「神と共に 第二章 因と縁」過去に何があったとしても、罪を償えば蘇ることが出来るのかもしれない。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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「神と共に 第二章 因と縁」を観てきました。

 

ストーリーは、

1000年間で48人の死者を転生させた冥界の使者ヘウォンメクとドクチュン、カンニムは、あと1人を転生させれば自分たちも新しい生を得ることができる。カンニムは怨霊だったジャホンの弟スホンを、最後の裁判を受ける貴人に決める。本来なら怨霊は消滅させなければならないが、閻魔大王はある条件と引き換えにカンニムの提案を受け入れる。その条件は、ソンジュ神に守られて冥界からの使者をことごとく追い払ってしまう老人チュンサムを冥界に連れてくること。下界に降りた彼らは、ソンジュ神から驚くべき真実を知らされる。

というお話です。

 

 

第一章で48人目の死者・ジャホンを転生させた冥界の使者、カンニム、ヘウォンメク、ドクチュン。あと一人を転生させれば、自分たちも転生させてもらえることになった。怨霊だったジャホンの弟スホンは、何故か怨霊だったのに貴人であることが判り、カンニムはスホンを裁判を受けさせようと閻魔大王に申し出るが、怨霊だったスホンは消滅させるようにと言われてしまう。しかし、何故かカンニムは自分の首をかけてでもスホンに裁判を受けさせたいと頼み込み、閻魔大王はある条件と引き換えにその申し出を受けて、スホンをに地獄の裁判を受けさせる。

 

閻魔大王は、スホンに裁判を受けさせる代わりに、ある老人の命を連れてくるようにとカンニム、ヘウォンメク、ドクチュンに命令する。その老人・チュンサムは既に死ぬ運命だったのだが、何故かソンジュ神が守っており、地獄の裁判官が連れに行くと、ソンジュ神に遣られて帰ってきてしまうのだった。カンニムはスホンの付き添いとして裁判の場所まで彼を守る任務に就き、ヘウォンメクとドクチュンは、下界の降りて、ソンジュ神が守っているという老人・チュンサムの元に赴く。

 

 

ソンジュ神は、チュンサムが亡くなると一人になってしまう孫息子のヒョンドンが不憫で、孫が小学校に上がるまで、チュンサムを活かしておいてやって欲しいと二人の使者に頼み込むのだった。入学式までなら、与えられた猶予期間内なので、戦うよりも穏便に済ませた方が良いと考え、それまで待ってやるとソンジュに約束する。そして期限まで、その場所にソンジュ神とチュンサム、孫と一緒に滞在することにする。

 

ソンジュ神は、ヘウォンメクとドクチュンを見て、過去を消されたんだなとつぶやき、二人の過去を知っているようだった。ヘウォンメクは、自分の過去を知りたいという思いが大きくなり、チュンサムの命を待ってやる代わりに、自分たちの過去を教えて欲しいと頼み込む。すると、ソンジュ神は、静かに二人の過去を語り始めるのだった。すると、カンニム、ヘウォンメク、ドクチュンは、過去の因縁があり、使者として復活することになってしまったことが、少しづつだが明らかになって行く。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

前作で、怨霊として暴れたスホンが貴人であることが判り、過去の記憶を無くさずに持っていたカンニムが、スホンが巻き込まれた事件が、過去に自分が関わった事件に似ている事に気が付き、スホンの事件を解決することで、自分自身が過去に負った罪を償おうと、閻魔大王に頼んで、裁判を受けさせようとするというお話でした。

 

題名通り、カンニム、ヘウォンメク、ドクチュンには縁があり、そこには1000年間、地獄の使者として働いても償えないほどの因縁が残っていたということが、段々と解ってきます。カンニムのみは、過去の記憶が消されていないのですが、ヘウォンメクとドクチュンは、何故か記憶が消されています。その違いは、ある理由があり、それは、映画を観てくださいね。ちょっと感動するお話でした。

 

 

ソンジュ神という新しいキャラクターが出てくるのですが、彼は、その昔、閻魔大王に使えていた人物であり、今は、何故か、老人の守り神となって、下界に降りています。本当は、やってはいけない事ですが、老人を死なせない為に、チュンサムの元に魂を取りに来る使者を戦って追い払い、孫のヒョンドンを一緒に育てているんですよ。

 

ソンジュ神は、わざわざ、現世に実存化して、ヒョンドンの叔父として生活をしているのですが、チュンサムの魂を持ち帰る期限が来るまで、ヘウォンメクとドクチュンまで、現世に姿を現して、生活をするようになります。普通のホームドラマみたいな場面が続き、地獄の風景とは打って変わって、楽しめるんですよ。

 

 

それに対し、カンニムは、スホンを連れて、地獄の裁判を受けさせるべく、地獄の難関を渡って行くのですが、凄いCGで、次から次へと、恐ろしい敵が現れて、向ってくるんです。亡者はこれまでも出てきたのですが、スホンが恐いモノを想像すると、その通りのモノが出て来て、ジェラシックパークのラプトルやティラノが襲ってきて、笑ってしまいました。まるっきりパクリなのですが、ここまで出来るという事は、許可を取っているのかなと思いました。だって、モササウルスの映像とか、ジェラシックパークそのものでしたもん。面白かった。

 

 

それにしても、使者3人の過去が、こんな風に絡まっていて、感動的だとは思いませんでした。今作では、半分ほど、彼らの過去の出来事が描かれているのですが、いつの時代にも、同じような因縁が起こっており、それは人間の原罪である嫉妬や妬みが狂わせているんだなという事が描かれていました。人間には感情があるので、どうしても止めることが出来ない事が出てくるんです。仕方ないですね。でも、いつの日か、それが償う事が出来たなら、やっぱり転生が出来るようになるのかも知れません。うん、感動しました。

 

有名俳優が多々出演していて、楽しかったです。スケールの大きな作品で、第1章も2章も、最初から最後まで楽しめて、良かったです。地獄のお話がメインで、韓国でも、地獄とか閻魔大王とか、そういうお話があるんだなという事を知りました。閻魔大王がいて、地獄の門で裁定を下されて、どの地獄に行くのか決められるなんて、日本だけのお話かと思ってました。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。超を付けても良いけど、第一章と第二章を合わせて、超!を付けたいと思います。一つだけだと話しが解からないので、両方を合わせて、超!お薦めにしたいと思います。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

神と共に 第二章:因と縁|映画情報のぴあ映画生活