「チア・アップ!」お祖母ちゃんが楽しそうにチアをしていると見ている方も楽しくなります。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「チア・アップ!」を観てきました。

 

ストーリーは、

のんびりと余生を過ごすためにシニアタウンに越してきたマーサ。「昔、チアリーダーになりたかったの」と口にしたことから、お節介焼きの隣人シェリルにたき付けられ、チアリーディングクラブを結成することに。オーディションを開催するが、参加したのはチア未経験者どころか、腕が上がらない、膝が痛い、坐骨神経痛持ちの8人。周囲からは絶対に無理とバカにされ、笑われながらも、互いに励ましあいながら練習に打ち込んでいった。特訓を重ねた結果、チア未経験の素人たちが全米チアリーディング大会へのエントリーと進んでいくが・・・。

というお話です。

 

 

マーサはイイ年齢になり、ある理由で、余生をゆっくりと過ごすために全てを清算して、シニアタウンへ引っ越すことにした。子供もおらず、誰かに何かを残すなんて無かったのだった。

シニアタウンに着くと、お節介約の隣人シェリルが訪ねてきて何かと面倒だなと思うが、関わらなければ大丈夫だろうと安心していた。しかし、その夜、大騒ぎをする声が隣家から聞こえてくる。あまりの煩さに怒ったマーサはシニアタウンの警察に苦情電話をする。サイレンの音が聞こえると、隣家は静かになり、マーサの家のドアを叩く音が聞こえる。シェリルが警察から逃れる為にマーサの家に仲間を連れて避難してきたのだ。文句が言えずに家に入れたマーサは、その後、シェリルからの連絡に答えなかったが、シェリルはドアをこじ開けて無理やりマーサの家に入ってきた。あまりのしつこさに根負けしたマーサはシェリルを受け入れることにする。



 

ある日、片付けをしていると、チアの衣装が出てくる。これ何?と聞くシェリルに、「昔、チアリーダーになりたかったけど、夢は叶えられなかったの。」と告白する。その日から、チアの事が頭から離れず、マーサは考えていたが、このシニアタウンでクラブに入らなければならない規則を思い出し、入りたいクラブが無ければ作って良いと言われたことも思い出して、チアリーディングクラブを作ろうと思い立つ。

シニアタウンの自治会にチアリーディングクラブを申請するが、部員が8人いなければ認められないと言われ、入部を募って、オーディションを行うことにする。チアなど未経験のお年寄りが集まってきて、大騒ぎだが、何となく楽しく出来そうな雰囲気になってきた。チア未経験どころか、腕も足も上がらない年寄りが集まって、一つづつダンスを覚えて行くのだが、周りからは避難を浴びて、息子に無理やり止めさせられるお祖母ちゃんも出てきてしまう。しかし、努力を重ね、とうとうチアリーディング大会に出場しようと決めるが・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、思っていたよりも楽しくて、幸せになる映画でした。観に行く前は、お年寄りのチアリーディングなんて見たくないなぁと思いまして、観るリストから外そうかと思っていたのですが、スケジュールに組み込めたので観に行きました。

 

主役のマーサをダイアン・キートンが演じていて、確かに、年を取っても綺麗なんだけど、さすがにチアリーディングの衣装を着られると、オイオイって思っちゃうほど、脚が細くなっているし、結構、辛そうに見えたんです。でも、観ているうちに、段々と、それが輝いて見えるようになってくるんです。他のお祖母ちゃんたちも、腕も足も上がらないのに、必死でダンスをしていると、それがカッコ良く見えてくるんです。特に、音楽に合わせて踊ると、テンポが良くて、イイのよね。

 

 

マーサは、ある理由があって、このシニアタウンに引っ越してくるんです。静かに暮らそうと思っていて、こんなチアリーディングなんてやる気は全く無くて、自分一人で静かにって思っていたのに、隣家のシェリルのパワフルなお誘いで、引っ張られちゃうんです。彼女によって、外に連れ出されたマーサは、何となく、もう一度やってみようかという気持ちになり、チアリーディングを始めるんです。始めたら、これが楽しくて、一生懸命になって行くんです。部員を集めて、みんなに教えて、教えてくれるコーチも連れてきてと、とっても楽しそうでした。

 

シェリルの家にシェリルの孫が住んでいるのですが、このシニアタウンは若い子は住んではいけないという規則があり、孫を庭師だと偽って、こっそり、住まわせているんです。色々な理由があるんですけどね。で、その孫のベンと、ベンのクラスメイトのクロエが協力をしてくれて、チアリーディングのレッスンをして、地方のチアリーディング大会に出場することにするんです。

 

 

チアの大会関係者は、高齢過ぎる人たちのチームは出場出来ませんっていうんだけど、そんな規則は無いでしょって言って、無理やりに出場するんです。でもね、私が大会関係者でも、お祖母ちゃんたちのチームは怖くて出場させたくないだろうなぁ。だって、ダンスしている最中に怪我をしたり、発作を起こされたりしたら、大会は中止になっちゃうでしょ。大会関係者なら出場させたくないわよね。

 

ま、でも、出場して、みんなに喝采を浴びるんだけど、観ていたら、私も楽しくなっちゃいました。お祖母ちゃんたちは、そんなにピッとしたカッコいいダンスをする訳でもないのですが、凄く楽しそうにチアリーディングをしているんです。若い子たちみたいな作り笑顔ではなく、本当に楽しそうにダンスをしていて、誰もが、それに心を動かされるんです。心から楽しんでいる人たちを見ると、見ている方も楽しくなりますよね。この映画、そこら辺が、素晴らしいと思いました。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。カッコいいアクションでもなく、謎解きでもないのですが、お祖母ちゃんのハートフルコメディ映画です。ちょっとした心の潤いを増やす為の映画かなと思いました。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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