「ハッピー・デス・デイ 2U」ちょっとこれマジヤバイ!マジで面白いんだけど。前作観てから観てね。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ハッピー・デス・デイ 2U」を観てきました。

 

ストーリーは、

誕生日の繰り返しから抜け出して翌日を迎えたツリーは、恋人のカーターと充実した生活を送ろうとしていた。しかし、今度はカーターのルームメイトのライアンがタイムループに巻き込まれ、謎の殺人鬼に狙われてしまう。やがて、すべての原因が、ある研究に関係していることに気づいた3人だったが、そこで再びツリーの身にもタイムループが起こり、またしても誕生日の朝に戻ってしまう。ところが、そこは元の世界と微妙に異なったパラレルワールドで・・・。

というお話です。

 

 

前作で誕生日の繰り返しから抜け出すことが出来て、翌日を迎えたツリーは、恋人となったカーターと幸せな時間を過ごせると思っていた。しかし、二人がこれからという時、部屋に入ってきたライアンが、不思議な事を話し出す。デジャブを見ているようだと。デジャブという言葉に反応したツリーは、ライアンに詳しい話をするように言うと、ライアンがマスクをかぶった奴に殺されて、目が覚めたというのだった。

 

 

ライアンは、誕生日を繰り返した自分と同じだと気が付いたツリーは、ライアンを殺そうとしている人間を捕まえるしかないと思い、計画を練って犯人を捕まえることに成功するが、マスクを取ると、そこにはもう一人のライアンが。何故自分が自分を殺そうとしたのかと問いただすと、ライアンが大学で研究している量子力学の実験の影響で時空が曲がってしまい、並行時空にもう一人のライアンがズレてきてしまったらしい。物理の原理で、同じものが同一空間に存在するとバタフライ効果で宇宙が崩壊してしまうと思ったもう一人のライアンが、ライアンを殺そうとしたのだった。

 

 

これは大問題だと気が付いたライアンと仲間たちは、再度、”シシー”と名付けた量子冷却反応装置を起動します。すると、爆発が起こり、ツリーは目を覚まします、カーターの部屋のベッドで自分の誕生日の朝に・・・。また戻っちゃったぁ~!と動揺するツリーですが、既に経験したことだから、またヤッてやると出かけますが、おかしなことに、前回とは様子違っています。

 

前回の犯人だった子を問い詰めると、そんな事考えてないと言うし、同寮のダニエルは、何故かカーターと付き合っているし、そして・・・。前回とは状況が違う事で、ツリーは自分が別の次元にスライドしてしまった事に気が付きます。元の世界に戻らなければと思ったシシーは、大学でライアンを探し、”シシー”を稼働させて次元を戻して欲しいと頼みます。ライアンは何通りもの計算をして正解を導かないと”シシー”が動かない事を伝えます。誕生日のループは1日なので、悩むツリーでしたが、カーターがある提案をして、その問題を解決。ツリーは何度も死ぬハメに陥ります。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、やっぱりマジで面白いです。2作目って、大体が失速するのに、この映画は盛り上がってますよ。いやぁ、何で大騒ぎにならないんだろう。こんなに面白いのに、上映館が少なすぎるんですよ。マジで良く出来てる話なんです。まぁ、今回は、量子力学とか、平行宇宙とか、時空転移などの話が出てくるので、SFの観点から行くと、”オイオイ端折りすぎ”とか、”そこの部分を無視しちゃうのねっ”て部分はあるのですが、そんな大雑把にいい加減にしている部分を差し引いても、十二分に楽しめる作品です。

 

今回もツリーが主人公なのですが、まぁ、楽しんでやってるという感じで、観ているこちらも大笑いしてしまいました。だってねぇ、どうしても何度も死ななければならない展開になるのですが、殺されると痛いから、楽な死に方を自分ですればいいって事で、何度も自殺をするんです。それも、毎度違う方法で楽しんでやるのですが、笑ったなぁ。良く、こんな事考えましたね。素晴らしいです。

 

 

ちょっと問題だなと思ったのは、何度も死ぬと、身体がボロボロになって、これで死んでいないのが不思議っていう身体になっているらしいんです。それでもへっちゃらで、敵と戦い、友達を助けてと、大活躍するんです。大学生なのに、身体が死体と同じって、これからどうやって生きて行くのよ。本当に大丈夫なのかしら。既に死体と同じ状態の身体だと、腐敗したり、ガンが発生したりって無いのかしら。うーん、心配だわ。まぁ、映画だからイイけどね。

 

前回には、ツリーが悪い事ばかりしていて、”バチ”が当たって、悔い改めるまで前に進めないという事なのかなって思っていたのですが、今回は、一転、ちゃんと科学的に全ての辻褄を合わせてしまう所が凄いでしょ。あり得る、あり得ないの問題ではなく、ちゃんと2作品で、誰もが納得出来るような結末を用意出来ているところが素晴らしいでしょ。

 

 

適当に次回作も作るかもって感じのラストにしておいて、そのまま放置してしまう映画に比べたら、本当に大したもんです。映画って、こうあるべきなんですよ。正しい着地点に着地させて、結末をつけて、それでも人気がある場合は、そこから考えれば良いのに、つい、金儲けを考えて、汚い終わり方をしているから、みんなにソッポを向かれるのよ。

 

そうそう、主人公の成長も見ものです。外から見ると、たった1日なんだけど、ツリーにとっては、それが何日も続いている訳だから、同じことを何度も経験して、相手の気持ちを考えるようになって、そして人助けをするほどまでに、人間的な成長を遂げるんです。性格が悪くてビッチなツリーだったのに、明るくておバカだけど優しい女性のツリーに生まれ変わるんです。周りから見ると、たった1日なのにね。ちょっと、今までにないような主人公で、好きになりました。

 

 

私は、この映画、超!超!超!お薦めしたいと思います。これは、ぜひ、1作目と合わせて観てください。でないと、面白さが半減です。マジでこの映画、私の中ではトップかもしれません。他の映画は、もう、大体解っているから、このとんでもない展開を仕掛けてくる映画は、サイコーなんです。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

ハッピー・デス・デイ 2U|映画情報のぴあ映画生活

 

 

 

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