「半径1メートルの君 上を向いて歩こう」オムニバス映画でとても楽しめました。この春に軽く観れます | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「半径1メートルの君 上を向いて歩こう」を観てきました。

 

短編オムニバス映画です。ストーリーは、

 

①「真夜中」

薄暗いバーのカウンターで飲んでいる、芸歴13年目のお笑いコンビ“ユリイカ”の久保と担当マネージャーの花岡。一時期人気を誇るも今は仕事が激減し人のせいにしてばかりいる久保に、花岡は業を煮やして激しい口論となる。久保の才能を誰よりも信じ、この世界で生き抜くための大切なことを訴えかける花岡だが、実はこれが2人で飲み交わす“最後の夜”であった。

 


 

②「まわりくどい二人のまわりくどい気持ちの伝え方は大胆でむしろまわりくどい」

小さなカフェを一人で切り盛りする店主のしおり。そこへ同じく近所で服屋を営む本田さんが閉店間際に入ってくる。残っていた手作りミルクレープを注文し会話を楽しむ2人だったが、実は“好きなひと”がいると告白する本田さん。その気持ちの伝え方を聞いたしおりは気持ち悪がるが…。まわりくどい二人のほっこり温かい純愛ラブストーリー。

 


 

③「戦湯~SENTO~」

ある銭湯に現れた、2人の男。なぜかウエスタンな格好で番台のおばちゃんに偉そうな態度をとり、脱衣所や浴場でも我がもの顔で振る舞う常連客の男に、もう一人の強面で寡黙な男はとうとうしびれを切らし始める…。さぁ、前代未聞の戦湯ラップバトルの始まりだ!裸で叫びあう、2人のバトルの行方はいかに?!

 


 

④「やさしい人」

一瞬の出来事で植物人間となってしまった女性。絶望という闇の中を彷徨い、醒めることのない悪夢は次第に醜い怒りを増幅させていく。そんなある日の午後二時、寝たきりの彼女に異変が起こる。なぜ自分だけが不幸な目に合うんだ?何年経っても受け入れられない現実に彼女の感情は爆発し、その怒りはある男性一人に向けられる。

 


 

⑤「とある家のこと」

実家で母の遺品整理をしている姉の伸子と妹の葵の間には、険悪なムードが漂っていた。2人は性格も好きなものもすべてが正反対で今日も激しい口論を始める。お互いをののしり合い、「あんたが生まれる前からあんたのことが嫌い」と言い放つ伸子。そんな中、母が書き記していた日記帳と共に懐かしいあの日の記憶が甦ってくる。

 


 

⑥「バックヤードにて」

スーパーの店長らしき女性・ミクに万引きが見つかり、バックヤードで問い詰められる主婦のサナエ。出来心だと言い張るが、バッグからは高価な金品や骨董品が次々とでてくる。そんなサナエを未来からやってきた“タイムトラベラー”だと見破るミクだが、ミクもまたサナエを追ってやってきた時空局潜入捜査官だった!2人の目的は何なのか?そして彼女たちを意外な展開が待ち受ける。

 


 

⑦「同度のカノン」

病院へ入院することになり、沈んだ顔で病室のベッドに横たわる正彦。そこへ友人の義正 が見舞いにやってくる。終始友達同士の何気ない会話が続くが・・・。

 


 

⑧「本日は、お日柄もよく」

登山から帰ってきた中年サラリーマンの佐久間昇と男子学生の浅田弘樹。2人は自宅で怪我の手当をしてあげた若者に“理想の親子”だと羨ましがられるが、「こいつは僕の娘にずっと付きまとってるストーカー」だと冷たく言い放つ昇。娘の大事な日にまで付いてこようとする弘樹に、「ええ加減、諦めろ」と呆れ果てる昇だが・・・。

 

以上8作品です。(公式HPより)

 

この映画、とても軽く観れて、笑ったり、感動したりと、良い作品でした。オムニバスなので、途中で飽きる事も無く、楽しく観る事が出来ました。最近、こういうオムニバス映画って無かったので、久しぶりに嬉しかったです。

 

8作品は、この順番じゃなかったかもしれませんが、最初と最後は間違っていないと思います。最後の作品の「本日はお日柄もよく」が、上手いなぁと思って、感動しましたもん。この二人で、長編も作れそうな内容でした。短編なのに、泣きそうになっちゃったもん。良かったです。岡村さん、上手いですよねぇ。NHKでも大河ドラマで上手かったけど、今回もとっても素敵な演技をされています。

 

「バックヤードにて」も、ちょっとSFチックで、可愛いお話でした。水川さんが好きなので、春奈さんとのコンビが良かったです。楽しかったな。この脚本は、ヨーロッパ企画の上田さんの作品でした。面白いハズですね。

 

「戦湯~SENTO~」には、般若さんが出演されているのですが、カッコ良かったです。最初は怖そうに見えるんだけど、秋山さんとやり合いながら、段々と笑っちゃう展開になって行きます。さすがのラップでした。気持ち良かったです。

 

私は、上記の3作品が気に入ったんだけど、他の作品も面白いですよ。皆さんの好みがあるだろうから、きっと、それぞれに好きな作品を選んでみても良いんじゃないかな。

 

 

吉本の作品だし、あまり宣伝も無かったし、芸人さんの作品もあったので、期待していなかったのですが、有名な方の脚本もあり、十分に見ごたえのある作品になっていました。

 

ちょっと軽く友達と映画を観に行くという感じで行くのに、とっても良い作品だと思いました。重くなく、軽くなく、丁度良い楽しさで感動出来て、面白くて、観た後に会話が弾みそうな映画でした。

 

私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。これは、春のデートに最高じゃないかなぁ。デートじゃなくても良いけど、デートだと、その後の時間が盛り上がりそうな気がしました。もちろん、ご夫婦でも楽しめるんじゃないかなと思いました。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「半径1メートルの君 上を向いて歩こう」