「ダウントン・アビー 劇場版」シリーズの最後から2年目のお話です。映画だけでも大丈夫ですよ。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ダウントン・アビー」の試写会に行ってきました。トーキョー女子映画部の部会でして、実は私、この「ダウントン・アビー」のシリーズが最初に日本に入ってきた時も、このトーキョー女子映画部の部会でシーズン1の何話かを観せて頂いたんです。その時に、凄く面白いなと思って、それからシリーズを観るようになりました。そして、今度は劇場版が出来上がったとの事で、試写会に応募して当たりました。

 

ストーリーは、

1927年、英国国王夫妻が訪れることとなったダウントン・アビーでは、グランサム伯爵家の長女メアリーが執事のカーソンを復帰させ、パレードや豪勢な晩餐会の準備を進めていた。そんな中、先代伯爵夫人バイオレットの従妹で何十年も音信不通となっていたメアリー王妃の侍女モード・バッグショーとバイオレットの間にぼっ発した相続問題など、一族やメイドたちのスキャンダル、ロマンス、陰謀が次々と巻き起こる。

というお話です。

 

 
ファイナルシーズンの最後から2年後。ダウントン・アビーには、相変わらずの日々が続いていた。そんなある日、英国王室からの手紙が届き、国王夫妻がダウントンアビーに来訪するという。
 
当主ロバートより、実権を担っているメアリーは、またお金がかかると心配し気が気ではない。それに、執事長のトーマスは合理的に進めるタイプで、今回の国王来訪には合わないようだった。仕方なくメアリーは、元執事のカーソンに助けを求め、彼が帰ってくることに。トーマスは気分を害し、休みを取ると言う始末。
 
 
国王の使用人たちが先に来訪し、ダウントン・アビーの使用人を追い出して、彼らのやり方でやると言い切ります。追い出されたクローリー家の使用人たちは怒り心頭。何とか仕返しをしてやろうと相談を始めます。そしてとうとう国王夫妻が訪れ、ダウントン・アビーでは、豪華な歓迎パーティーが開かれる。次女イーディスも戻り、クローリー家の人々はワクワクしていたが、ヴァイオレットだけは心配事を抱えていた。実は、女王の侍女のモードは従姉妹であり、一族の遺産相続に関して、揉めているのだった。会うのを避けてきたのだが、今度こそ、決着をつけなければと考えていた。それはモードの方も同じ気持ちだった。
 
国王夫妻の娘がダウントン・アビーの近くに嫁いでおり、夫妻は娘と会うのを楽しみにしていたが、娘夫婦にも問題があり…。
 
 
一方、メアリーは国王夫妻の来訪を完璧にするため、忙しく動いていた。色々な問題をクリアし、送り出すことは出来たものの、これからのダウントンアビーを維持して行くのは難しいと感じていたメアリーは…。あとは映画を観てくださいね。

 

私は、シリーズを全てではありませんが観ていたので、沢山の登場人物の立ち位置は分かっていました。なので、凄く楽しめたのですが、このシリーズ、登場人物が多いので、人物相関図を確認してから観た方が良いと思います。でないと、これ誰?誰と誰が結婚してるの?みたいな状態になるので、楽しめないかもしれません。相関図さえ見ておけば、映画の中で何が起こっているのかわかります。
 
 
シリーズを全部を観た方が良いと言う方もいますが、そりゃ、観ないより観た方が良いに決まっています。でもね、シリーズ6作品、1シーズンに10話ほどあるのに、全て観ろとは言えません。暇な方なら良いけど、みんな、仕事をして、自分の生活があるでしょ。そんな中で、映画を楽しんで欲しいと思っているので、映画だけで楽しめる方法を、私は伝えますね。
 
まず、ダウントン・アビーというのは、場所の名前です。その土地に建つ大きなお城に住む貴族のお話です。映画の時期は、第一次世界大戦が終わって、安定している時期です。日本で言えば、大正くらいかな。女性に何の権利も無かった時代から始まり、映画の頃には、女性にも権利が生じてきています。
 
 
クローリー家の長女メアリーは、ダウントンを受け継ぐべく、奮闘しているところ。夫はレーサーで忙しそうだけど、愛し合っています。メアリーの祖母ヴァイオレットは、ずっとその土地を守り、強く生きてきた女性です。ゴッドマザーですね。そんな彼らの城に、国王夫妻が来るという大変な事が起きて、みんな大騒ぎ。失敗はあってはならないあので、その緊張感たるや、凄いものでした。
 
使用人たちが怒って、復讐するとこは面白かったなぁ。まぁ、とんでもない事をするので、お楽しみにね。その副産物?で、トーマスが徳をしてます。ここも笑ったよ。一時、危なかったのですが、ある方が助けてくれます。うーん、良かったよ。
 

 

この映画を見ると、国王だって、貴族だって、使用人だって、それぞれに同じような悩みがあるんです。身分は違うかも知れませんが、同じことで悩み、未来を夢見ることで道を切り開いていくんです。それが、今回は、2時間でキッチリ表現されていて、良かったなぁ。

 

私、TVで観ていた時、吹替版だったので、ちょっと不満だったんです。でも、映画は字幕版なので、ちゃんと本当の人物の声が聞けて、嬉しかったな。私は、出来るだけ字幕版派なんです。アニメとかなら良いけど、実写は、やっぱり骨格から出てくる声=音なので、出来れば、その人の声で聴きたいんです。

 

 

まぁ、そんなこんなで、ダウントン・アビーの劇場版、とても良く出来ていました。何度も言いますが、TVシリーズを観ていた方が面白いとは思います。でも、映画を最初に観て、興味を持ったらシリーズを観ていくっていうのも面白いと思います。未来が判っている訳だから、過去作品を観て、”君はそんなことを言っているけど、変わるんだぞ~!”なんて楽しみながら観ることが出来ます。ダウントン・アビーの神になった感じがするでしょ。(笑)それに、このシリーズ、「アイアンマン3」で、トニーの運転手のハッピーが大好きなドラマとして名前が出てきます。ハッピーはスパイダーマンでも活躍しているから、それ繋がりでも、ぜひ、観て欲しいな。

 

ああー、面白くて好きな作品だったので、感想が長くなっちゃった。ごめんなさい。そろそろ締めますね。

 

 

私は、この作品、超!超!お薦めしたいと思います。本当に面白いし、イギリス貴族の古い調度品などが所狭しと並んでいるし、衣装もステキです。あのゴテゴテしたお姫様ドレスから、ドレッシーな雰囲気のドレスに変わる時代で、モダンで女性の美しさを表現するような衣装で、私はとっても好きなんです。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

P.S : auビデオパスなどで、ダウントン・アビーのTVシリーズは無料で観れますよ。他の配信サイトでも観れるんじゃないかな。お正月にお時間が取れたら、少し、観てみてください。シーズン1だけでも良いと思います。

 

 

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