「任侠学園」を観てきました。
ストーリーは、
義理と人情に厚すぎるヤクザ・阿岐本組。社会奉仕に目のない組長は次から次へと厄介事を引き受けてしまい、ナンー2の日村はいつも振り回されてばかりだった。そんな彼らが、今度は経営不振の高校の建て直しに協力することに。学校には嫌な思い出しかない日村は子分たちを連れて仕方なく学園へ向かうが、そこで彼らを待ち受けていたのは、無気力・無関心な高校生と事なかれ主義の先生たちだった。
という内容です。
楽しくて、面白い映画でした。でも、私はちょっと物足りなかったかな。コメディとヤクザの組み合わせは面白いだろうなぁと思っていたのですが、ストーリーがとてもファミリー的というか、子供向けというか、ちょっと拍子抜けという感じでした。
折角、ヤクザという職業なのに、職業の利点を一切活かしてないんですよねぇ。まぁ、暴対法もあるし、出来ないのかもしれないけど、でも、これだけ良い人たちでは、隣のシマから攻め入ってこられたら、直ぐにやられちゃいそうでしたよ。裏設定で、凄く強いのかもしれませんが、強い人は何処にでもいるからねぇ。
でも、凄く不思議だったのは、阿岐本組のお金事情です。こんなに儲からないって言っている仕事をいくつも続けている訳でしょ。それに目立った裏商売のような事もしてそうにないのに、簡単に手打ちをする為に2000万円も直ぐに用意が出来るんです。組長は何か為替取引とかのエキスパートとかなのかしら。それとも、表向きのまっとうな会社の社長とかって顔もあるのかしら。不思議よねぇ。
学生は、普通の感じで良かったです。葵さん、葉山さん、桜井さんという若手の俳優も出ていて、今回は、結構、上手いなぁと思いました。それぞれに事情を抱えていたりして、特に桜井さんは父親が悪役なので、その複雑な心情を良く表せていたと思います。こういうメイクだと、高校生らしくて、可愛いですね。これからが楽しみです。
西島さんと西田さんは、相変わらず上手いですね。面白いし、笑ってしまいました。伊藤さん、池田さん、佐野さん、前田さんが下っ端で頑張っていました。私、池田さんが好きで、彼の舞台も良く観に行っていたのですが、最近はTVの方が忙しいのかな。舞台の話が無いようなので、ちょっと寂しいです。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。全体的に、誰が観ても問題なく観れるようなコメディ映画だと思います。私は、ヤクザという事で、凄い戦いを期待しちゃったが悪かったのだと思いますが、楽しくて笑える中に、ちょっと渋いヤクザ道のようなものがあったら、面白かっただろうなぁと思いました。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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