「ガンズ・アキンボ」を観てきました。
ストーリーは、
ゲーム会社でプログラマーとして働くマイルズは、ネットの掲示板やコメント欄に過激な書き込みをして鬱憤を晴らしていた。ある日、マイルズは本物の殺し合いを生配信する闇サイト「スキズム」に攻撃的な書き込みを繰り返し、サイトを運営する闇組織のボスを怒らせてしまう。組織に襲撃され気を失ったマイルズが目を覚ますと、両手にボルトで拳銃が固定されていた。さらに元恋人も人質にとられたマイルズは、「スキズム」で最強の殺し屋ニックスに24時間以内に勝てば解放すると言い渡される。
というお話です。
ある日、殺し合いを生配信する闇サイト「スキズム」でクソリプ祭りをしていたマイルズは、IDから個人を特定され、闇の組織に襲撃されてしまう。目を覚ますと、マイルズの両手にはボルトで拳銃が固定されていた。
奴らは、「スキズム」に参加し最凶の殺し屋ニックスと戦って 24 時間以内に勝てば解放してやると命令される。マイルズは、その日、元カノのノヴァと会う約束をしており、どうしても約束を破る事が出来ず、変な恰好で現場に出向く。
元カノのノヴァは、マイルズの手に銃が固定されているのに驚き、警察に通報へ。マイルズは既にニックスに追われていて、彼女はそこまで来ている。ニックスとの戦闘が始まり、逃げまくるマイルズ。
何処までも逃げるのだが、街の外に出たら殺すと言われており、ニックスとの戦闘は終わることが無い。そして逃げ回るマイルズに我慢出来なくなった開催者たちは、元カノのノヴァを人質にとり、戦えと騒ぎ始める。逃げ場なし!! 果たしてマイルズは、二丁拳銃(=アキンボ)を武器にこの無理ゲーを攻略し、彼女を救うことができるのかー!? (公式HPより) 後は、映画を観て下さいね。
んー!面白かった。私、ダニエル・ラドクリフさん、好きなんですよねぇ。最初は、ハリーのイメージが強かったけど、今は破天荒な役をやるダニエルという方が強くなり、観ていて本当に楽しいです。この映画でも、ヘタレなSNS依存の会社員で、突然にゲームに参加させられてしまう男を演じているのですが、笑わせてくれました。
主人公のマイルズは、ゲーム会社のプログラマーなのですが、どちらかというと苛められるタイプで、パワハラを受けて鬱屈した毎日を送っています。そのうっ憤晴らしの為に、SNSや闇サイト”スキズム”で相手を罵倒するような”クソリプ”を書きまくっていました。すると、それを見つけたスキズムサイトの管理者に襲撃されて、強制的に殺人ゲームに参加させられてしまいます。そこからが、もう、メチャな展開で、それこそアメコミのようでした。
敵役として、ニックスという女性が出てくるんだけど、その彼女が超強いんです。まるでプロゲーマーが操作する、シューティングゲームのキャラクターのように、ほとんど撃たれないし、撃ったら外さないし、無敵なんですよ。マイルズは、そのニックスが敵となって、彼女を殺さない限り、ゲームから逃げられないとされて、元恋人を人質に取られちゃうんです。
マイルズはヘタレなんだけど、手に拳銃を装着されちゃっているし、戦わないと殺されちゃうっていうので、必死で戦っていくと、段々と上手くなっていって、ちゃんと戦えるんです。もちろん、技術は低いので、頭脳を使っての部分もいくつかあるんだけど、マイルズというヘタレ男が、ヒーローに成長していく姿も描かれていて、思っていたよりも楽しめました。
気になったのが、最初、眠らされて、腕に銃を装着されてしまうのだけれど、その時に履いているのが、ぬいぐるみのスリッパなのよ。冬に履くと温かいから解かるんだけど、なんでそんなの履いてるの?時間はあったんだから、ちゃんと運動靴にした方が良かったと思うんだけど。そのスリッパが履けるなら、運動靴も履けるよね。まぁ、紐を結ばなくちゃダメな運動靴は無理だろうけど、スポッと履く靴なら、そのぬいぐるみスリッパよりましだったんじゃないの?そこが不思議でした。ビジュアル的には楽しかったけどね。
ダニエルさん、面白い映画は十分に見せて貰ったので、そろそろ社会派ドラマとか、探偵モノとか、そういうドラマも観てみたいなと思いました。古典作品も良いんだけど、顔つきからして、甲冑とかって、あまり似合わなそうに思うんだけど、どうなのかしら。とにかく、もっと色々な作品を観てみたいなと思いました。もうダニエルも32歳になるんでしょ。可愛い顔しているけど、難しい作品も似合ってくると思うんです。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。ちょっとメチャクチャで、おバカな作品なので、好き嫌いはあると思いますが、頭を使わずに、観て、スカッとするには良いかと思いました。私、個人としては、超!が付くんだけど、薦められるかと言われると、人を選ぶ作品なので、付けませんでした。でも、凄く面白いので、ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「ガンズ・アキンボ」