「ディヴァイン・フューリー 使者」韓国エクソシストの敵は魅力的な悪魔でした。カッコいいです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ディヴァイン・フューリー 使者」を観てきました。

 

ストーリーは、

幼少期に事故で父を亡くし、そのせいで神への信仰を失ったまま育った総合格闘技の若き世界チャンピオンのヨンフ。ある日、彼は右手に見覚えのない傷ができていることに気づく。傷について調べるうち、何かに導かれるかのようにバチカンから派遣されたエクソシストのアン神父と出会ったヨンフは、自身の内に秘められた正義の力の存在を知り・・・。

というお話です。

 

 

総合格闘技の若き世界チャンピオン・ヨンフ。彼は生まれてすぐに母を亡くし、父親と二人で暮らしてきたのだが、ある時、警察官の父親は暴走車に引きずられ、重傷で病院へ運ばれる。カトリック信者だった父とヨンフは、神に必死で祈れば願いは叶うと信じており、ヨンフは重傷の父を助けてくれと必死で祈ったのだが亡くなってしまった。母も死に、父までも亡くなったヨンフは、もう神など信じないと怒り、神を憎むようにな

る。

成長したヨンフは格闘技の選手となり、チャンピオンとなった。特に敵の身体に十字架のタトゥーなどを見ると闘志が沸き、強くなるようだ。



 

ある日、アメリカでの試合からの帰りの飛行機の中で、うなされて目が覚めると、右手の真ん中に針で何回も刺されたような跡があり、血だらけになっていた。驚いたヨンフは病院へ行くが、寝ぼけて何かで刺しただけだろうから、直ぐに治るとの診断を受ける。安心して帰るのだが、それから事あるごとに右手に痛みが走り、その度に傷は酷くなっていく。精密検査をしてみても何の問題も無い。仕方なく助手の従妹の霊媒師を紹介して貰い、見て貰うと、南の方角の教会へ行くように告げられる。

言われた方向の教会に入ると、悪魔祓いのような事をやっており、神父が何かと戦っていた。驚いて眺めているが、神父が危なくなったので助けて、何故か右手を出すと、悪魔らしきモノが大人しくなる。



 

アン神父と出会い、右手の傷は聖痕だろうと言われ、神から与えられた力だと教えられる。神を恨んでいる自分に何故と訪ねると、憎むという事は信じているからこそ憎いのだと教えられる。アン神父はヴァチカンに認定されたエクソシストであり、世にはびこる悪魔を退治しているらしい。この街には、悪魔をおびき寄せている人物がおり、その脅威は二人にも迫っていた。後は、映画を観てくださいね。
 

神を信じないヨンフとアン神父のコンビで悪魔退治をするというお話です。最初、右手に神の聖痕が出来て、悪魔を退治するという内容を聞いて、「地獄先生ぬーべー」のパクりかと思いました。まぁ、ぬーべーは鬼の力を左手に宿して、悪を退治するんだけどね。

 

 

ヨンフは総合格闘技のチャンピオンで、強いんですよ。ペンタゴンで戦っていたけど、今、総合格闘技というと、あのスタイルなのかしら。私、「K1」に一時期ハマりまして、その時に、グレイシー一族とかパンクラスとかを知りました。最初の頃のK1は”ショー”では無かったようで、アルコールの持ち込みは禁止で、キックを受けると白目を向いて痙攣して倒れるなんてザラでした。選手の目が血走ってたもん。この映画のペンタゴンは面白そうだったな。うーん、また観てみたいかも。

 

そんなヨンフの右手に傷が出来て、その右手で悪魔に触れると、取りつかれた人の身体から悪魔が出て、取りつかれていた人間は助かるんです。それこそ俗に言うエクソシストですね。アン神父は、ヴァチカンで教育を受けてエクソシストの称号を貰っている方で、韓国での悪魔祓いを一手に引き受けているようでした。

 

 

ヨンフは母親を亡くしていて、子供の頃に父親も亡くすんです。神に祈っても願いは聞き届けられる事は無く、二人とも死んでしまい、神に祈っても願いは叶わないじゃないかと神を憎むんです。子供だから素直にそう思ったのかもしれないけど、神に祈っても願いは叶わないですよ。願いを叶えるのは自分の努力だし、病気なら運でしょ。タイミング良く早期に病気を見つけるか、事故なら致命傷ではないか、時にはどんな医者に出会うかによりますよね。最初から神を信じていなければ、神を憎むことは無いので、ヨンフは神を信じているからこそ、憎んでいた。この事が聖痕を受けることになったようでした。

 

最初、ヨンフはアン神父を助けるつもりは無かったんだけど、一度、一緒に戦ったら、神父が気になり始め、段々とアン神父を助けるようになるんです。神父に父親を重ねていたのだと思いました。ずっと一人で生きてきたので、信頼できる人を見つけたという気持ちだったのかな。

 

 

悪魔との戦いはカッコ良かったですよ。色々な人々に悪魔が取り着いて、その悪魔を祓っていくと、最後に強い悪魔が取り着いた大本が現れるんです。まぁ、王道のストーリーですが、アメリカ系の悪魔との戦いとはちょっと違って、悪魔がそれほどしつこく無くて、そんなにゲロゲロじゃないんです。「死霊館」などの映画を観ると、悪魔の表現が凄く狡猾で汚くて怖い感じなのですが、韓国の悪魔は、狡猾ではあるけど美しさがあるので、それほど怖く無くて魅力的に見えるんです。それがまた怖さでもあるのですが、イイ感じでした。悪魔は美しくて魅力的な方が、人間が騙されて付いて行きますよね。ゲロゲロな悪魔は嫌われるからダメだと思うんだけどね。

 

主演のパク・ソジュンさんは、今流行りの「梨泰院クラス」の主演の方です。凄くカッコ良かったですよ。このドラマも観ようと思いながら、まだ観ていないので、時間を作って観たいと思っています。アン神父にアン・ソンギさん。アンさんは、日本で言うと小日向さんみたいな感じかしら。安定していて、安心感がありますね。好きな俳優さんです。

 

 

私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。頭を使わないで楽しめる、アクションエンタメとしてはよく出来ていると思いました。楽しかったです。ストーリーとしては単純だし、ヒーローがカッコ良く活躍するので、誰が観ても楽しめると思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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