「劇場版 美少女戦士セーラームーンEternal 後編」を観てきました。
ストーリーは、
今世紀最大の皆既日食が迫る中、ゴールデンクリスタルの封印を解く“乙女”を探すペガサス・エリオスに助けを求められたうさぎとちびうさ。ちびうさとエリオスの淡い初恋と、戦士として、1人の人間として悩み、迷いながら成長するセーラー戦士たちの姿を描き出す。
というお話です。
桜舞う4月、街は今世紀最大の<皆既日食>でお祭りムード。 新月が太陽を覆い隠し、次第に薄暗くなっていく。街には<デッド・ムーンサーカス>と名乗る謎のサーカス団が現れる。彼らの狙いは「幻の銀水晶」を手に入れ、宇宙までも支配しようと目論んでいた。
“乙女”と呼ばれ、自らを必要としてくれるエリオスに淡い恋心を抱くちびうさ。自分はうさぎの足手まといなのではと苦悩する衛と、自分のせいで衛を危険な目にばかり合わせてしまうと思い悩むうさぎ。
戦いの中、集結した10人のセーラー戦士。だが、デッド・ムーンの頂点に君臨する女王・ネヘレニアの「悪夢」に惑わされ苦戦を強いられる。エリオスは地上を救うために最後の力を振り絞るが・・・。一方、うさぎも「悪夢」に囚われてしまいそうになるが、タキシード仮面の強い心に勇気づけられ、仲間たちと力を合わせることで新たなる姿“エターナルセーラームーン”として再び立ち上がる。そして遂に、エターナル化した全戦士が集結。後は、映画を観て下さいね。
劇場版セーラームーン、完結しました。何となく時代も変わり、オバサンになった自分が観ると、小恥ずかしい感じがありまして、感慨深いものがありました。若い頃は、この「白馬の王子様」的なものに憧れますよね。でも、年を取ると、白馬の王子様は只のオッサンになり、姫だと思っていた自分はスーパーを走り回るオバサンとなる。それを悪く思うのか、良かったと思うのかはその人次第ですけど、どんな生き方でも、幸せを感じられるなら、それも良いかななんて思っています。
映画の中のセーラームーンは、作品誕生から30年経って、高校生になり、これから人生を歩き始めるという感じでした。スーパーパワーも最大限のエターナルまで成長し、これ以上はもう無いだろうという強さになっています。つーか、変身ポーズが変わっただけで、パワーは変わっていないように見えるけど、光の中の内容が変わっているのかしら。レーザー砲が放射能に変わるくらい変わったのかもしれません。とにかく強いらしいです。
内容は、もう、書く必要も無いけど、いつも通りに、危機に陥るけど、愛のパワーで復活して、敵を倒すというものでした。短時間で決着をつけなくちゃいけないから、どうしても一気に倒す感じになるわよね。このパターンもアニメならではの内容だし、楽しいです。だって、安心して観ていられますから。ヒーローは負けないっていう安心感は大切よね。
思うんですけど、子供の頃から、必ずヒーローは勝つという事を見せられていると、悪い事はあまりしないと思うんです。子供の頃の教育って大切でしょ。日本って、ほとんどの子がアニメを観て、正義は勝つと教えられているからこそ、海外に比べてそんなに犯罪も多く無いし、お財布を拾ったら届けたりしてくれるんじゃないの?日本のヒーローアニメが観れない国の子は、悪い事しちゃいけないって教育されていないんじゃないかなぁ。今、海外から色々な映画監督さんが来ると、日本のアニメで育ったとか言う方が多くて、改めて日本のヒーローアニメの大切さを感じています。
映画に戻って、このセーラームーンなのですが、改めて考えて観ると、ウサギの娘がチビうさなんでしょ。なんか、自分が未来に産む娘が、小学生くらいになって、目の前に現れたらショックだろうなぁ。まして、父親が衛だって決まっている訳でしょ。うーん、考えられない。他に好きな人が出来たらどうなっちゃうのかな。チビうさの姿が段々と消えて行ったりするのかしら。このセーラームーンの設定が、現代の社会にとても合っていないので、古い時代のお話だよなぁと感じました。
色々と書きましたが、素直に懐かしいセーラームーン、楽しみました。絵も綺麗だったし、途中で崩れる事もありませんでした。最近のアニメ映画、本当に綺麗ですね。チェックも行き届いていて、昔のように、顔が曲がっていたり、全然違う人物になっていたりが無いので、安心して観ていられます。嬉しいです。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。懐かしいヒーローアニメ、楽しんで欲しいと思います。でも、これ若い人には解からないよね。オバちゃんは大喜びだけど、若い人はプリキュアだろうから。オバちゃんたちのヒーローは、セーラームーンだったんだと思ってください。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「劇場版 美少女戦士セーラームーンEternal 後編」