「ブラック・ウィドウ」ナターシャの姉としての顔も見れて、何だかとても楽しめる作品でした。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「ブラック・ウィドウ」を観てきました。

 

ストーリーは、

ブラック・ウィドウの前に突如現れた、“妹”エレーナ。姉妹は、自分たちを暗殺者に育てたスパイ組織「レッドルーム」の秘密を知ったことで命を狙われる。唯一の味方は、かつて組織が作り出した“偽りの家族”だけだった。しかし、その家族の再会によってレッドルームの恐るべき陰謀が動き出す。

というお話です。

 

 

ソコヴィアでの戦闘後、アベンジャーズを国際連合配下に置く「ソコヴィア協定」が支持を受け、アベンジャーズのそれぞれも協定に賛同しようという話が出るが、スティーブは自分の判断を優先し、アベンジャーズは2つに分かれてしまう。ナターシャはトニーの賛同側に付くが、空港での戦闘時にスティーブ側に寝返り、シールドに追われる身になってしまう。

 

シールドからの逃走中、古い家に送られていた手紙を調達屋のメイソンから受け取る。気にしていなかったが、謎の兵士に襲われ、その兵士が狙っていた小包を見つける。そこには、昔別れた妹との写真が挟まっていた。

 

箱の中には、赤い液体が入っており、何か重要なものらしい。妹・エレーナからだと思い、古い家に帰ってみると、そこにはエレーナが潜んでいた。妹との再会だが、昔、家族として暮らしていたのは、組織のスパイをするため、偽りの家族として暮らしていただけなのだった。スパイ組織レッドルームは、ナターシャが潰し、ボスを殺したはずだったのだが、エレーナが言うには、壊滅していなかったらしい。

 

 

活動を続けていたレッドルームは、連れてきた子供たちを洗脳し、完璧な戦闘マシーンとして送り出していた。その一人だったエレーナだが、ある時、赤い液体を浴びせられ、洗脳が解けて逃げてきたのだった。レッドルームは、洗脳を解く薬を持って逃げたエレーナを追跡してくる。まだ、レッドルームには、洗脳され、暗殺をさせられている仲間が大勢いるのだった。

 

ナターシャはエレーナに協力し、レッドルームの秘密基地の捜査を始める。彼女たちは、自分たちと一緒に家族として暮らしていた、スパイのアレクセイを訪ねる。アレクセイは刑務所に入っており、派手に脱獄をさせ、レッドルームの場所を聞き出そうとするが、組織に捨てられたから知らないという。彼女たちの父親でもあるアレクセイは、レッド・ガーディアンとしてスーパーヒーローになるはずだったが、そうはなれなかったようだ。

 

 

アレクセイが知らなければ、母親だったメリーナなら知っているかもと思った3人は、メリーナが住んでいるという農場を訪ね、家族4人は再会する。喜ぶアレクセイだが、ナターシャはピリピリしていた。メリーナは、今も研究者として動いていたからだった。メリーナは、レッドルームの場所を知っているようだが、敵なのか、味方なのか。”今でも4人は自分の家族だと思っている”というエレーナは、探り合う家族の姿を見て、ショックを受け、ひとり、うずくまっていると・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

やっと、「ブラック・ウィドウ」が観れました。何度も、いつ公開、いつ公開と繰り返して、どうなるんだろうと心配していましたが、無事に公開されました。面白かったです。待った甲斐がありました。

 

思っていたよりも、面白い展開を見せてくれました。CMで、妹のエレーナと凄い戦いをしていたので、どこかで敵になるのかと思っていたら、ちゃんとずっと家族で、お互いを思い合っていました。良かったです。エレーナ役のフローレンス・ピュー、素晴らしい!アクションもバンバン出来るんですね。

 

 

このナターシャとエレーナのやり取りが面白いんです。お姉ちゃん、アベンジャーズでカッコつけてるけど、あの着地の恰好、カッコ悪いよとか言っていて、いざ、自分が着地して同じような形になったら、”気持ち悪っ!”って言ったりするの。このエレーナ、ホント可愛いキャラクターです。ナターシャは、どこか暗い部分を持っていて、真面目な人なんだけど、エレーナは、可愛くおフザケを入れられるので、面白いんです。とても魅力的なキャラでした。ナターシャも、エレーナといる時は気を許しているからなのか、ちょっと小娘ペアみたいになっていて、イイ感じでしたよ。

 

