理沙と昭雄が、一緒に流星群を観ようと約束していて、理沙が帰ってきてと強く願ったために、昭雄を違う時空から引っ張ってしまったということみたいなんです。

 

既にその世界で死んでいる昭雄なんだけど、その世界の誠にいろいろな事情を聞き、理沙のところに行くことがこの謎を解くカギだと思って会いに行くんです。でもね、なんたって、既に死んでいる昭雄だから、関係者に顔を見せるわけにいかず、こそこそ会いに行くんです。

 

 

切ないラブストーリーなんだけど、ちょっと対象にしている年齢層が低いのかなぁという感じの内容でした。子供が観るなら良いんだけど、大人が観ると、どーも面白くないというか、ひねりが無くて、その上、とんでもない時空移動とかが起きているのに、誰一人、大して驚かないというところが、ちょっと笑ってしまいました。

 

それに、昭雄に告白しようとする後輩の女子生徒とかも出てくるんだけど、この人物たちの必要性が判らないんですよ。この二人、必要なのかな?って感じなんです。昭雄がモテるんだよってことを言いたかったのかしら。鈴鹿くんが昭雄を演じているので、モテるのは判るから、意味ないと思うんだけどな。

 

あ、公式HPをよく読んだら、昔に映画化された作品のリメイクだったんですね。35年経って、また映画化されたようで、それならちょっと古い感じがするのも頷けるかなと思いました。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。でも、大人が観るには、ちょっと幼い感じがするかな。もし、35年前に観た方がいらっしゃったら、違いを楽しめるかもしれません。私は、今回、初めてこの作品を観たので、子供向けかなぁと感じました。私は、あまり楽しいとは思えなかったけど、かわいいラブストーリーと思って観れば、良いのかなと思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「星空のむこうの国」