「映像研には手を出すな!」を観てきました。
ストーリーは
湖に面した芝浜高校。人見知りだが監督としてすぐれた素質をもつ浅草みどり、カリスマ読者モデルでアニメーターの水崎ツバメ、金もうけが好きなプロデューサー気質の金森さやかは、「映像研究同好会」を結成し、自分たちが思い描く“最強の世界”を描くためアニメーション制作を開始する。
というお話です。
迷彩帽に迷彩リュックの少女・浅草みどりは、アニメが好きで、人並み外れた想像力があるのだが、見知らぬ人に話しかけられると卒倒してしまうほどの極度の人見知り。浅草の中学からの同級生・金森さやかは長身で美脚、金儲けに異常な執着を見せるタイプだ。
2人が入学した芝浜高校は、部活動が必須となっており、413の部活動と72の研究会およびそれに類する学生組織がある、一言でいえばカオスな高校。この部活動および学生組織を束ねているのが大・生徒会。道頓堀透、ソワンデ、阿島、王が幹部として運営を司っている。
そんな芝浜高校で、浅草と金森はカリスマ読者モデルの水崎ツバメと出会う。ツバメもまた、芝浜高校に入学してきた新入生で、実はアニメ好きでアニメーター志望だった。運命的な出会いを果たした3人はアニメ制作に邁進することを決意する。
こうして、電撃3人娘の「最強の世界」を目指す冒険が始まり、その舞台は「映像研」という部を立ち上げる事から始まった。しかし、大・生徒会は、あまりにも多い部活を減らす為に似通った部活は統合しようと画策する。そして映像研もアニメ研と統合させようとするのだが、ツバメの両親がアニメを禁止している為、どうしてもアニメ研と統合されては困るのだった。
映像研を部活として大きくしていく為に、金森は文化祭を目標ではなく、「COMET-A」(コミケのようなやつ)に出展して宣伝&金儲けをしようとするが、教師からの指導により出展出来なくなり、やむを得ず文化祭でアニメの発表をすることにするが、あと10日しかない。ロボット研究会と協力し、ロボットアニメの製作に取り掛かっているが、一体、どうやって発表しようというのか・・・。後は、映画を観てくださいね。
この映画、元はTVでドラマでやっていたんですね。私、それを全く知らず、アニメだけ知っていました。原作は読んでいません。アニメは結構、面白かったので、期待していったら、とっても楽しめる映画でした。私は面白かったです。気に入りました。
ちゃんと、TVドラマでやっていた最初の部分も短く構成して紹介し、映画版用に文化祭に向けての攻防や、統廃合に関しての話もちゃんと描いていました。いやぁ、この学校の世界観が面白いですね。部活が多すぎて、それを取り締まる為の公安じゃなく、校安という警察組織のようなモノがあり、何かあると警備が部を潰しに行くという、とんでもない学校でした。楽しかったなぁ。この大・生徒会のキャストが良かったなぁ。特に、さかき・ソワンデ役のグレイス・エマさん、超!カッコいいのよ。この子、素敵です。もっともっと観たいって思ったもん。このタイプの強い女の子を望んでいたのよ~!もう、弱弱した女なんて面白くないっ!強い女がこれからの世界を制すのよ!
主役の3人も、乃木坂のアイドルだと聞いていて、期待していなかったのですが、思っていたよりも良くやっていたと思います。決して上手い訳ではないのですが、キャラクターに似せようと頑張っている姿が、なんか可愛くて、責められないような雰囲気だったんです。それに、浅草役の斎藤さん、顔が小っちゃくって可愛いのに、よくこの崩れた感じの浅草をやりましたね。大したもんです。この体当たり的な感じが良かったなぁと思いました。
金森役の梅澤さんも、あのムカついた時のチッて顔が良かったな。ツバメ役は、あまりお金持ちエピソードが無かったので、それほど目立ってなかったかな。でも、天然な感じは合っていたと思います。
お話はコメディなので、ただ、楽しんで大笑いして良いと思います。実写だから、あの想像部分はどうなるのかなと思っていたら、線画を使って、上手くCGで映像化していました。アニメでも、こんな感じでしたので、実写も良かったと思います。
一つ、気象研究部のP子は、一体、何の意味があったのでしょうか。何故か台風が反対方向に流れていくという、とんでもない進路を走っていて笑いましたが、その意味が分かりませんでした。まぁ、イイんですけどね、コメディだし。でも、この気象研究部の部員役を浜辺さんが演じていたので、いやに気になってしまって。浜辺美波さん、かわいいよねぇ。
何だか、バラバラした感想ですが、はっきり言って、内容はとても薄いんです。あらすじに書かれた通りなので、そんなに奥深くはないのですが、色々な所で笑わせてくれて、謎の人たちも多いんです。これ、下手するとテネットみたいに誰か戻ってきているんじゃないかって言うくらい、人が多いので、覚えていられません。覚えなくても、全然問題は無いので、良いのですが。
私は、この映画、気に入りました。超!お薦めしたいと思います。この”超”の部分は、グレイス・エマさんに向けていると思ってください。これからもっと出てきて欲しいなぁ。楽しみです。映像研、ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。