東京国際映画祭2020で「デリート・ヒストリー」(ワールド・フォーカス)を観てきました。
ストーリーは、
郊外の低所得者層向け住宅地。そこで暮らしている、マリーと、友人のベルトランとクリスティーヌ。
マリーは、酔っぱらって失敗することが多く、その時に撮影されたセックスの場面写真をアップすると脅迫されていた。
ベルトランは、ネットショッピングや電話ショッピングにハマっており、借金まみれになっていた。
クリスティーヌは、個人タクシーをしているが、ネットの評価が☆1になってしまい、仕事が無くなってしまいそうになる。
そんなネット社会に踊らされて、どうにもならなくなっている3人は、何とかしようと3人で協力し、天才ハッカーを探して、全て消して貰おうと計画をする。そして天才ハッカーに頼んで、ある程度は消して貰えるが、クラウド上の動画は、クラウドがある現地に行かなければ消すことが出来ないと言われ、彼らは、それぞれに旅立つことにする。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。
この映画ですが、うーん、はっきり言って、その場面その場面では笑わしてくれているのですが、何をしているのか、よく解りませんでした。ネットに踊らされて、色々な問題が出てくるんだけど、誰が観ても、自業自得でしょって思うようなシチュエーションばかりなんです。低所得者だからとか、関係ないと思います。
でも、頭が悪いから、色々な問題を解決出来なくて、良い方向にも持って行けなくて、低所得層になっちゃったという事なのかしら。でも、それなら、やっぱり自業自得ですよね。ネットに踊らされるの、自分のせいでしょ。
自分がだらしないから、そこら辺の男と寝て、写真や動画を撮影されちゃって、脅される事になるんでしょ。大体、知らない人間と一緒に、意識が無くなるほど酒を飲むというところが、既にダメでしょ。自分を大切にしろよって言ってあげたいです。
ネットショッピングで借金だらけになっているのも、自分の収支が出来ていないからよね。マジで、お小遣い帳をつけろよって言いたくなりました。三浦春馬さんのドラマ、そのものでしょ。
個人タクシーの評価が☆1というのも、お客様にきちんとしたサービスをしていれば、何の問題も無いハズよね。気持ちよく乗っていただいて、送り届ければ良いだけなのに、遅れたり、場所を間違えたり、色々していれば、そりゃ、評価も下がるわよ。
いやぁ、もう、どう考えても自業自得の3人なので、何の同情も出来ませんでした。必死で笑わせてくれていたけど、段々と、笑えなくなってしまいました。最初の方は良かったけど、もう、あまりにも酷くて、同情も出来ないし、そんなバカな事していても仕方ないでしょって思っちゃったんです。
私は、この映画、あまりお薦め出来ないかなぁ。私のタイプでは無かったという感じです。まぁ、何も考えずに、アホな行動を笑っていれば良いかなとも思いました。もし、日本公開されたら、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「デリート・ヒストリー」