「ソニック・ザ・ムービー」(字幕版)を観てきました。
ストーリーは、
宇宙最速で走るパワーを持つ青いハリネズミのソニックが、故郷を離れて遠い地球へとやって来る。ひょんなことから出会った保安官トムとバディを組んだソニックは、マッドサイエンティストのドクター・ロボトニックが企てる陰謀を阻止するべく大冒険を繰り広げる。
というお話です。
スーパーパワーを持って生まれたソニック。しばらくはロングクロウというフクロウに育てられていたのだが、ナックルズ族(ハリネズミの戦闘民族)が、ソニックのスーパーパワーに気付き、ソニックを手に入れようと襲ってくる。ロングクロウはソニックに異世界転送用リングを渡し、地球へ逃がすことにする。そのスーパーパワーを隠し、姿も見られないように暮らしなさいと言い残し、ソニックを送り出して、彼女はナックルズ族を阻止する。
地球に送られたソニックは、ロングクロウの言いつけ通り、地球のアメリカの田舎町グリーンヒルズの山の中の洞窟を住処とし、人間に気付かれることなく、静かに気ままに暮らしていた。しかし、ずっと一人で暮らしていて寂しくなり、とうとう暴走してパワーが爆発してしまう。
強力な電磁パルスのような爆発により、地域一帯が停電し、通信機能も止まってしまう。あまりのパワーにアメリカの国防も驚き、直ぐにその原因を調べ出す。国防はドクター・ロボトニックというマッドサイエンティストにその調査を依頼する。ロボトニックは最新のメカを使いグリーンヒルズのパワーの痕跡を追って行く。
ソニックはパワーを使ってしまった事に驚き、痕跡を追ってきたロボトニックから逃げる為、ある所に逃げ込むが、そこで保安官のトーマスに見つかってしまい、驚いたトーマスは動物用の麻酔銃をソニックに撃ってしまう。
その拍子にソニックは”リング”を落とし、トーマスのTシャツに書かれていたサンフランシスコを思い浮かべてしまい、リングだけがサンフランシスコに飛ばされてしまう。そして足に麻酔銃を撃たれたソニックは、超高速で走ることが出来なってしまう。ソニックに責任取れと言われ、トーマスはソニックを連れて逃げ、リングを落としたサンフランシスコに連れて行く約束をする。
しつこいロボトニックはどこまでも追ってきて、その超ハイテク兵器を使い、ソニックを追い詰めていく。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。
あのソニックが映画になりました。思っていたよりもビジュアルが可愛くなり、元々のソニックに近くはなっていたと思います。私は、ビジュアルは知っていても、ゲーム自体をやったことが無いので、ストーリーは分からないのですが、こんな感じなんですかね。私には、「トムとジェリー」と同じに見えたのですが、それでイイのかな?逃げるソニックと追うドクター・ロボトニックという構造で、ずーっと話が続いて行くので、まぁ、子供向けならこんなもんなのかなって感じでした。
なんか、ずーっと同じテンションで話が続いて行くので、観ていてダレるんです。もう少し、色々な出来事が起きてくれると、少し目線が変わって楽しめるんだけど、ずーっと同じだから、最初は良いんだけど、段々とワクワク感が無くなっていくんです。それが残念だったなぁ。
凄いスピードで走るソニックは、一人で野球も出来ちゃうほどで、まるで時間を止めているような映像なんです。それが「スペック」の”一十一”のようで、という事は、時間を沢山生きている訳だから、ソニックも早く年を取るって事かしらって思ったのですが、ハリネズミの寿命ってどれくらいなのかな。スーパーハリネズミだから、凄い長生きなのかしら。それなら、このスピードで動いていても、心臓も内蔵も問題無いかもしれないけど、そもそも、宇宙人だから内臓ってあるのかな?異世界人?異世界ハリネズミ?違う世界から来た生物って言うだけで、それ以上の情報が一切明かされないので、分らないのですが、まぁ、ゲームのキャラクターだからいいか。
子供には喜ばれる映画なのかなぁと思いました。大人でも、ゲームをしていた人には良いかなと思います。きっと映画の中にも、ゲームのアイテムとか、キャラクターが関係しているのだろうから、それで楽しめそうな気がしました。まぁ、トムとジェリーだと思って観に行けば、楽しめると思います。
警察官のトーマスの家に住むことになるんだけど、スーパーパワーが出ちゃったらどうするんだろう。EMP攻撃みたいなことになっちゃって、広い地域で停電や電子機器が壊れるなどの影響が出てしまうので、やっぱり普通にそこら辺で暮らしていたら問題だと思うんだけどなぁ。たとえば、バッテリーみたいなのを作っておいて、ソニックがパワーを出しそうになったら、それで吸い取ることが出来るようにしておかないと、怖くて喧嘩も出来ないよね。怒って電磁パルスなみの放電されちゃったら、復旧するの大変だって。もし日本なら、大騒ぎで1か月くらい復旧しないんじゃないのかな。(笑)
ソニックが思っていたよりも可愛かったので、まぁ、安心しました。最初、ソニックのデザインがあまりにも酷くて映画公開を延期したでしょ。あの時は、目が小さくて手足がちょっと筋肉質で、ソニックとは思えないモノだったので、これはダメだなって思っていたけど、随分と回復しました。それでも、ゲームのソニックの方が可愛いけどね。
そうそう、忘れていたわ。ドクター・ロボトニックが素晴らしいです。やっぱりジム・キャリーは天才だわっ!この映画、ロボトニックのおかげで、楽しくなっているけど、これジム・キャリーがやって無かったら、本当にダメだったと思います。ロボトニックが面白いおかげで、この映画、もっているような感じです。彼によって、映画のストーリーに少し波が出来ているので、耐えられるんだと思いました。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。でも、どちらかと言うと、子供向け映画だと思いました。これだけ単純だと、さすがに映画を観ている大人には、物足りないだろうなと思います。でも、ソニックが可愛くなっているので、日本生まれのソニックくんを観に行ってあげて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
P.S : 最後にゲーム2作目に出てくるキャラがちょこっと出てきます。次回作も作りたいんだろうけど、どうかなぁ~。(笑)