「ヲタクに恋は難しい」原作ファンの私には、ちょっと受け入れられない部分がありました。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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「ヲタクに恋は難しい」を観てきました。

 

ストーリーは、

26歳OLの桃瀬成海は、転職先の会社で幼なじみの二藤宏嵩と再会する。ルックスが良く仕事もできる宏嵩は、実は重度のゲームヲタク。そして成海もまた、マンガやゲーム、そして何よりBLを愛する腐女子だった。周囲にヲタクだとバレる事を恐れている成海は、普段は本性を隠している「隠れ腐女子」だったが、ヲタク仲間の宏嵩の前では本当の自分をさらけ出すことができる。やがて、ヲタク同士ならば快適に付き合えるのではないかという宏嵩の提案もあり、2人は付き合うことになるのだが・・・。

というお話です。

 

 
26歳OLの桃瀬成海は、前の会社で彼氏と別れ、ヲタクであることもバレて居づらくなり転職をする。転職先の会社で、幼なじみの二藤宏嵩と再会する。ルックスが良く仕事もできる宏嵩は、実は重度のゲームヲタク。成海もまた、マンガやアアニメ、ゲーム、そして何よりBLを愛する腐女子なので、昔から良く家を行き来して遊んでいたのだが、さすがに高生時代はあまり関わりを持っていなかった。
 
久々の宏嵩との再会だったが、この会社では周りの人々にヲタクだとバレる「ヲタバレ」を恐れており、とりあえず宏嵩に口止めをするべく、飲みに誘いクギを刺しておく。成海は、真実の自分をさらけ出せるのはヲタク友達の宏嵩の前だけ。男を見る目がない事を嘆く成海に対して宏嵩は「ヲタク同士で付き合えば快適だし、コミケに売り子で同伴出来るぞ。」と交際を提案。宏嵩を恋愛対象にしていなかった成海だが、イケメンで快適な彼氏を採用!
 
 
こうして2人はお付き合いすることになるのだが、お互いのヲタク要素が違うため、それぞれの思いが判らずにそれぞれが悩んでしまう。普通のデートをしてみるが、ヲタク言葉禁止縛りをしてみると、言葉が出なくなってしまう。数々の困難が2人を待ち受けていた。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

私、この原作のファンで、最初からずーっと読んでいます。成海と宏嵩の部分は、ほとんど原作にある内容でしたが、樺倉先輩と小柳花ちゃんの絡みが、ほとんど消されてたなぁ。この漫画、4人が絡むのが面白いのに、ただ、普通に成海と宏嵩の恋愛映画になっちゃってて、ちょっと残念でした。

 

 

確かに、オタク系の問題などは描いていたけど、宏嵩がこんなに成海のために努力するとかって、ダメでしょ。もっと宏嵩キャラはドライで、あまり気が付かないタイプなので、こんなに成海の事を気にしてちゃダメだよ。お互いに好きな事をツッコんでやっているところが、”オタクに恋は難しい”なんだから、どっちかが引っ張られちゃったら、オタクの楽しみから離れちゃうよ。

 

 

でも、山崎くんの宏嵩は、再現率100%でした。ビックリするほど宏嵩だったので、私は気に入りました。成海は、ちょっと雰囲気が違うかなぁ。でも、あれだけ歌って踊れるのは、高畑充希ちゃん以外にあり得ないので、仕方ないですね。樺倉先輩と小柳花ちゃんも、再現率は高いんだけど、二人と全然絡まないから、面白くないのよねぇ。

 

 

小柳さんが成海の教育係で、樺倉先輩は宏嵩と仲が良いから、この4人が絡んで面白いのに、その設定が変えられちゃっているから、話が噛み合わないのよ。花ちゃんと成海が、樺倉と宏嵩にBLをヤラたい!って密談していたり、樺倉はカッコ良くてデキる先輩だけど、オタクだと知られたくないから、こっそり漫画とか買いに行く場面があったりとかじゃないと面白くないのになぁ。

 

無理してミュージカル風にしている感じがあって、高畑さんは上手いから良いけど、どーも他は無理無理感があるのよね。そこまでしてミュージカルにする必要ってあったのかしら。日本版ララランドって触れ込みだったけど、ララランド、ちゃんと観たのかな。みんなで歌って踊るという部分だけは一緒だけど、全然違うよね。色の使い方もガチャガチャだし、音楽も頭に残るような歌では無かったし、全く、違うモノとして観ました。

 

 

うーん、とにかく、原作ファンとしては、納得は出来ませんでした。だって、あの原作の楽しさが無いんですもん。恋は難しいながらも、二人は上手く行っていて、だからこそ、二人以外の人物の話が入ってきたり、色々な事が起こるんですもん。映画だと、無理やり、二人の恋愛を難しくしているようで、ちょっとムカつきました。

 

 

私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかなぁ~ダメかなぁ~という感じです。原作を読んでいる方は、あまり観ない方が良いかもしれません。私と同じように思うと思うからです。でも、原作を知らなくても、ちょっと歌が長すぎる感じがあるので、途中で疲れるかもしれません。気になったら、ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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