「ぐらんぶる」を観てきました。
ストーリーは、
美しい海に囲まれた大学に入った伊織は、気のあう友人やかわいい女子と送る「キラキラな大学生活」を夢見ていた。しかし、オリエンテーションの朝、伊織はなぜか服も記憶もない状態で大学の講堂にいた。あわてふためく伊織は、同じく全裸で記憶がない、無駄にイケメンなオタクの耕平と出会う。やがて2人は、常識が通用しない、何もかもがぶっとんだダイビングサークルにたどり着くのだが・・・。
というお話です。
青い海、聞こえてくる潮騒、照り付ける陽射し。国内でも珍しい離島にある大学に入った伊織の目標はただひとつ。それは気の合う友人や、可愛い女子と”キラキラな大学生活”を送ること。なのに「何かおかしい」。
島に着き、叔父の家に着いたところから記憶が無い。そして気が付いたのはオリエンテーションの朝。伊織はなぜか服も記憶もなく大学の講堂の前で、裸で目覚めてしまう。何とかパンツを見つけて叔父の家に帰ると、またも記憶を失くしてしまう。再度、裸で学校で目覚めた伊織は、同じ境遇に陥った無駄にイケメンなアニメオタク・耕平と出会い、何度か、同じことを繰り返した後、共にある場所にたどり着く。
そこは常識が通用しない“無法地帯”、超ぶっ飛んだダイビングサークルだった!狂暴なクーデレいとこ、どシスコンのお姉さま、エロい先輩、はたまた激ケバギャルも!?
直ぐに島から去ろうとするが、ダイビングサークルの人たちが彼らを罠に嵌め、帰らせようとしない。そして、スキューバダイビングに興味ないか?と聞かれ、興味はあるけど泳げないと伊織が返すと、やりたいかと言う質問に出来ないと返すのは間違ってるぞと怒られ、やりたいならやってみればいいんだと諭されサークルに入れられてしまう。
そして伊織と耕平の、学校&サークルのキャンパスライフが始まるのだが、何をしていても最後には飲まされて記憶を失くしてしまう。そんな状態だが、順調にダイビングの訓練をさせてもらい、ダイビングのライセンスを取るための講習を重ねるのだが、伊織は上手く行かず・・・。後は、映画を観てくださいね。
はい、この映画、おバカ映画でしたが、最高に楽しい映画でした。私は、大喜びしてしまいました。だって、大騒ぎして、バカ騒ぎして、最後には”脱ぐ”っていう所に辿り着くから、もう、笑っちゃうのよ。私は女だから、”脱ぐ”って無かったけど、大学時代は同じくらい飲んだなぁ~っていうのを思い出して、嬉しくなりました。
スキューバダイビングも、若い頃にやっていたので、それも懐かしかったなぁ。レギュレーター(息を吸うマウス)を、たまたまコンビを組んだ知らない人と交換する訓練とか、マジで嫌でした。だって、同年代の女の子ならまだしも、知らないオッサンとかって無理でしょ。その時はライセンスを取る為に仕方なく我慢してやったけど、今なら無理!この映画の中でも伊織のマウスを拒否する女の子がいたけど、当たり前よね。
この映画は架空の大学の設定だし、日本とは限らないから、大学1年生でもアルコールを飲んでも良いという事だと思いました。どこかの大学で基礎科目の単位だけ取ってから入ってくる大学なのかもね。一応、”お酒は20歳になってから!”という法律が日本にはあるので、大学1年でも20歳以上ということなんだと思います。
それにしても、ペットボトルにウォッカを入れちゃダメですよ。確かアルコール濃度が50%以上のモノを入れると、ペットボトルが分解するっていう話を聞いたことがあります。実際は判りませんが、ウォッカはガラスの方が安心なんじゃないかな?
あ、ごめんなさい。内容についての感想ですが、原作漫画の最初の方だけ読んでみたのですが、マンガが良く再現されていたと思います。キャストがピッタリでしたね。このキャスト、最高だったと思います。みんな、身体も良かったし、特に先輩方もイイ身体してたなぁ。そうそう、伊織の叔父役を高嶋政宏さんが演じてらして、海パンいっちょでダンスをしてくださっていました。うーん、驚いたけど、大笑いしました。
ストーリーは、大学生になった伊織と耕平が、軽薄なキャンパスライフを思い描いていたけど、どっぷりとダイビングサークル中心の生活に引っ張られて、人間的にも成長していくってお話なんですけど、これで本当に成長してんのか?って感じもしないでは無かったかな。(笑)でも、出来ない事はやらないんじゃなくて、やりたい事をやってみる、頑張ってみるという事を、サークルで学んで行ったと思います。
それにしても、本当に脱いでたなぁ。CMで、”モザイクだらけ~!”っていうセリフがあるけど、本当にそんな感じでした。上手く見えないようにしていたなぁ。いや、見えちゃっていたのを、CGで消したんだろうなぁ。だって、あれだけ動いていたら、横から見えちゃうはずだもんね。裸で頑張って演技をしていた俳優さんに、見えちゃったからもう一回なんて言えないでしょ。(笑)
英勉監督、原作のある作品を映画化するの、本当に上手いですね。「賭ケグルイ」で、原作通りだったことに驚きましたが、今回も本当に原作を壊さない面白さで、上手いなぁと思いました。次の作品が「映像研には手を出すな!」なので、とっても期待しています。
伊織役の竜星さんと耕平役の犬飼さんも良かったなぁ~。この端正な顔で、あれだけの変顔をしてくれたら、もう文句は言えません。真っ裸で外を走り、モザイクでも恥ずかしがらないってところが、素晴らしいと思いました。今までも、結構、出演されていたと思いますが、ダブル主演のこの映画でブレイクしそうかな。私が知らないだけで、既にブレイクしているのかな?とにかく、私は気に入りました。これから応援したいと思います。
私は、この映画、超!超!超!お薦めしたいと思います。今のところ、この夏、一番バカバカしくて、大笑い出来るコメディ映画だと思います。これから大学生になる人たちも良いですが、出来れば、大学生活を送った後の人が観る方が、凄く懐かしい気持ちがして、楽しめると思います。あの若い頃のバカ騒ぎしていた時代を思い出すんじゃないかな。私はガッツリ思い出しました。うーん、よく飲み、よく死んでたのを思い出します。酷かったけど、面白かったなぁ。そんな気持ちを、ぜひ味わって欲しいです。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。