「ロングデイズ・ジャーニー この夜涯てへ」不思議な夜を主人公と一緒に体験する映画です。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ロングデイズ・ジャーニー この夜てへ」を観てきました。

 

ストーリーは、

父の死をきっかけに、何年も距離を置いていた故郷の凱里へ戻ったルオ・ホンウは、そこで幼なじみである白猫の死を思い起こす。そして同時に、ルオの心をずっと捉えて離れることのなかった、ある女性のイメージが付きまとう。香港の有名女優と同じワン・チーウェンと名乗った彼女の面影を追い、ルオは現実と記憶と夢が交わるミステリアスな旅に出る。

というお話です。

 

 

父親の死をきっかけに、12年ぶりに故郷の凱里に帰ってきたルオ・ホンウは、故郷の友人の事を思い出します。

 

友人は白猫と言い、借金だらけだったのですが、ある日、ルオのところにリンゴを送ってきます。そしてそれを”ヅオ”という男の所に持って行って欲しいと頼まれますが、離婚でゴタゴタしていたルオはすっかり忘れてしまい、思い出した時には、リンゴは腐っていました。仕方なくリンゴを片付けていると、中から拳銃が出てきます。調べると、白猫は殺され、ヅオという男は消えていました。ルオは、その拳銃をいつも持っている事にします。

 

 

この故郷で、母親が養蜂家の男と駆け落ちをしました。母親は優しかったのですが、突然に消えてしまい、母親が名付けたレストランは、そのまま父親がやっていました。古いレストランに掛けられた時計を父の写真に架け替え、時計を調べると古い写真が出てきます。

 

写真を見ると、女優と同じ名前のワン・ウーチェンと名乗る女の記憶が蘇ります。男から逃げたいが逃げられないと、ルオに言っていた彼女。美しく、緑のドレスを着ていた彼女が脳裏から離れず、彼女の写真を頼りに、彼女を探し始めます。すると、カラオケやビリアード場などがある中に映画館を見つけます。昔の記憶を頼りに、映画館に入っていくルオ。席に座ると、3D映画が流れ始め、ルオはその映画の中にトリップしてしまいます。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

うーん、この映画、ちゃんとした感想が書けなさそうです。雰囲気はとても良いし、何となく面白い映像だったり、主人公が自分を捨てた母親への想いとか、過去の自分への思いなどを巡らせていく事は、面白いかなと思ったのですが、良く理解が出来ませんでした。映画館に入って映画を観ていたのに、突然、洞窟にいたりして、そこから抜け出す為に迷路みたいなところを進み、出会った少年に出口を教えて貰う代わりに卓球の勝負をするなど、不思議な雰囲気が続くんです。それに何の意味があるのか、私には理解が出来ず、何がどうなったんだろうなぁというままで、映画が終わってしまいました。

 

 

ただ、感じる映画なのかしら。これは、自分の解釈で理解していて良いのかしら。この映画が、何で、そんなに中国でヒットしたのか、よく解りませんが、何かあるのかなぁ。現実から始まって、どんどん夢を追って行き、夢の世界に入っちゃった感じなんですよ。中国版大人の不思議の国のアリスって感じでした。途中で案内してくれる子供が最初お面をかぶっていたり、ビリヤード場まで行けたのに出ることが出来なかったりと、ウサギや帽子屋に振り回されている感があるんです。そんな所は、面白いんですけどね。

 

 

私は、夢の中の女は、自分を捨てた母親への慕情だったのかなと思いました。父親が亡くなり、父親の妻だった女性が解放されて、自分だけの母親=女性となってくれるかもという望みが、彼に夢を見せたのかなと思ったんですが、違うかな。本当に、私、これくらいしか理解出来なくて、まるでイメージフィルムを観ているような感覚のまま、ずーっと観続けてしまったので、こんな感想しか書けません。

 

でもね、これ、何となく、また観たくなる映画なんです。何なんだろう。あの色使いと、空気感が良いのかしら。とても惹かれる映画でした。

 

 

私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。でも、どうしてお薦めなのかと聞かれると、美しいからとしか言えません。だって、良く理解が出来ていないんですから。でもね、観ていると、それぞれに思いが浮かぶと思います。不思議な映画でした。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

P.S : 雰囲気が似ているという作品を、下記に載せてみました。

 

ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ|映画情報のぴあ映画生活

 

 

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