「エイリアニスト NY殺人ファイル」を観ました。1シーズン10話ありました。
ストーリーは、
1.「橋の上の少年」
建設中の橋で女装した少年の惨殺死体が見つかる。精神科医のクライズラーは新聞社の挿絵画家のムーアを現場に派遣し、少年の遺体を克明に描くように指示をする。クライズラーは自分の患者が殺された3年前の未解決事件との共通点を見出し、ユダヤ人の警察官兄弟の協力を得て、捜査を始める。
建設中の橋で女装した少年の惨殺死体が見つかる。精神科医のクライズラーは新聞社の挿絵画家のムーアを現場に派遣し、少年の遺体を克明に描くように指示をする。クライズラーは自分の患者が殺された3年前の未解決事件との共通点を見出し、ユダヤ人の警察官兄弟の協力を得て、捜査を始める。
2.「特捜班 発足」
コナー警部は少年の父親に暴行して口封じをする。自分たち警察が解決出来ない事件を精神科医たちに解決されたのでは警察の威信に関わるからだ。しかしクライズラーたちはいくつかの資料から凶器を突き止め、犯人の指紋も見つける。ムーアは客を装って男娼館の調査を始め、男娼から殺された少年が読んでいた「シルバー・スマイル」という呼び名を聞き出す。
コナー警部は少年の父親に暴行して口封じをする。自分たち警察が解決出来ない事件を精神科医たちに解決されたのでは警察の威信に関わるからだ。しかしクライズラーたちはいくつかの資料から凶器を突き止め、犯人の指紋も見つける。ムーアは客を装って男娼館の調査を始め、男娼から殺された少年が読んでいた「シルバー・スマイル」という呼び名を聞き出す。
3.「シルバー・スマイル」
元警察長官バーンズは引退後の地位を守る為、富裕層の犯罪を未然に隠ぺいしていた。今回の男娼殺しも、ある富裕層の息子だと考え、クライズラーたちの捜査前にコナーを使って色々な手を廻し始める。そんな妨害に負けずにクライズラーの特捜班は新たな死体がみつかり、共通点は”高所”と”水”だと気が付く。
元警察長官バーンズは引退後の地位を守る為、富裕層の犯罪を未然に隠ぺいしていた。今回の男娼殺しも、ある富裕層の息子だと考え、クライズラーたちの捜査前にコナーを使って色々な手を廻し始める。そんな妨害に負けずにクライズラーの特捜班は新たな死体がみつかり、共通点は”高所”と”水”だと気が付く。
4.「血に飢えた思考」
クライズラーは犯人像を知る為、昔の自分の患者を訪れ、特捜班は犯人が道具を使い壁を登って移動していたことを突き止める。そして殺された少年の言っていた「シルバー・スマイル」を調査すると、梅毒治療の水銀塩で歯が銀色に変色することを突き止める。
クライズラーは犯人像を知る為、昔の自分の患者を訪れ、特捜班は犯人が道具を使い壁を登って移動していたことを突き止める。そして殺された少年の言っていた「シルバー・スマイル」を調査すると、梅毒治療の水銀塩で歯が銀色に変色することを突き止める。
5.「チャバラテリムク」
犯人から届いたとされる手紙を手に入れ筆跡鑑定をし、犯人の年齢を絞り込む。小児殺人者として収監中のジェシー・ポメロイを訪れ、犯人像をもっと絞り込み、聖公会のポッター主教を訪ねたクライズラーは、犯人がキリスト教の祝日に殺人を犯している事に気が付く。
犯人から届いたとされる手紙を手に入れ筆跡鑑定をし、犯人の年齢を絞り込む。小児殺人者として収監中のジェシー・ポメロイを訪れ、犯人像をもっと絞り込み、聖公会のポッター主教を訪ねたクライズラーは、犯人がキリスト教の祝日に殺人を犯している事に気が付く。
6.「昇天日」
特捜班は昇天日に少年を使ったおとり捜査を行うが、犯人は現れない。次の祝日聖霊降臨祭のおとり捜査中、犯人に出し抜かれ、クライズラーの従者・サイラスが襲われて怪我をしてしまう。そして新しい遺体が、今度は自由の女神像の台座に遺棄される。
特捜班は昇天日に少年を使ったおとり捜査を行うが、犯人は現れない。次の祝日聖霊降臨祭のおとり捜査中、犯人に出し抜かれ、クライズラーの従者・サイラスが襲われて怪我をしてしまう。そして新しい遺体が、今度は自由の女神像の台座に遺棄される。
7.「聖なる人々」
新たな遺体からNY市警察本部長が以前見た虐殺を思い出し、犯人と西部の繋がりが示唆される。新しいヒントを手に入れたのだが、ポッター主教や元警察長官から捜査の中止を求められてしまう。それでも捜査を続けた特捜班は退役軍人用精神病院に辿り着く。
新たな遺体からNY市警察本部長が以前見た虐殺を思い出し、犯人と西部の繋がりが示唆される。新しいヒントを手に入れたのだが、ポッター主教や元警察長官から捜査の中止を求められてしまう。それでも捜査を続けた特捜班は退役軍人用精神病院に辿り着く。
8.「性的倒錯」
クライズラーとムーアはワシントンD.Cの精神病院へ向かい、犯人像に合致する元兵士の存在を掴む。この兵士の上官に話を聞きに特捜班の2人がノースダコタへ向かう。それぞれに犯人像を掴んだ彼らだが、コナーの差し金でクライズラーとムーアが馬車で事故に遭い、その後クライズラーの自宅が襲撃され、クライズラーの婚約者メアリーが殺されてしまう。
