「リーサル・ストーム」を観てきました。
ストーリーは、
ハリケーンの強度を表すレベルで最大の「カテゴリー5」になる超巨大ハリケーンが、プエルトリコの首都サンフアンに近づいていた。警察官のコルディーロは、マンションに籠って避難しようとしない元警察署長の頑固な老人レイを説得していたが、そうこうしているうちにハリケーンが到来してしまう。さらに、そこへ武装した強盗団が襲撃してくる。ハリケーンのため屋外への脱出は不可能な中、コルディーロとレイは強盗団を相手に生き残りをかけた戦いに身を投じる。
というお話です。
ニューヨーク警察の警官・コルディーロは、相棒警官で恋人でもある女性警官と休憩中に、あるアパートで銃声があったという連絡を受け、現場に急行する。サンファンだけ現場に入り、応援を呼んでもらい、通報者に話しを聞いて犯人が走って行ったという方向に向かうと、物陰から銃らしき影が見えて発砲する。すると・・・。
それから1年後、コルディーロはプエルトリコのサンファンにいた。警察官として働いてはいるが、やる気も無く、何となく過ごしていた。そんな時、アメリカで使用されるハリケーンの強さを表すレベルの中で最も強大な“カテゴリー5”のハリケーンがサンファンを襲おうとしていた。
コルディーロは上官に避難しない住民を避難させるように、巡回に行ってこいと言われ、新人警官と共にサンファンの住宅地へ向かう。途中、肉を大量に買い占めようとした不振な男をあるマンションに連れて行くこととなった。するとマンションの中に他の住民が残っているのに気が付き、避難を促すために入っていく。
マンションに籠ろうとする元警察署長の頑固な老人レイの説得を試みるも、彼は逃げる気配もなく、医者であるレイの娘も困っていた。やがてハリケーンが到来してしまう。
そんな中、建物に武装した強盗団が潜入してきてしまう。この建物の中にある高価な物がある事を嗅ぎつけ、盗みに来たのだった。強盗団は昨日、貸金庫で老女を襲い、彼女から有名な絵画がここにある事を聞き出していたのだ。
コルディーロは強盗団に襲われ応戦しながら住民を守り、マンションの中を逃げる。同じように、レイも強盗団に気が付き、応戦をする為に動きだすのだが・・・。後は、映画を観て下さいね。
久しぶりにメル・ギブソンを見たなぁ。でも、メル・ギブソンは主演ではありません。たまたま、そこにいた、元警察署長です。主人公はコルディーロを演じているエミール・ハーシュです。この映画、まぁ、こんなもんかなって感じかな。頭を使わずに楽しく観れるアクション映画です。反対に、頭を使ってしまうと、おかしなことが沢山あるので、考えずに観て下さい。
プエルトリコのサンファンに巨大ハリケーンが到来します。避難してくださいというのですが、また、これが逃げない人がいる訳よ。それも、元警察署長で透析を受けている病人。医者の娘が病院に連れて行く手配もしてあるのに、逃げようとしないんです。まぁ、彼なりの理由があるのですが、それは映画を観て下さい。
レイ以外にも逃げない老人がもう一人。その老人が曲者なんだけど、彼が有名絵画を隠しているらしいんです。強盗団は、それを盗みに来たんだけど、コルディーロが老人を避難させて連れまわるから、強盗団はコルディーロを追い回すことになっちゃうって感じです。
ここでもう一人、面倒な男が出てくるのですが、何故か大量に肉を買い占めようとしていた男。スーパーで他の客に文句を言われ喧嘩になって、警備員に拘束されて、警察を呼ばれてしまうのですが、その警察がコルディーロです。一応、その男を警察に連れて行こうとすると、どうしてもマンションに戻って、ペットに餌をやらなくちゃいけないというので、仕方なくコルディーロがマンションに連れて行くと、この事件に遭遇するんです。なんだか面倒でしょ。
このペットを飼っている男と、絵画を持っている男、そしてレイとその娘が強盗団と戦うことになります。相手は何人もいて、銃を構えています。普通なら撃たれて終わりなんだけど、ここでコルディーロが射撃の名手ということと、元警官のレイは強い事と、レイは娘に銃の撃ち方を教育していたという事が明かされて、調子いいでしょ。嵐の中、凄い戦いに発展して行くんです。
それで、普通なら銃なんてそんなに持っていないんだけど、マンションのある部屋に銃のコレクターが住んでいる設定で、銃器もたくさんあるのよねぇ。もー、調子良すぎちゃって、笑ってしまうほどでした。なので、あまり頭を使って観てしまうと、はぁ?って事になるので、銃もあるんだーっていうくらいで、それを不思議と考えてはいけません。
アクションコメディ映画と思って観ていれば、十分に楽しめる映画だと思います。真剣に観てしまうと、ええ~って事が多いけどね。だって、強盗団も、大した獲物でもないのに人をバンバン殺しちゃうような人達で、とても頭が良いとは思えないのに何故か警察に捕まらないというのが笑っちゃうでしょ。もう、こいつが犯人って判っているのに、堂々と街中を歩いて、ホテルにも貸金庫にも入って行けるんですから、笑っちゃいます。プエルトリコっていい所なんだねぇ~。(笑)
私は、この映画、お薦めしたいと思います。真剣なアクションサスペンス映画として観ると、ツッコみたくなるけど、アクションコメディと思えば、何てことはありません。笑って観ていられます。銃撃戦も多いし、最後はスカッとするので、楽しめると思いますよ。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「リーサル・ストーム」