「野球少女」女子がプロ野球を目指す内容で”野球狂の詩”を思い出します。モデル体型でしたけどね。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「野球少女」をオンライン試写会で観ました。リアルサウンド映画部さん(@realsound_m)のTwitterでの募集で当たりました。

 

ストーリーは、

豪速球とボールの回転力が強みの女子高生チュ・スインは、高校卒業後はプロ野球選手の道へ進むべく練習に励んでいた。しかし女性というだけで正当な評価をされず、プロテストすら受けられない。さらに、友人や家族からも反対されてしまう。そんな折、プロ野球選手の夢に破れた新人コーチのチェ・ジンテが赴任してきたことで、彼女の運命は大きく動き出す。

というお話です。

 

 

青春の日々をすべて野球に捧げ、〈天才野球少女〉と称えられてきたチュ・スイン。高校卒業を控えたスインは、プロ野球選手になる夢をかなえようとするが、〈女子〉という理由でテストさえ受けさせてもらえない。母や友だち、野球部の監督からも、夢を諦めて現実を見るようにと忠告されてしまう。「わたしにも分らないわたしの未来が、なぜ他人に分かるのか」というスインだった。

自分を信じて突き進むスインの姿に、新しく就任したコーチ、チェ・ジンテが興味を持つ。最初は、生意気な女だと思っていたのだが、あまりにも意固地で諦めない彼女の姿に心を動かされる。



 

同じくプロになる夢に破れたジンテは、スインをスカウトの目に留まらせるための作戦を練り、特訓を開始する。しかし、身体が小さく、筋肉も付いていないスインを、男と対等レベルで戦わせるには無理がある。球速が遅くても相手に打たせない方法を探すのだった。

沢山の問題を解消し、壁を乗り越えたスインは、遂にテストを受けるチャンスを掴むことになるのだが・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

韓国では、1996年からプロ野球に女性が入る事も許されているらしく、この映画は、女性でプロ野球選手を目指す内容です。ちなみに、日本は1991年にプロ野球のルールにあった”医学上男子のみ”という項目を消して、性別に関係無く参加出来ることとなっています。

 

子供の頃から野球をやっていたスインは、男子よりも上手く、天才少女と呼ばれていました。でも、中学、高校と成長し、高校ではレギュラーにも混ぜて貰えません。やはり女性の体型になり、力も男子に及ばなくなって、どんなに上手くても太刀打ちが出来なくなってしまったのでした。子供の頃って、それほど体力の違いは感じないけど、やっぱり中学、高校生になると、筋肉の付き方から変わりますもんね。男子と同じように行動しようと思っても、女子の身体では難しい部分が幾つも出てくると思います。男女平等とは思うけど、こういう体力部分などは平等には無理ですよね。

 

 

野球のルールを変えても、男性に太刀打ち出来ないから、今現在も、プロ野球には男性しかいないし、女性がプロ野球チームに入団したというのも聞いたことが無いですもん。こればっかりは、難しいんじゃないかなと思います。でも、このスインは、頑固でプライドが高くて、プロ野球選手になると言って聞かないんです。

 

コーチに来たチェ・ジンテは、プロ野球選手になれなかった選手で、自分は野球が上手いと主張するスインに投げさせると130kmのスピードが出ます。女子にしては凄いのですが、男子とやるには150kmは必要です。彼女に、それを解からせた上で、特別に練習をさせることにします。彼は、スインにもチャンスをやりたいと思ったのだろうと思いました。

 

 

そして、体力が無くても、相手に打たせないような投球を練習させることにします。もちろん、体力も今のままでは全く足りないので、特訓をさせるんです。でもね、プロ野球選手になりたいと言いながら、今まで体力をつけてこなかったスインは、一体何を考えていたのかな?と思いました。

 

女子でプロ野球選手は難しいというのは、常識で解りますよね。体力が全く違うんですから。そうしたら、並大抵の努力ではダメだと理解して、筋肉をつける為の食事や運動をして、走り込みをしてと、自分でやっておくべきでしょ。この主演女優さん、とっても細くて、全くプロ野球をするような体形じゃないんですよ。モロにモデル体型なんです。どうしてそんな子を、この映画の主演に使ったのか疑問でした。確かに有名な女優さんで、人気があって、美しいけど、この役は、もっとゴッツイ女性で、ど根性モノにしないといけなかったのに、綺麗にしているんです。手も細くて美しいし、そんなんでプロ野球って、バカにしてんの?って思ってしまいました。

 

 

野球を真剣にやっている方々は、この映画は不愉快なんじゃないかなと思いました。だって、本当に簡単にプロテストも受けさせてもらうチャンスを貰えたりするんですもん。現実とかけ離れた描き方で、やっぱり、これはマズいんじゃないかなと思いました。

 

私、子供の頃に水島先生の「野球狂の詩」というアニメを観ていて、それだと、結構、真剣に野球の事を描いていたので、そんな感じなのかなと思っていたのですが、ちょっと違いましたね。あの漫画だって、結構、あり得ないと言われていたのに、この映画は、とんでもないという領域だと思います。そんなにリアルは求めないけど、あまりにもかけ離れているのは、ちょっとダメですよ。映画として、美しい女優さんが汗を流して野球をするという姿を楽しむなら、良いかなと思います。

 

 

私は、この映画、まぁ、お薦めしておこうかなと思います。キャストは、韓国ドラマで有名な方々が出ているようで、今人気の俳優さんたちです。なので、その綺麗な俳優さんたちを見るという目的でしたら、良いと思います。でも、女性がプロ野球を目指すというストーリーを観ようとすると、不満が出ると思います。モデル体型の女性がどう考えても、130kmの球を投げるのは無理だし、トライアウトで勝ち抜けるとは思えないんです。そんな事を解かって、興味のある方は、ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「野球少女」

 

 

 

 

 

野球は手が荒れるので、ニベアは必須よね。(笑)

 

腰を痛めないように、クッションも使ってね。