「ザ・ファブル」を観てきました。
ストーリーは、
超人的な戦闘能力を持つ伝説の殺し屋ファブルは、育ての親であるボスから、1年間殺し屋を休業して普通の人間として生活するよう命じられる。もし誰かを殺したらボスによって処分されてしまうという厳しい条件の中、「佐藤アキラ」という偽名と、相棒ヨウコと兄妹という設定を与えられ、大阪で暮らしはじめたファブルは、生まれて初めての日常生活に悪戦苦闘。そんな中、偶然知り合った女性ミサキがある事件に巻き込まれたことから、ファブルは再び裏社会に乗り込んでいく。
というお話です。
この映画、面白かったです。私は原作を読んでいないのですが、この映画を観て、原作を読んでみようかと思いました。殺し屋なのに、殺しちゃいけないっていう設定が面白いですね。もう、そこで殺しちゃおうよっていう場面でも、絶対に殺さないから、ちょっとスカッと外した感じがするのですが、その後に、誰かがちゃんと後始末を付けるので、スッキリするんです。テンポも良いし、楽しくて、観ている間、ずっとワクワクしていました。
話としては、そんなに難しい事はありません。単純に超人的な殺し屋が1年間休めって言われて、普通の生活をしようとするんだけど、何故か周りに胡散臭い奴がウロウロして、自分に良くしてくれた人に危機が迫るから、それを助けるってだけなんです。単純で解りやすいでしょ。でも、これが面白いのよ。これは、キャラクターに魅力があるんでしょうね。原作が面白いのだと思うけど、それを完璧に再現出来ている、主人公の岡田さんや、相棒の木村さんの上手さだろうなぁ。
特に、岡田さん、今回は本当に素敵で楽しくて、超魅力的でした。あの濃くて真面目そうな顔で、アホな事をしてくれるのが、もう、タマらんって感じでした。私が好きなのは、猫舌なところと、サンマを頭から丸かじりしている場面が、まるで”お魚くわえたドラ猫”って感じで、可愛いんですよ。もう、何してんのこの子ネコちゃ~ん!って、頭をギュギューってしたくなりました。
ファブルの相手役も凄い人ぞろいでしたね。安田さん、柳楽さん、向井さん、福士さん、など、誰もが主役を張れる人がそろっていて、そりゃ、見応えがありますよ。上手いしハズしませんもん。その上、ボスに佐藤さん、ファブルが好きなお笑い芸人に宮川さん、他にも六角さんや光石さん、佐藤二朗さん、などが出演されていて、本当に豪華でした。それだけ有名な人が出ているってことは、面白いに決まってんでしょ。
それからアクションも素晴らしかったですね。岡田さん、自分で全てを演じられたそうで、怪我とか大丈夫だったのかしら。動きが早すぎて、全部観れていないかも知れないけど、それでも凄いって解りました。これ動体視力が良くないと、全部の動きって分からないですよね。一気に何人もの敵を撃って、それも殺さない程度の場所に当てるって、そんなの普通の人の動体視力で見分けられないっすよ。いやぁ、驚きました。ハリウッドのアクションに負けてないです。日本人俳優はここまで出来るんだぜって見せてやりたいくらいです。
なんか、ほめる言葉しか出てこないんです。何処か粗を見つけたいのに、もう、私、面白くて、好きになっちゃって、悪い所が見つけられません。ごめんね。エンタメとして最高の作品だと思いました。
私は、この映画、超!超!お薦めしたいと思います。これは、続編を観たいですね。岡田さんは大変だろうけど、でも、やって欲しい。彼が若い内にぜひぜひやって欲しいです。そんな凄い作品を、ぜひ観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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