話としては、彼女たちが所属していたスパイ組織レッドルームを壊滅させるお話なのですが、一度、ナターシャがボスを殺して、壊滅させているんです。自分が殺して、悪の組織は無くなったと思っていたのに、実は、存在していて、ある場所に逃げて活動を続けていたんです。

 

 

その基地の場所が、これなら絶対に見つからないでしょとか言っているんだけど、普通、それ、レーダーに映るからね。どんなに頑張っていても、映っちゃうから。ちょっと、笑っちゃうような感じでした。そりゃ、ワカンダの技術を持っていたり、もしかして”ミノフスキー粒子”とかを出していたら見つからないかもしれないけど、普通は無理です。

 

でね、ウィドウ軍団が敵として出てくるんです。もちろん、洗脳されているからなんですけど、強いのよ。それに、相手の動きを100%コピー出来るという”タスクマスター”という戦士がいるんです。コピー出来ると言いながら、ちょっとしか同じ動きをしてなかったけどね。そいつが強いのは、キャプテン・アメリカと同じような最強の楯を持っているからじゃないかなと思いました。その楯は強いけど、それ以外は、そんなに言うほど強くないかな。

 

 

だってさー、緑色の怪物(ハルク)とか、ハンマーを持った神様(ソー)とかと戦っていたんだから、これくらい、どーって事ないでしょ。ウルトロンでは、山ほどのロボットと戦った訳だしね。それに、この後は、”指パッチン”の人と戦うんだよ。タスクマスターくらいで驚いちゃいけませんって。指パッチンは、ダメだよねぇ~。(笑)
 

話を戻して、この映画、ホント、面白いです。誰か、アベンジャーズの人がちょっとでも出てきてくれるかなと思っていたけど、それは、全くありませんでした。みんな、忙しかったんだね。あ、違うか。みんな、ナターシャがここで戦っている時に、二手に分かれていたんだったね。仲悪かったから、こっちの仕事が終わって、その仲介をしに行ったんだわね。

 

 

でも、考えてみると、この映画の時が、ナターシャは一番幸せだったのかもしれないです。だって、家族と会えたし、一緒に戦えて嬉しそうでしたもん。この後に、ガントレッドの指パッチンを止める為に犠牲になったナターシャは、ここでの家族の再会があったからこそ、あの決断が出来たのかもしれないなぁと思うと、哀しくなります。

 

ナターシャのお話は、”アベンジャーズ エンドゲーム”で終わってしまうけど、彼女の家族は残っているので、もしかしたら、これからお話はどんどん続いて行くかもしれません。だって、エレーナがとっても魅力的で、こんな子がアベンジャーズにいたら、もっと楽しく平和が保てるんじゃないかなぁなんて思ったりしてしまいました。だって、父親のアレクセイに向って、”臭すぎてムリ!”とか言い放つんですよ。もー、女子高生かって感じでしょ。ああー、エレーナの活躍がもっと観たい!ロキもシリーズドラマになったんだから、エレーナもドラマにしてくれないかしら。面白いだろうと思うけどなぁ。

 

 

エレーナなら、アライグマ(ロケット)のシッポを引っ張ったり、グルートに火付けようとしたり、ソーのお腹をぺちぺちしたり、スティーブ(キャプテン・アメリカ)にピチピチだねって言ったりしそうなの。彼女が言うなら、みんな、仕方ないかって言いそうで、そんなほんわかした日常が観たかったなぁ。ピーター(スパイダーマン)となら、同年代で、キャーキャー出来そうかなって思うな。お互い、頭が良さそうだから、良いパートナーになりそうなんだけどね。

 

ああー、もう、想像が膨らんじゃって、楽しくなっちゃいます。映画も楽しかったんだけど、シビル・ウォーとインフィニティー・ウォーの間と解っているから、それ以上、ナターシャのお話は膨らまないでしょ。だからこそ、エレーナの未来が楽しいのよ。うーん、観たい!

 

 

私は、この映画、超!超!超!お薦めしたいと思います。内容としては、前と後が決まっているから、こんな風にしか出来なかったんだろうと解るようなお話でした。それでも、十分に楽しめますよ。アクションも凄いし、家族も笑えるし、アレクセイ父ちゃんは汗臭そうだし、私は、とっても気に入りました。アクションが凄いので、やっぱり大画面で観る方が良いかと思われます。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

P.S : 今回もエンドロール後に、とても重要な場面があります。それを見逃すと、超勿体ないです。最後までご覧ください。

 

 

「ブラック・ウィドウ」