「リトル・サブカル・ウォーズ ヴィレヴァン!の逆襲」まぁサブカルだから。私は許すけどねぇ・・・。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「リトル・サブカル・ウォーズ ヴィレヴァン!の逆襲」を観てきました。

 

ストーリーは、

「空っぽ」を自称する大学生の杉下啓三は、変わり者のバイト仲間とともにヴィレッジヴァンガードのバイトとして刺激的な毎日を送っていた。バイトをスタートしてから1年、杉下は日常に何かが決定的に足りていないことに気づく。なんと、この世から「サブカル」がなくなっていたのだ。仲間の店員やお客さんたちの生気はなくなり、すべてが監視され、コントロールされた世界。あのバカバカしくも楽しい日々、そしてカルチャーそのものを取り戻すため、杉下の想像を絶するバトルが幕を開ける。

というお話です。

 

 

自称「空っぽ」の大学生・杉下啓三は、ヴィレッジヴァンガードで儲け度外視で集められたガラクタや、常識からかけ離れた変人バイトたちに囲まれ、はちゃめちゃで刺激的な日々を送っていた。

そんな茂樹にも慣れ始め早1年、平和だが、何かが足りていないことに気付く。あれっ?と思ったら、この世から”サブカル”が無くなっていたのだ!何故なのか解らないが、バイト募集の張り紙から「かめはめ派が撃てる人」という条件が消え、店内から”無駄で役に立たないもの”が無くなっている。仲間の店員は生気がなくなり、こだわりなどを一切無くしていた。すべてが監視され、自由が無く、平和だが面白味がない世界になっていたのだ。

 

 

政府から派遣された検閲官にサブカルは有害だとして葬られていく。誰が何の為に?杉下は監視の目をくぐりながら、仲間たちを探し始める。すると、権藤だけは洗脳されずに地下活動を続けており、合流して、今後の事を計画し始める。

あの意味の無いモノにこだわり、自分の満足が幸せだったあの日はもう無いのだ。杉下たちは、サブカルを、カルチャーそのものを取り戻すべく、店員の洗脳を解くことを優先する。まず仲間を取り戻し、支配された世界を開放するため、検閲官からサブカルを守るのだ。そして、壮絶なバトルが幕を開ける。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、前作にドラマがあってその後のお話らしいのですが、ドラマを観る事が出来ず、映画だけ観てきました。とりあえず、映画だけでも、問題無く理解することが出来ましたが、これ、理解出来たと言って良いのかな?うーん、理解出来たと思うんだけど、理解出来てないかもという微妙な映画内容なので、まぁ、イイかって感じかしら。

 

面白いんですよ。本多力さん演じる山本と岡山天音さん演じる杉下が先輩後輩でじゃれ合ったりして、個々のギャグは確かに楽しいし、私のような”サブカル”ファンにはたまらない部分もあるんです。でもね、映画としてどうかっていうと、うーん、悩んでしまいました。

 

 

普通にバイトとして楽しみながら仕事をしていた杉下がふと気が付くと、サブカルの弾圧が始まっていて、バイト仲間たちが記憶を失くして、ロボットみたいに働いているんです。全然、楽しそうじゃないのよ。それまで、楽しくみんなで働いていたのに、楽しくないっ!てことで、サブカルの弾圧に戦いを挑んでいくんです。一人一人記憶を戻して、ヴィレヴァン側に取り戻すのですが、杉下の同期のバイトの小松りさが、弾圧側に加わってしまい、敵対してしまって、どうしよう~って感じなんです。

 

で、まぁ、適当な店長も戻ってきてくれて、一緒にリサちゃんの奪還をしようってことで頑張るんです。そしてサブカルを敵対視して、弾圧する張本人が、平等(たいらひとし)と平和(たいらやまと)という兄妹なんです。何で弾圧するのかっていうと、サブカルを楽しむ奴らは王道が好きな奴らをバカにしていて、そこで争いが生まれて平和じゃなくなるから、平和な世界にする為に、サブカルを弾圧するって事なんです。これ、意味解かりますか?私には、ちょっと、この意味が理解出来ず、何言っちゃってんの?って思ってしまいました。

 

 

はっきり言って、ストーリーに内容が無いのですが、まぁ、イロモノだし、ヴィレヴァンだから、そこら辺に期待しちゃいけないって解っていたけど、これ、映画ファンの真面目な人が観たら、怒るだろうなぁ。ただのギャグ映画だから、これにマトモにお金を払って観たのは、ちょっと失敗かなと思いましたが、笑えたので、私は良しとしようと思って帰ってきました。

 

ただ一つ、文句があるのは、あの”つげ義春先生”の”ねじ式”を燃やすなよっ!伝説だぞっ!それも、豪華本を燃やすなんて、あってはならない事ですっ!もー、メメクラゲに刺されるわよっ!ほら、ポッキン金太郎っ!ああー、私もサブカルにハマっている人間だから、映画としてダメとか書きながらも、楽しんだことがバレてしまうわっ!

 

そうそうもう一つ、映画を観ていたら、平等が「ビートルズなんて嫌いだ!好きなモノなんて無い!」というセリフがあったのですが、そっとそばに行って、「あんた、麻雀は大好きでしょ。」って囁きたくなりました。この平等さん、荻原聖人さんが演じていたんです。笑ってしまいました。

 

 

あとね、平和さんを安達祐実さんが演じていたのですが、制服着ると、今でも本当に綺麗で可愛いですねぇ。何歳になられたのかしら。良いお母さんなのに、こんなに綺麗だなんて、素晴らしいです。サブカルファンの私としては、子供時代からの写真集を並べてみたいと思ってしまいました。

 

それにしても、こんなにバカバカしいお話を、よく映画にしましたね。はっきり言って、オチは最悪の展開なのですが、まぁ、そこだけ言っても仕方ないから、やめましょう。この映画は、真面目に映画を観に行くような方は行ってはいけません。ゆるーい頭で、バカな内容でも許せるような方でないとダメだと思います。後は、岡山さんと本多さんのBLが観たい方か、安達さんの制服姿が観たい方か、滝藤さんの女装が観たい方は良いと思います。

 

 

私は、この映画、まぁ、お薦めしようと思います。上に書いたように、真面目に映画を観る方は、観に行ってはいけません。途中で映画館を出ることになります。でも、アホな内容でも許せて、何か観たい部分があるかなという方にのみ、お薦めしたいと思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

リトル・サブカル・ウォーズ ~ヴィレヴァン!の逆襲~|映画情報のぴあ映画生活