「夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者」を観てきました。
ストーリーは、
「石起こし」
夏目は森の中で、小さな妖怪ミツミと出会う。ミツミは神格の妖怪・岩鉄を深い眠りから覚ます「石起こし」の役を任されているという。しかし褒美の酒を巡り、ニャンコ先生や妖怪たちがミツミの役目を横取りしようとする。ミツミを気にかけた夏目は、手助けすることになるが。
「怪しき来訪者」
田沼のもとに現れた不思議な来訪者。毎日のように訪ねて来ては、少しだけ話をして帰っていく。夏目はその正体が妖怪だと知り心配するが、田沼は妖怪との交流を楽しむようになっていた。妖怪に悪気はないようだが、田沼の体調は徐々に悪くなっていく。
というお話です。
2年ぶりになるのかしら。前回の劇場版「うつせみに結ぶ」が2018年9月頃に公開でしたよね。TVシリーズが6シーズンあって、その後、劇場版2作と、順調な夏目友人帳です。
今回は、短編2本ということでした。
「石起こし」は、妖怪・岩鉄を眠りから起こす役目を仰せつかったミツミが、なんとか役目をやり通そうとするのですが、沢山の妖怪が、起こす役目をミツミから奪おうと襲ってくるというお話です。
このミツミって子は、見た目がとても弱そうで、みんなにバカにされていて何も出来なそうにみえるんですけど、一生懸命やっていて、諦めない子なんです。そんな必死なミツミを見て、夏目は助けてあげることにするんです。
今回は、いつも、何事にも興味が無さそうなにゃんこ先生が、ミツミの起こし役を奪おうとする方に周り、仲の良い夏目組の妖怪たちも、みんな、起こし役をやりたいようで、大騒ぎでした。この起こし役を奪って、岩鉄を起こすと、お礼にとても美味しい酒を振る舞ってくれるらしく、誰もが、お酒が欲しくて、役を奪おうとしているんです。面白いでしょ。
最初は、何か危なくて恐ろしいことかと思いきや、可愛い追いかけっこになっていって、面白かったです。頼りなくて弱々しいミツミが、お役目を遂げるために必死で走る姿は、何とも助けてあげたくなりましたし、頑張れば結果は付いてくるんじゃないかなぁという気持ちになりました。
次に「怪しき来訪者」です。父親に来客の対応を頼まれた田沼が家で待っていると、背の高い男性が訪ねて来る。もてなそうとすると、散歩に行こうと誘われ、彼は途中で帰ってしまう。家に帰ると、父親が”何処に行ってた?”と訪ね、来客と会っていた。さっき来ていたのは誰だったのか。解らずじまい。
次の日、また同じ客が田沼を訪ね、一緒に散歩にという事が、それから続いていた。夏目は、田沼が怪しい人と出掛けるのを見て、これはおかしいと疑い始める。そして田沼に話し、夏目も客と出掛けるのに同行することにする。この時点で、何故に夏目は気が付かないのか?とにゃんこ先生に怒られるのですが、確かにどうして気が付かなかったのかしら。
この客は、実は夏目が知っているモノなのですが、全く気が付かず、怪しいなぁ~と思いながら夏目は睨んでいるんです。面白いでしょ。この客が、何故、田沼の前に現れたのか、何故一緒に散歩をして回っているのかが明かされ、結末へと進むのですが、このお話も良かったなぁと思いました。
夏目友人帳を観ていると、日本は本当に良い国だと思うんです。昔から妖怪がいて、人間との交流をして、色々な自然の事を守ってきたんですよね。こういう妖怪のお話があるからこそ、日本人は自然を愛して、大切にしてきたのだと思うけど、最近は平気で自然を壊してしまう人達もいるので、こういうアニメで、ちょっと考えようよって訴えて欲しいと思っています。
夏目友人帳の連載は、いつまで続くのかなぁ。原作漫画が完結したら、イッキ買いしようと思っているのですが、なかなか終わりません。まぁ、このお話は結末なんて無いようなお話ですもんね。ネットで少しだけ原作を読んでいて、後は、アニメで観ているのですが、本当に癒されています。このアニメって、観た後にほっこりするんですよ。大好きです。
私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。私は、大好きなんです。特に、にゃんこ先生が!でも、もちろん原作を知らない方もいらっしゃると思うので、試しに観てみてください。とりあえず、TVアニメを観てみて欲しいです。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者」
お茶でも飲んで、ゆっくりしてね。
なんか蟹って、妖怪っぽいと思いませんか?