「”隠れビッチやってました。」ムカつく女でしたが、こんな人間もいるのだと考えさせられました。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「”隠れビッチ”やってました。」を観てきました。

 

ストーリーは、

異性からモテ続けることで承認欲求を満たしてきた女性ひろみは、相手の気持ちだけをもてあそびながら体の関係は断るというゲームのようなやり口で恋愛を楽しんでいた。そんな彼女の様子に、ルームメイトであるバイセクシャルの晃と恋愛に失敗してばかりの親友・彩は驚きを隠せずにいた。見た目は清楚だが計算し尽くした言動で男を落とすハンターぶりから、彩は彼女を「隠れビッチ」と名付ける。そんなある日、職場に気になる男性が現れたことで初めて自分の本音と向き合うことになったひろみは、晃からの叱咤を受け、「自分に必要なもの」を探し始めるが・・・。

というお話です。

 

 
異性にモテることで生きる喜びを得ているひろみ。清純そうな服装を着て、媚びるような仕草で男を落とし、”好き”と言わせることで満足して、男を振るという事を繰り返している。
 
そんなひろみを、シェアハウスしている友人のコジと彩は、男を引っ掛けては振るなんて”ビッチ”なことは止めろというのだが、生きがいだから仕方がないし、身体を許している訳ではないので、”ヤリマン”じゃないもんと言い放つ。すると彩が、それなら”隠れビッチ”だと宏美の事を呼び始める。
 
 
普段はデパートのケーキ売り場でアルバイトをしているが、本当はイラストの仕事をしたいと思っていた。ある日、余ったケーキを捨てることに躊躇していると、売り場担当社員の三沢さんがこっそりと、どこかの店舗と取り替えたらどうですかと言ってくれる。直ぐに売り場の中を探すと、シュウマイ売場の人と取り替えることが出来た。その売り場の安藤は、捨てるはずのシュウマイにも、”美味しく食べて貰うんだよ。”と声をかけている優しい人で、ひろみはどうしても落としたくなってしまう。
 
待ち伏せなどして安藤との距離が近づき、付き合う事になるのだが、ひろみは本性をさらけ出せず、今までと同じように好かれるような事ばかり言ってしまう。しかし、本気で好きになってきたひろみは自分を変えようと、好きなイラストを勉強しようかと行動し始めるのだが・・・。後は、映画を観てくださいね。
 

 

うーん、観ていて気分が悪くなる映画でした。同じ同性として、許したくないような女が主人公だったので、冷静に観るようにと自分を抑えるのが大変でした。マジで、主人公のひろみはクズなんです。あらすじには書きませんでしたが、こんなクズになってしまった理由に、父親にDVを受けていたという過去があるのですが、DVを受けたからって、誰もがクズになる訳じゃないからね。真面目な人もいるからね。一緒にしてはいけません。

 

男に媚びを売りまくり、昔でいう”アッシー”や”メッシー”でしたっけ、そんな男を作って、都合よく使うという女。これは女の友達は出来ませんよね。天敵ですもん。された方の気持ちを、全く想像出来ていないんです。一人の人間として社会で生きるなら、相手の気持ちを考えるという作業をしなければなりません。想像力が必要なんです。それが出来ていない人間が最近は多くて、本当に困ります。

 

 

シェアハウスしている友人は、そんな事を続けてはいけないと何度も言うのですが、全く聞く耳を持ちません。もー、ここら辺でイライラしてしまいました。マジでクソ女だなっ!で、本当に申し訳ないのですが、主人公のひろみ役の方、美人じゃないんですよ。目と鼻の半分辺りまでは綺麗なのですが、鼻の孔が大きくて、口が下品なんです。なので、モテるとは到底思えないのですが、まぁ、美しいからモテる訳ではないんですよね。連続殺人犯の木嶋も、太っていてブスだったのにあれ程モテたのだから、やっぱりモテる為の仕草や計算が上手い人がモテるのかな。でも、美しい人にやって欲しかった。それならビッチでも許せるもん。

 

 

そうそう、顔だけじゃなく、本性も凄いブスでした。酒乱で、趣味が鼻ほじりで、自分には甘くて人には完璧を求めるんです。映画の中で、牛乳を買ってきてと頼んだのに、忘れてきた男性に狂ったように怒りをぶちまけるんです。それに仕事で遅くなると言われたら、料理を作ったのに、私の事を思っていないと言い放ち、料理を全て捨てるんです。もう、ビッチという以上に、精神的に病んでいますよね。自分が絶対の権力者のようになってしまうんです。ちょっと見ていて驚きました。普通なら、これ、家族が病院に連れて行って、カウンセリングを受けさせないといけないと思いました。だって、暴力も振るうんですよ。ダメでしょ。

 

 

スミマセン、なんか、観ていて、凄くムカついてしまって、イライラしたので文句を書いてしまいました。でも、この映画、こういう文句を言わせるための映画なのかなと後から思いました。嫌われる女を描いて、そんな女でも、少しづつ成長するんだということを描きたかったのかなと思います。いやぁ、でも、私は、こういう女性とは関わりたくないですね。

 

 

私はこの映画、お薦めしたいと思います。面白い映画だとは思いました。でもね、同性の方は、きっとムカつくと思います。言っていることはめちゃくちゃだし、凄く偉そうだし、誰の言葉も聞かないし、文句を書き連ねたら、いくらでも出てきそうですが、そんな人間でも、生きて行こうと成長して行くのだという事が描かれているので、考えさせられると思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

“隠れビッチ“やってました。|映画情報のぴあ映画生活