クライズラーとムーアはワシントンD.Cの精神病院へ向かい、犯人像に合致する元兵士の存在を掴む。この兵士の上官に話を聞きに特捜班の2人がノースダコタへ向かう。それぞれに犯人像を掴んだ彼らだが、コナーの差し金でクライズラーとムーアが馬車で事故に遭い、その後クライズラーの自宅が襲撃され、クライズラーの婚約者メアリーが殺されてしまう。
9.「レクイエム」
クライズラーはメアリーの死を目の前にして、自責の念から捜査中止を決める。しかし特捜班は捜査を辞めず、少年たちが犯人にどうやって引き付けられたのか聞き出し、とうとう犯人の家を探し当て、犠牲者の臓器を見つける。しかし犯人は殺人を辞めず、またも少年を拉致して、消えてしまう。
クライズラーはメアリーの死を目の前にして、自責の念から捜査中止を決める。しかし特捜班は捜査を辞めず、少年たちが犯人にどうやって引き付けられたのか聞き出し、とうとう犯人の家を探し当て、犠牲者の臓器を見つける。しかし犯人は殺人を辞めず、またも少年を拉致して、消えてしまう。
10.「空にある城」
特捜班のサラは捜査を進めるにはクライズラーの力が必要だという事を痛感し、彼を説得する。聖ヨハネの日、クライズラーとムーアは警察が包囲している橋には行かずクロトン貯水池に向う。犯人は警察がいることに気が付き、違う場所で殺すと読んだからだった。2人は何とか少年を助け出すが、そこへコナーが現れ、後ろから犯人を打ち、クライズラーとムーアをも殺して、手柄を独り占めにしようとするのだが・・・。後は、ドラマを観てくださいね。
特捜班のサラは捜査を進めるにはクライズラーの力が必要だという事を痛感し、彼を説得する。聖ヨハネの日、クライズラーとムーアは警察が包囲している橋には行かずクロトン貯水池に向う。犯人は警察がいることに気が付き、違う場所で殺すと読んだからだった。2人は何とか少年を助け出すが、そこへコナーが現れ、後ろから犯人を打ち、クライズラーとムーアをも殺して、手柄を独り占めにしようとするのだが・・・。後は、ドラマを観てくださいね。
Netflixのドラマばっかりでごめんなさい。でも、このドラマは、海外でも評判になり、日本ではDVDで発売されたそうですよ。私は、この引き籠り生活で、このドラマに出会ったのですが。偶然とはいえ、面白かったですよ。
主人公は精神科医なのですが、この時代、精神科医なんてオカルトや占い、ミステリー系のモノくらいに思われていて、まるで魔法使いのような扱いなんです。そんなクライズラーが、精神科医として犯人を分析し、追い詰めていく様子を描いていて、レトロな感じが、結構、楽しめました。現代が舞台だとスマホがあったり、動画を撮影すれば良いとかって話が出てくるんだけど、古い時代なので、そんな事も出来ないというのが、まどろっこしいけど、昔っぽくて良かったです。
その昔、精神的な病気が原因で人を殺すなんてことはあり得ないと思われていて、精神的な病気というモノはあり得ないと思われていたんです。だから連続殺人犯なんて、病気だから人を殺すんだと思っていて、死んだら脳に病気があるはずだと、頭を開かれて脳を調べたりするんです。ちょっとビックリしました。確かに、精神的な病気というのは、何が悪いのか、何が原因なのか、目には見えないので不思議ですよね。でも、心の病気が一番怖いなと思いました。
主人公のクライズラーをダニエル・ブリュールが演じていて、真面目な顔をして、不思議な出来事をより深く探っていく姿は、とても共感出来て、この人物は心に深い傷を持っているのですが、それも良く描かれていました。彼は演技派なので、上手いですよね。感動でした。
そんなクライズラーを支えるムーアをルーク・エヴァンスが演じていて、これがイケメンでカッコイイので、この二人のバランスがとても良かったう。二人の間に入ってくるサラをダコタ・ファニングが演じていて、こちらも、生意気でムカ付くけど憎めない女性として、良かったと思いました。でも、サラという人物は、人の過去をしつこく詮索するので、ちょっとイライラしました。私なら、もっと早く平手打ちしているかな。ムカつく女性でした。
でも、このサラですが、実在の女性・イザベラ・グッドマンをモデルにして描かれていて、NY初の女性刑事として有名な方だそうです。このドラマは、小説を原作としているのですが、この時代の実在の人物を絡ませることにより、現実に近づけているそうです。このイザベラだけでなく、J・P・モルガンや、ジェシー・ポロメイなど、実在した人物を描くことにより、より実際の事件に近づけているそうです。
10話のほとんどが1時間近いお話なので、一気観すると、半日かかるので、しんどかったです。でも、思っていたよりも面白い内容なので、飽きることはありませんでした。
私は、このドラマ、超!お薦めしたいと思います。現代だったら、指紋調査や、DNA鑑定、筆跡鑑定など、普通に行われる調査なのですが、古い時代なので、そんな調査も、今では考えられないほど綿密で大変な捜査だったのだということが描かれていて、楽しめました。それに、精神的な問題が殺人に関わっていて、それを調査していくと言うのは、表面的にはマトモに見えても、中身が病んでいるという事を探ることになるので、とてもスリリングでドキドキしました。私はネトフリで観ましたが、DVDでも出ているし、他でも配信しているそうです。ぜひ、観てみて下さい。
ぜひ、楽しんでくださいね。

「エイリアニスト NY殺人ファイル」